IT家訓をつくろう!!

NPO法人ファザーリング・ジャパンのFitプロジェクトの活動記録のブログです。
(Fitプロジェクトとは、Family IT の略で、家族とITの“ちょうどいい”関係づくりをお手伝いすることを目的として活動しております。)

LINEの既読機能の心配(続き)

前回のブログについて、

Fitプロジェクトメンバーで、かつ、NPO法人子どもとメディアの専務理事として活動されている、
古野さんから以下のようにコメントいただきました。

学校向けの活動もされており、現場に近い方の声だけに、危機感があります。



LINEについては、今、高校を中心に大問題なっています。
高校からの依頼ではほとんど、中学からの依頼でも、名指しされることが増えてきてます。

LINEにの問題点は、データを抜かれること、
LINE PlayやLINE用掲示板でIDを晒し、
不特定多数との出会いの場になっていること、
(それに伴って出会い系事件が起きている)
画像が相手はダウンロードできるのに、こちらは消そうと思っても消せないので、
不用意に画像、動画等が流出すること
なども確かに問題ですが、
荒木さんがご指摘になっている点のほうが大きな問題です。

高校で先生方が言われるのが、
LINEに嵌ってしまって、勉強に手が付かない、授業中に居眠りする子が多数いる
という問題が1番です。
原因は、トークの即時性と既読マークです。
高校生のアンケートでも、「既読ウザイ」と書かれています。
おそらく、依存症と言って良い状態の子が2012年から多数発生していると思われます。

もう一つ深刻なのは、「LINEは人間関係が『みえる化』される」ということです。
・誰が友達リストに入っているか
・誰とどういう会話をしたか
・どんなグループを作っているか
・そのグループでどういう会話が行われているか
このようなことが、過去の履歴に渡って、記録として残ることです。

LINEは履歴が一括してしか消せませんし、相手の履歴までは消えません。

言うなら、恋人との付き合い始めから、盛り上がっている時期、盛り下がって別れに至るまでの歴史が、克明に残ることになります。
しかも、自分がそれを消しても、相手のそれは消えず、新しい恋人といちゃつきながら、それを見られることになるのです。
(この話をすれば、LINEのもう一つのリスクに大抵ピンと来てもらえます)

また、メールアドレスとパスワードがわかれば、
パソコンや自分のスマホから、人の過去の会話履歴をすべて覗くことができます。

「私とはこんなことしか語らないのに、この人とはこんなことまで語っている」
「私が見てないところで、こんな悪口言っている」
といった嫉妬や恨みが発生しやすい環境です。

同調圧力も強いです。

グループトークなどでは、ちょっとした行き違いで、
一斉に仲間外れにされ、ショックで不登校になった子もいます。

もともと人間関係に過敏な、中高生がLINEによって、
さらに過敏性が増し、トラブルが多発する結果になっています。

commは、個人情報の漏えいについては、非常にゆるく、
他のメッセ―ンジャー系アプリも多数出てきているので、
荒木さんご指摘のように、
「LINEだけの問題ではない」
という話をすることは重要です。



こういうお話を聞くと、
『LINE恐いなぁ。やっぱり、子どもにはLINEさせないようにしなきゃ』

って思いがちですが、
それでは、何の解決にもなりません。

というのも、LINEでなくても、同じような危険性は他のアプリでいくらでもありますからね。




まぁ、既読機能だけの話なら、
既読にならないようにメッセージを読む方法みたいなものも紹介されていることから、

案外、子どもたちはうまいことやっているような気もしますけどね。


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やっぱり、本当のところ、子ども達はどう思っているのか直接聞きたいなぁ。

ということで、今度は、子ども自身にIT家訓を作ってもらう機会を作っていきたいと思います。





 

IT家訓講座@川崎市麻生区 ~LINEが心配??~


先週の土曜日(1月26日)に、川崎市麻生区の子ども支援室にお呼びいただき、40名ほどのパパ・ママ向けにIT家訓講座を実施してきました。

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お子さんの年齢が、中学生や高校生の方もおられ年齢層が今までより高めで、始めはちょっとどうなるかなぁ、と不安ではございましたが、

ワールド・カフェも盛り上がり、
「ITはツール。使われるのではなく、主体的に使わなければ」
「ITの使い方は子どもに教えてもらう、という気持ちでいく必要があるな」

など、こちらが伝えたいと思っていることが自然と話されており、よかったです。

↓ワールド・カフェの様子
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で、いろいろと話を聞いていると、みなさん共通の話題がありました。

そう、最近、会員数が1億人を突破した『LINE』です。

今回の参加者の子どもの年齢が、ある程度高かったので、おそらくLINEは気になってるんだろうな、と思い、以下のようなスライドを入れておいたのですが、

LINEを使ったことのある人が、40人中1人しかいなかったこともあり、うまく伝わらず、参加者のみなさんの不安を解消するまでには至らなかったです。(反省)

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おそらく、LINEが何かまったく分からないうえ、

”個人情報が抜かれる”
”出会い系のように犯罪に巻き込まれる”

といった話をどこかで聞いて、
不安になられているのだろうと思います。

まぁ、個人情報を抜かれるのは間違っていないし、
出会い系サイトのように使われることもあるのですが、

これって、LINEだけじゃなくて、今までのサービスでも
同じような問題いくらでもあるんですよね。


今回の講座では、

LINEに限定した使い方などを子どもに伝えることは難しいし、あまり意味がないので結局はネット上でどういった行動をとるべきか、ということを家族で話すしかない。

たとえば、最近、新聞やテレビで取り上げられ話題になっていた"iPhone18の約束"(原文はコチラの中にある、


Do not use this technology to lie, fool, or deceive another human being.   Do not involve yourself in conversations that are hurtful to others. Be a good friend first or stay the hell out of the crossfire. 
 (このテクノロジーを使って嘘をついたり、人を馬鹿にしたりしないこと。人を傷つけるような会話に参加しないこと。人のためになることを第一に考え、喧嘩に参加しないこと。)

 ・Do not text, email, or say anything through this device you would not say in person.
 (人に面と向かって言えないようなことをこの携帯を使ってSMSやメールでしないこと


こういったことを子どもとちゃんと話しをすることが重要なのではと、伝えました。

※ちなみに、この"iPhone18の約束"については、親が一方的に子どもにルールを与えているという点で好きではありませんが、中身は参考になるものもあるな、と思っています。




ただ、個人的にLINEで気になっている機能が1つあります。

それは、『「既読」がわかる』機能です。

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使っている方には、説明不要でしょうが、上記の画像のとおり、読んだら、その時間が相手にわかるんですね。


つまり、

”ごめん、今メール見た”

という、今まで誰もが使ったことがあるであろう言い訳ができないんですよね



この『既読』がわかる機能があることで、


多くの中高生が、

「読んだのに返信ないなんて、、アイツ最悪。。」

と相手に思われないように、読んだらあまり時間をあけずに返信を迫られているのでは、そして、いつの間にか、メール中毒のような状況に陥っているのではと思っています。

この辺りの感覚は、LINEを使いまくっている学生の意見を聞いてみたいものです。


なんせ、僕がLINEする相手は、妻しかおりませんので、、、、、、


ということで、LINEについては、個人情報や犯罪に巻き込まれるというリスクより、メール中毒と似たような、”LINE中毒”のリスクが高いのではないかな、と思っています。

この辺りへの対策については、これまでのメール中毒に対するノウハウが活きると思いますので、少し勉強してみたいと思います。


以上、川崎市麻生区でのIT家訓講座の様子でした。



IT家訓講座@立川市パパトーク

ブログ更新が滞っておりましたが、
昨年10月、11月と立川市(東京)でIT家訓講座を実施してきました。

立川市のイクメン講座のパパトーク、というパパ向けイベントです。


今回は、12名程度の同じメンバーで10月と11月に分けて計2回時間をいただいたので、
IT家訓”作成編”と、実際にIT家訓を使って考えてみる”実践編”をしてみました。

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1回目は、ワールド・カフェを中心としたIT家訓作成。
かなり盛り上がり、模造紙には様々な文字が。


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短い時間の中で、IT家訓も作成していただきました。

例えば、
「ITは良い・悪いではない。使いたい時に使いこなせるかどうか」
「ITの向こうにいるのは人。現実世界でも人に関わっていこう」

などなど。


今まで、子育てとITについて関連付けて考えていなかったけど、大事な話だなと感じた、という方もいらっしゃって、こちらの意図が伝わり嬉しかったです。


一方、この講座では”わかりやすい答え”、例えば、ゲームは何歳までは持たせない、とか、携帯のルールはこういう風に作ろう、といったようなことを提示しないので、

「大事なのは分かったけどじゃあ、どうすればいいんだー」と
モヤモヤした気持ちのまま終わった方もいらっしゃったようです。

けど、それはそれでいいと思っています。

変にわかりやすい答えを提示してしまうと、思考がストップしてしまい可能性もありますし、
まずは、問題意識を持っていただき、考えるきっかけだけでも持って帰っていただければと思っています。


ITとの付き合い方は家族それぞれでいいのです。

どっぷりのめり込んで、小学生のうちからプログラミングさせてもいいし、高校生まで携帯持たせなくてもいいし、
要は家族でちゃんと考え、話し合うことが大事だと思っています。



続けて、11月に行ったIT家訓実践編では、実際にありそうなケースを議論してみました。


具体的には、

①小2の長男がお年玉でDSを買いたいと言っている。仲のよい友達は既に持っていて、持っていないと一緒に遊べない、とのこと。どうしようか?

②小4の長女が塾に行くようになり帰りが遅くなることもあり、携帯を持たせようか考えている。
娘は、絶対スマホがいいと言い張っている。キッズケータイでいいと思うのだが、どうしたものか?

などです。


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各グループに分かれて議論していただいたのですが、
いいなぁ、と僕が感じた意見に、


「DSを子どもがほしい、と強く思っている時に、自分(親)が
心配していることを伝えた上で、自らルールを作らせてみたい」

というものです。


確かに、与えられたルールではなく、自分で考えたルール、というのはいいですね。
しかも、こういうのって「子どもがその気になってる時」なら、すんなり子ども自身が
作りそうですしね。


何だか、講師をしてはいるのですが、参加者のみなさんから
いろいろと勉強させていただきました。


講座後、参加者のみなさんと軽く懇親会にも行かせていただき、
いろいろとパパ談義もできてよかったです。

やっぱり、父親同士が育児についてしゃべる場所があるっていうのはいいですね。


立川市さん、イクメン講座これからも継続してください。
陰ながら応援しています!!


 

IT家訓講座@日本IBMシステムズ・エンジニアリング


こんにちは、PJリーダーの荒木です。

6月末に行った第3回勉強会の様子をアップできておりませんでしたが、

先日(9月5日)、日本IBMシステムズ・エンジニアリング株式会社の有志の勉強会で、『IT家訓講座』を初めて実施してまいりましたので、その様子をご報告させていただきます。 


今回のIT家訓講座の構成は、
以下のような感じ。


1.子どもの発達とIT機器
2.子どもと取り巻く現在のIT環境
3.親とIT機器の関係
4.ワールド・カフェ (←グループでの話し合い)
5.価値観の確認
6.IT家訓の作成

1~3までについて僕から30分ほどお話させていただき、その後1時間ほど、グループでの話し合いや価値観の確認、IT家訓作成といったワークをしていただくプログラムになっています。


まず、1~3までについて、

第8回ISE Park写真 003

(↑こんな感じでしゃべってました。合計14名の方が参加してくれました。)


1.子どもの発達とIT機器について

これは、第1回勉強会でやったことをまとめたような内容です。

ポイントとしては、

◇子どもの成長・思考には段階がある。
◇まだ、未発達な子どもたちがIT機器と出会うことで人とのコミュニケーション力が失われ、上手く段階を進めないことがある。
◇そうならないようにするにはITと子どもの関わりの間に、親や大人が介在し、IT機器と子どもの2人きりにしないことを心がける。

の3点です。

『コミュニケーション力が失われる』といった例には
子どもが無表情になる、という事例があります。


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↑イギリスの写真、Robbie Cooperによるゲーム中の子どもの表情
http://news.livedoor.com/article/detail/3924793/


かといって、子どもにテレビ一切見せないとか、ゲームをさせない等は、
現時的な方法ではない。

でも、まずは、子どもの発達段階によっては、大きな影響があることを知ることが大事。



2.子どもと取り巻く現在のIT環境 

これについては、今回、IBMグループの社員さん相手だったということもあり、
釈迦に説法的なところはございましたが、

◇スマホ・タブレットの普及により、乳幼児がIT機器と接触している

◇wi-fiスポットの普及によって、携帯キャリア等のフィルタリングでは、防げなくなってきている 

wi-fiについては、小学校5年生のうち、57%の子どもがwi-fiを利用したことがあるそうです。
日本PTA全国協議会調査より)



3.親とIT機器の関係について

ここで、子どもではなく、自分を振り返って、
そもそも、大人はIT機器を使いこなせているのか。


以下は、2009年の栃木県の川柳・標語コンテストの小学生の部1位となったものです。

『ママ聞いて メールするより わたしの話』


今は、メールだけでなく、facebook や twitterなどSNSを気にしている人も多く、改めて、親の使い方も考えないといけません。



こんな話を簡単に30分ほどさせていただいた後、
ワールド・カフェに入っていきます。


4.ワールド・カフェ


ワールド・カフェは、簡単にいうと、カフェでおしゃべりをしているように
リラックスしてグループで話し合う手法のことです。
 (詳しくはこちらのサイトをご参照ください)


今回のワールド・カフェでは、

1ラウンド目では、『自分の子どものころはどうだったろうか』
2ラウンド目では、『親になって悩むこと、悩みそうなこと』
3ラウンド目では、『問題が解決した場合の理想の状態』

について、模造紙にキーワードを書きつつ、話し合いっていただきました。


第8回ISE Park写真 010
↑ワールド・カフェの様子


話を聞いていると、
やはり、テレビやゲームについての話が中心で、

一定のルールは決めているものの、そのルールを
親の都合で変えてしまう、といった悩みや、

子どもには目的をもって主体的にITを使ってほしいな、
といった話など、


いろいろと話し合っていただきました。

(講座後、”自分が子どものとき、親はどう考えていたのだろうか”のほうが、話がつながりやすいかも、というご意見をいただいたので、次回はそうしようかな。)



5.価値観の確認

その後、少しITから離れて、自らの価値観の確認をしていただきました。

というのも、 家族のミッションに相当するIT家訓をつくるためには、改めて自分は何を大切にしているのか、というところを確認していただくことが重要なのです。

20120905 価値観スライド


プロジェクトメンバーで研修講師をされている八坂さんの手法をお借りして、参加者のみなさんに価値観を確認していただいた後、



6.IT家訓の作成


そして、ついに、IT家訓の作成です。

ワールド・カフェで出てきたキーワードや価値観などを参考にしつつ、以下の2つをポイントに作っていただきました。

◇家族全体の考える指針となるもの  (子どもだけが守るルールではない)

◇特定のITサービスに縛られない  (ITサービスは数年で変わっていく) 



で、一応みなさんに作っていただくために、プロジェクトメンバーで作成したIT家訓をご紹介。


『ITはパパ・ママと君たちの間にあるもの。
 一緒に学び、一緒に遊び、一緒に語ろう』
 
『IT使っても、使われるな』
 
『ITは知的好奇心の扉。ITに触れる時間以上に、
 知的好奇心を満たす実体験をする』




今回は、独身の方も多く、IT家訓まで作るのは難しいかなぁと考えていましたが、以下のようなIT家訓を作っていただきました。

『ITに触れないとITは理解できない。人に触れないと人は理解できない』
『情報は実態の補完である』
『シン(心・芯)をもって使い世界を広げよう』


ちょっと変わりどころでは、
『ITがママを遠ざけたら即没収』




初めてのIT家訓講座で、たどたどしいところが多々ありましたが、どうにか、一通りできました。


また、作っていただいたIT家訓では、実体験の重要性をしっかり認識した上で、主体的にITを使って可能性を広げよう、

といった趣旨のIT家訓が多く、伝えたいことはある程度伝わったかな、と思います。 



今後も、このIT家訓講座をブラッシュアップして、いろいろところで、開催していきたいと思いますので、ご興味がおありの方いらっしゃいましたら、お気軽に以下までご連絡ください。


連絡先:荒木 正太 shota68〔アット〕gmail.com  
    ※ 〔アット〕 を@に変更してご連絡ください。



では、また、10月、11月に別件でIT家訓講座を開催予定ですので、こちらについての様子も、後日ご紹介させていただきます。


第2回勉強会

こんにちは、PJリーダーの荒木です。
先月、5月19日(土)に、第2回勉強会を開催いたしました。



今回の講師は、小寺信良さん。

コラムニストであり、インターネットユーザ協会(MIAU)の代表理事などをされ、
IT業界の動向について詳しい方です。

また、小寺さんは、2児のパパでもあり、この日は娘さんといっしょにきていただきました。


今回、勉強になったことは、


子どもにインターネットの使い方を教えるのにITに詳しい必要はない

なぜなら、”ネットにあることは、現実世界にあること”、が基本なのだから、
ITに特化した何かを子どもに教える必要はない


ということです。


どうしても、”IT”と言われると、
何だか難しくてよくわからないなぁ、と思い、親が敬遠して、
子どもまかせになってしまいがちなのですが、

IT機器の使い方は難してくても、ネット上に広がっていることは、
我々が生活している現実世界とさほど変わらない、というスタンスで
のぞめばいいかもしれないです。

IT機器の使い方は、日進月歩で、どんどん新しい技術、新しい機器が出てくるので、
必要なだけ子どもに聞けばいいのです。


以下、勉強会の内容です。


■インターネットの使われ方

2nd1

・知識を広げる
 キーワード検索でなんでもわかる
   ⇒ネット以外の調査方法がおろそかに

  子どもたちが小さい頃からインターネットに触れるメリットはあるが、
  ネットに掲載されていることは、これまで、様々な方法で調査、研究された内容である。
  その過程をすっとばしてキーワード検索のみをしていると、ネット以外の調べ方がわからなくなる。

・人とつながる
 
もともと知ってる人(メール)、知らない人(SNS)、匿名の集団の中で会話
ネットで人とつながる方法にも階層がある。



■何が問題なのか
・不適切な情報を得る (誤った情報・常識の定着)
・悪い大人に利用される (淫行、暴行、金銭の搾取) 

かといって、ネットから遠ざけても、どのみち情報は友達経由で不正確な形でもたらせるので、
正しい情報を子どもに伝えることが大事。


以前は、インターネットへの接続方法は、PCか携帯くらいしかなかったが、
iPhoneを代表とするスマホの普及や、さまざまなところでwi-fi接続が可能になっており、
ゲーム機や音楽プレイヤーなどでもネット接続が可能。

wi-fi接続すると、フィルタリングが効かず、ある意味、携帯電話会社がしっかりと
管理している従来の携帯(フィーチャーフォン)が一番安全だったりする。



■小寺さんが提示する解決策

2nd2

・ルーターにフィルタリングをする (家庭内でのネットアクセス)
 こういった機能を持っている製品もあるが、まだ、あまり知られていない

・習慣的なペアレントコントロール
 うまくいった例として、インターネットを使うときは小さい頃からママの膝の上で
使わせていて、

⇒小さい端末だと親が覗き込めないので、子どもがインターネットを使うときは大きい端末
今なら タブレットやテレビでネットさせるのがよいだろう。

・教育に勝る解決策は今のところなし
 フィルタリングは、問題が起きてからそれに対応しているようなものなので、
 未知の問題については対応できない。
 そこをカバーするためには教育しかないだろう。



ネットに展開されているものは、現実社会にあるものをカスタマイズして抽象化しているだけ。
親がITに関する特別なことを勉強する必要はない。
よくあるのは、携帯教室なんか通って、難しいね、何かよくわからないねとなってしまう。

SNSの問題など、ソーシャルとは何なのかを親が理解していればよい。



結局、親としては”IT”だからといって、ビビらずに、今まで自分が経験してきたことなどをもとに
人間関係において大切なことや、社会でのマナーなどをインターネット上でもしっかり守る、
ということを子どもに伝えることが大切ですね。


ITの勉強会だったのに、
最終的には 、ITじゃなくて、親の人間性に行きついた気がします。



他にも、いろいろとタメになるお話ございましたが、長くなりましたのでこの辺で。


次回は、6月30日に第3回勉強会をします。
テーマは、第1回、第2回を踏まえて、我が家のIT家訓をつくってみよう!!です。


このブログをご覧になられて参加されたい方などいらっしゃいましたら、
荒木(shota68@gmail.com)までご連絡ください。


第1回 勉強会の模様

こんにちは、プロジェクトリーダーの荒木です。

アップが非常に遅くなってしまいましたが、4月20(金)にプロジェクト内での第1回勉強会を行いましたので、
簡単に模様をアップさせていただきます。

このプロジェクトでは現在、
まずはメンバー自身が、現在の子どもを取り巻くIT環境について勉強しようということで、
4月から各月1回、勉強会を開催しております。

 

で、その第1回目の勉強会のテーマは、「子どもの発達とIT機器」

幼稚園で園長をされているPJメンバーの栗原さんを講師に講義&ディスカッションを行いました。


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(↑ 講師の栗原さん)


内容を全ては記載できませんが、下記のような子どもの発達段階の基礎をみんなで学びました。


ITを使う子どもってはどんな状態でIT機器と出会っているのだろうか。

乳児期 0歳 ・愛着形成 情動調律
幼児期前期 1歳 ・基本的生活習慣の確立・
              安心した生活
2歳 ・独自性の主張・性別意識を持つ(観察学習)。
3歳 ・母子分離(関係の永続性)言葉の
発達・しつけの圧力期待との葛藤
幼児期後期 4歳 ・現実認識が高まる。
(2~3歳は想像の世界)
・自分の存在と向き合い始める
  ・嘘をつく子ども
5歳 ・合理的に表現・欲求不満に耐えることが可能に
・自分の感情をコントロールする事が可能に
・ルールの理解・課題意識の芽生え


講義の中で印象的だったのは、

2歳児などは、テレビを集中して見ているようにみえても、内容は全く理解できていない。
だから、子どもたちがずーっとテレビを見てるのは、単に光と音の刺激を受けているだけだとか。

その流れで、子どもの視界の狭さという話にもなり、
”child vision”という幼児の視野を体験できるものを紹介していただきました。

http://motor-school.jp/pdf/child_vision.pdf
 
(↑型紙なので、印刷して試してみてください)

実際に、上記のものをつけてみると、子どもって前しかみえてないんだなぁ、と実感できました。
それ、いろんなモノにぶつかるし、テレビみてたらそれしか見えなくなるんですね。




また、世界の物理的な法則を学習している0~2歳の時期に、
テレビやタブレットなどで抽象化したものを見続けることは、一般的な物理感覚を身につけることに影響がある。


など、さまざまな子どもの発達への影響について講義がありました。





講義後のディスカッションでは、


ゲーム好きのメンバーからでた、
[TVゲームはいつから子どもにやらせてもよいか?」
という質問に対して、

「サンタクロースが来なくなったら」
という、話がありました。

サンタクロースは子どもにとって、現実と想像のまざった最後の、存在であり、サンタクロースについて子どもが理解できたとき、子どもは現実世界とゲーム等の架空の世界の線引きをはっきり出来るようになったと言える、
とのことです。

何だか、わかりやすくてハラオチしましたね。

でも、サンタが来なくなるのは結構大きくなってからだから、それまでに子どもはゲーム欲しがるよなー、とも思ったり、、、



ただ、とは言っても料理をしているときや、どうしてもしんどい時などTV見せますよね、
授乳してるときくらいしかメールする時間ないのに、妻にそれをやめろとは、僕はよう言えないですよ、


と栗原さんに質問したところ、



発達の段階とIT機器の影響については、まずは知ることが大事。



理想を実践しようとして気負わなくてもよい。




そのかわり、子どもにテレビを見せて、待っててもらったあとは、その分思いっきり遊んであげようとか、
 
ゲームに夢中だった子どもが、ふとパパやママに”いっしょにあそぼ”と声をかけてきたら、
それを逃さずしっかり遊んであげるなど、少し意識するだけで子どもの発達への影響は大きく違ってくる。



実は栗原さんも大のITガジェット好きで、この日も発売したばかりのgalaxy noteを持っていたりするほど。


家にもタブレットや何やといろいろあって、発達への影響が気になりながらも
子どもに使わせることもよくあるのだとか。
けれだ、その分しっかり遊ぶことにされてるそうです。


また、勉強会に参加したメンバーの中の意見で共通しており参考になったのは、

スマフォやタブレットなどは、親のモノであることをはっきりと子どもに伝え、自由に使えないように保管
もしくは子どもが親に聞いてからしか使えないようにしているとのこと。

これ大事だなと思いました。


最近、iPadを子どもに奪われたとか言う話も聞きますが、やっぱり、それは大人のものであって、
そこの線引きをしっかりしておかないと、ズルズルといってしまいそうな気がします。




子どもの発達へのIT機器の影響となると、どうしても、否定的なことがメインになりがちで、
そんなこと分かってるけど、現実はできないよー、と避けてしまいそうになります。


けれども、親が知っているのと、知らないのでは大きく違います。




子どもの発達段階や影響を、まずは知る。



だからといって、IT機器などを排除するのではなく、生活の中で、そういったことを意識した上で、子どもと遊んだりしていけば、この時代でも楽しく健やかにやっていけるな、と感じました。


他にも、小学生の群れ遊びと社会性の話など、色々と興味深い話もありましたが、
このあたりまでとしたいとおもいます。


次回は、インターネットユーザ協会の小寺代表理事を講師に迎えた
第2回勉強会の模様をアップしたいと思います。


 

ご挨拶・プロジェクト概要

ブログをご覧いただきありがとうございます。


キッズITプロジェクト発起人の荒木と申します。
(↑プロジェクト名はまだ仮称。)


本プロジェクトは、NPOファザーリングジャパンの有志メンバーにより発足されたプロジェクトで
以下をビジョンとして掲げ、2012年3月に活動を開始いたしました。


《ビジョン》
「家族とITとの関わり方を“考える力”を親が身につける」

そのために、

親同士による
①子どもの発達や子どもを取り巻くIT環境を学ぶ場
②家族の幸せについて考えるきっかけ

を作り広げていきたいと考えております。




そして、学ぶ場、考えるきっかけを通して、私たちは

「我が家の”IT家訓”」

を提唱します。



携帯やゲームを単純に禁止することでは何も解決しないし、インターネットなどを使うことで広がる子どもの可能性があると考えています。


各家庭、それぞれにあったIT機器との関わり方を自ら考えることで、IT機器を『家族の味方』にしてほしい、

その関わり方の方針を”IT家訓”として、子どもだけに守らせるのではなく、親も含め、家族全体が共有し、
その方針にそってIT機器と関わることが重要だと考えています。


 ”IT家訓”のイメージは、○○しない、といった否定語ばかりでなく

 ・ゲームをするときはみんなで楽しく
 ・メールや電話をするときは、周りにいる人の気持ちも考える


みたいな感じかな、と考えております。


まぁ、内容は家によってそれぞれですし、我が家も今から勉強していく中で大きく変わっていくかもしれません。




こういったことを考えるに至ったのは、

僕には、現在2歳の息子がおりますが、2歳ですらiPhoneで1人でゲームを立ちあげて遊んだりしており、
いわゆるデジタルネイティブ世代の自分が父親となった今、単純に否定するだけでない、
子どもとIT機器との関わり方について真剣に考えたいと思ったことがきっかけでした。



本ブログでは、上記の活動記録や、講座等のご案内、また、関連情報の共有をしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。




 
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