Kids' English in 京都 -フォニックスって何?

小学生の英語学習についてのブログです。 特に、今注目されているフォニックス学習の事をしっかりと紹介します。 英語クラスの事、おススメの英語絵本、など小学生英語に関わる日々のブログです!

フォニックスって何?

 今日も京都は暑い暑い。もうすぐ祇園祭と思えばそれも京の夏の風物詩か、、。

さて、今回は、じわじわと注目されてきているフォニックス学習について書こうと思います。
フォニックスって一体なに?
ずばり、英語の文字(つづり)と音の関係性、ルール、の事です。あまりぴんと来ないかもしれませんが、我々の母国語である日本語は、文字というのは「あ」から「ん」までの50文字で構成されていますね。 とりあえずこの50文字を覚えて書けるようになれば、ひらがなの文章は読める訳です。

 しかし英語に関しては、いわゆるABC~で始まるアルファベットが Z まで26文字ありますが、これを覚えて書けるようになるだけでは、文章はおろか単語も読めないんですね。
例えば、ネコ、という単語は英語では CAT ですが、これを普通にアルファベットで読むと「シーエイティー」と読みます。 でもネコの英語は決して「シーエイティー」ではない。カタカナのフリガナは英語教育では×ですがここであえて書くと、ネコは「キャットゥッ」(うーん、どう書けばいいんだ、難しいなぁ。。)。

このからくりは、英語のアルファベットには、「名前」と「読み」というのがあって、例えば
1、C の名前読みは(name)「シー」、音読みは (sound) 「クッ」です。 
2、A のname は「エイ」、sound は「ア」です。 
3、T のname は「ティー」、sound は「トゥッ(軽く)」 

英語の単語の読みは、それぞれのアルファベットの持つを組み合わせて読みます。 
ですから、CAT は、それぞれの音を組み合わせ 「キャットゥッ」となります。
A からZ までそれぞれ音があるので、単語の読みはその音で構成されています。

以上のように、実は英語の読み書きって、最初がとても難しいんですね、英語を母国語に持つ子供達にとってもとても難しいのです。実は文字が読めない、という欧米人(大人で)けっこういるそうですよ。でも、このフォニックスのルールを覚えてしまうと、どんなに難しい、例えば学術書なんかも8割は読めるようになるらしいですよ。
日本語は、最初は簡単!でも後からカタカナや漢字が出て来て難しくなっていく。
構造がまるで違いますね。

日本の子供達への英語教育にもこのフォニックス学習を取り入れるべきではないか、と日本の文部省が動いていますね。大阪市なんかは、大阪市立小の1年生からの英語教育、特にフォニックスを取り入れる事を決定しましたね。
(あーでも、1年生から、は危険!!橋本さん、危険です。英語の音やリズムを十分にインプットしてから小学校3年生くらいからフォニックスを始めるのが一番効果があり、子供達にとっても負担のない方法です。京都で言えば同志社小や立命館小なんかの私学もこの理念で3年生からですよ!!)

フォニックスも様々なルールがあって奥が深いのですが、とりあえず今回は「フォニックスとは何?」入門編でした!

英語レッスンに関するご質問等、お気軽にメッセージ下さい。

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私と英語の関わり Part 1

こんにちは。
このブログを立ち上げて初めての投稿です。
ここでは、これからの日本の子供達にどのように英語でコミュニケーションが出来るよう 教えて行くか、私の日々のトライを書き連ねて行こうと思います。

 まずは、私のこれまでの人生でどのように英語に関わってきたかを書こうと思います。 書くとつらつらと○十年分あるので、ここではPart 1 として、大学生の時に初めて海外へ行った時の事を書きますね。
 大学1年生の夏に、英会話学校を運営している母親の知人のサマースクールでニュージーランド(以後NZ)へ行きました。まーしかし、私が行きたい、と母に言ったのか、母が知人から勧められその気になり行く事になったのか、定かではありません。20人くらいのメンバーはほとんど小学生で、大学生は私1人!当然子供達とつるむわけにいかず、アシスタントとして付いて来てくれた学校のスタッフの女性と空港、機内と一緒にいたのを覚えています。 
 NZ、首都のオークランドに着いてすぐに、それぞれのホームステイ受け入れ先へ。 
私のステイ先は、 Kingsmillさんといういかにも裕福な響きのある名前のお宅でした。家族構成はお母さん、私と同じ世代の男兄弟!(おおーーラッキー♡)。他にステキなお姉さんがいましたが、結婚されて近くに(といっても一軒一軒がものすごく離れている)住んでらっしゃいました。それから、大きな犬が2匹。広大な庭で放し飼い。
、、なんかねー、とにかく会話が進まないんですよねー。Yes かNo くらいで、その先の自分の考えや気持ちをまるで話せない。ただ、皆さんすごく優しくて私のつたない返事を笑顔でうなづき、それから沈黙も流してくれるので、疎外感とか憂鬱な感じはなかった。私の部屋もこじんまりとした清潔感あふれるステキなお部屋で、ワクワクした興奮した感情の方がまさっていたように思います。
、、しかし問題はここからで、次の日から地元の高校に行かせてもらったのですが、もーとにかく英語がわからない。こういっちゃなんですが、私は中学高校とけっこうな進学校で英語の成績もなかなか良くて、ちょっと自信があったんですよね。 学校で習ってる文法と会話はまったく違う、という認識がなかったのでしょう。とにかく会話の輪の中に入れない!!
最初は地元の学生達も日本から来た女の子とコミュニケートしようと話しかけてくれたのですが、あまりの英語の出来なさとそれからそれから何よりも!、語学力というよりも、グローバルなコミュニケーション力がまるでない田舎者の日本人とは会話が白けてしまって、それ以後はとにかくひとりぼっちなんですよね。 欧米人って、日本人みたいに気を使ってこちらからアプローチしてくる事ないし、ただ、向こうからやる気を持って入ってくる人に対してはものすごく親切なんですよね。
、、今でも忘れられない(もしかしたらこれが今後の英語の勉強の原動力になった!?)まるで聞き取れなかったフレーズが、

" Do you like animals?" 

信じられない!! こんな簡単なフレーズが全くわからなかったんです。いや、Do you like まではさすがにわかったんですけど、animals がどうしても聞き取れないんですよ。
英語をカタカナで書くの、英語教育としては×なんですけど、あえてここで書くならば、
animals って、「エーニモーズ」なんですよねー、簡単に書くと。
、、エーニモーズ、、って。。聞いた事ないがな、なんだそれ。。(例えば日本ではアニマル浜口、みたくアニマルだもんね、アニマル、なんですよ、日本の動物の英語は!!)
更にその先、わからないから聞き返すんだけど、何度も「エーニモーズ、エーニモーズ」とジェスチャー付きで返ってくる。だからその「エーニモーズ」がわからんっちゅねん。
まーそんなこんなの連続でお互い白けちゃって、その後は疎外感と自己嫌悪で、確か、迎えに来てくれた例のスタッフの女性の顔を見た途端、ワーッと泣き出した気がする、、情けない。。 日本に帰りたい。。

確かその後は、 スタッフとホストファミリーで会議を開き、高校ではなく、他の小学生達が参加していた地元の小学校低学年に放り込まれたのでしたー。まー子供の英語は更にわからないが、さすがに疎外感とかを感じさせる集団ではないもんね。。

 NZでの滞在自体は、家族が良かったこともあり、楽しい思い出、例えば乗馬したり、地元のマーケットに行ってファミリーの男の子とおそろいのシャツを買ったり、その時食べたアイスクリームの美味しさに驚いたり(今でも世界一!) 、羊の毛刈ったり、ロトルアで温泉入ったり、また来たいな、と思うとても良い印象でした。
(ただ一つ、そりゃアイスクリームなんかの乳製品は天下一品ですが、人々の日々の食生活は実にシンプルで量も少ないですよ。前述の通り、けっこう裕福な家庭にステイしましたが、お母さんが持たせてくれたハイキングのサンドイッチは、食パンに生のもやしが挟んであるだけだった  川 ̄_ゝ ̄)ノ。
あとバナナとリンゴ、これ定番。そう思うと、日本ってやっぱりグルメな国ですよ。)

 、、それからですよね。あー、私って英語しゃべれないんだ、英語出来ないんだ、 って思うようになったのは。
ホームステイは1年生の夏休みに20日間行ったのですが、夏休み後から、英会話教室に通い始めた私です。引きこもらずに克服したい、と前に進んだ事は今から思うとエラいなー。それなりに英語教育を受けて来た、っていう自負もあったのか?
ま、これがグサッと心の奥まで響いた、私の英語に関する人生の初めての体験です。挫折、ですね、要するに。

さー、その後この人はどのような英語に関わる人生を歩んで行ったのか!?それはPart 2 をお楽しみに!!

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This photo was taken in NZ when I was 18. 


今回の KEYWORDS:
ニュージーランド:New Zealand  南半球にある大きな二つの島と小さな島々から構成される日本と同じ島国。大自然に囲まれた牧歌的風景が広がる平和な国。主にScotland から移住してきたBritish系白人が多いが、ポリネシア系のlocalの人々とも良い関係を築いている。オーストラリアのように深刻な干ばつもなく、英語の留学先には良いところだと思う。住むにも良い、と私は思う。何よりも原発がゼロ。地震が多いが、それは日本と同様。
グローバルなコミュニケーション力: 言語だけではない、相手の目を見て話す、笑顔で挨拶する。自己紹介する事が出来る。相手の意見を聞き、尊重し、違う意見がある場合は堂々と述べる事が出来る、、こんな事だと私は思う。日本人の苦手分野。子供の頃からこの手の教育は必要、と思う。一度外国に行って体験してくるのが近道とも思う。
挫折: 心が折れた後どうするか。ここが人生の分かれ道。いつからでも人生やり直せる、という認識が要。心と表裏一体、健全なHealthy body も必要。それから大事な認識は、物理的なモノは人から盗まれる可能性があるけれど、自分が身につけた知識や教養は誰からも盗まれる事がない!(確かコレ、アグネスチャンが昔テレビで話していた事に強く感銘を受けた、今のアラサーまでの世代はきっとアグネスチャンを知らない)

 おまけ!
今後、現在小学3年生の息子を連れて一緒に行きたいなーと思っているNZ英語留学の情報。
様々な会社がプランを出していますが、
New Zealand Life Tours という 会社のプランが興味深い!短期長期プランあり。私が興味あるのは、ファームステイ。子供は近くの学校に通う事が出来ます。
それからNZ政府が設けている、子供の1年間留学における保護者(1人)にGuardian VISA が与えられるラッキーな制度も見逃せない!1年経ったら帰らなきゃいけないのですが、とりあえず1年はいる事が出来て、親もアルバイト程度なら仕事も可能! 

 

京都の夏と英語絵本


やっぱり地球は年々暑くなっていますよね〜。
確実に肌で感じます。昨年はエアコン無しでなんとか夜寝れましたが、今年は無理。
昨日今日の京都の気温は37度。ちょっと考えられない暑さです。
やはりじわじわと、Global warming が進んでいる、、。

こんなにヒートした日になんですが、今年こそは!と四条界隈にチャリを飛ばし、長刀鉾のちまきを買って来ました。 
只今、京都ダウンタウンでは祇園祭の鉾を建設中 であります。

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これは京都の中心街、四条河原町から少々東へ行った、四条通。造っているのは32基の鉾の中で毎年先頭を歩くこれぞメイン!長刀鉾です。あまりに高さがありてっぺんまで写しきれん!てっぺん画像はこの下 ↓

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すごいですねーーー。
7/12~14くらいって、鉾に登って中を見学出来るんですけど、この長刀鉾、女人禁制なんですえぇ。相撲の土俵のようですなー。それで、宵山と呼ばれる17日の山鉾巡行前日、前々日、その前、、とかそういう日は、下の写真のちまきが売り切れて買えなくなるので、今日早々と買ってしまいました。

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 さて、京都の旬な話題を先にお届けしてしまいましたが、今日は、子供への英語教育に欠かせないツールである英語絵本のお話をします。子供は大人と違って、ずっと集中する事が出来ないし、ましてや外国語の文法なんかをいきなり教えるのはタブーです。楽しく、でも確実に英語習得の為になる、やり方が必要なんですね。
いくつかあるんですけど、ゲーム踊り、そして、絵本、なんかがあります。
今回は絵本について書いてみます。
Amazonなどで「洋書絵本」「英語絵本」で検索してみて下さい。カラフルでわくわくするような絵本がたくさん出て来ます。
中身を見る事が出来るものもありますが、そうではないものは口コミなんかから年齢に合ったものや多少中身を判断することも出来ます。
字が何も書かれてないものもあるのですが、ほとんどは何かしら書いてあります。子供はまだ自分では読めないので(フォニックスを学んでいる小学校高学年とかだと若干読めるかな?)、やはりパパママが読んであげる事になります。
書いてある英文をそのまま読むのももちろんいいんですけど、いろいろと活用出来るんですよね。
例えば、、
とっても人気があって、最初にもし買うとしたらやっぱりコレかな、、という絵本で活用法を紹介すると、

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Eric Carle の "Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?"
写真を見て頂ければわかりますが、絵だけでもきれいで可愛くておもしろくてとーっても惹かれるんですよね。
この中で繰り返し使われているフレーズは、
タイトルの "Brown Bear, Brown Bear, What do you see?" から始まり、どんどん違う動物になっていきますが、動物毎に、
例えば上の写真の動物だと、
"Red Bird, Red Bird, What do you see?"  " I see a yellow Duck looking at me." ときて、
その次のページには、Yellow Duck が出て来て、同じフレーズを言います。
子供って(厳密に言うと小学校4年生くらいまでかな、、)繰り返し一緒に言ううちにすぐに覚えてしまうんですよね。本当に子供は語学の天才です!
このフレーズを暗記するくらい口に出していうだけで、英語の持つ独特の(日本語とは確実に違う)リズムやイントネーションが自然に身に付きます。
このフレーズだけではなくて、この絵本で他にどんな活用法があるかというと、

1、How many animals did you see?  (動物、何匹いたかなー?)とか、
2、What's the color of horse? Do you remenber it?  (馬は何色だった?覚えてる?)とか、
3、What animal do you like? (どの動物が好き?)

のような事も聞く事が出来るし、もっと簡単に、そのページを開いて、
"What is this color?" (この色は何色?)と聞いたり、"What is this animal?" (この動物は何?)と聞いたり、"Do you like it?" (これ、好き?)と指差して聞いたり。

いろいろ遊べて便利ですよ。
Eric Carle の絵本では、他に、上の写真にある、
"From Head to Toe" もおススメで、これは体の部位の単語の練習にもなるし、"Can" のフレーズを練習出来ます。
他に、これまた日本語版でも有名な "The Very Hungry Catepillar" (腹ぺこあおむし)もたくさんの美味しそうなおやつが出て来ていろんな活用法があります。少々英文が多いので、これは必ず日本語で一度は読む事になる絵本ですので、読んだ後、物語を覚えてから、英語版を活用する方がいいかもしれません。
今回はEric Carle を紹介しましたが、他にもたくさんおススメの絵本があります。今後どんどん紹介しますね。
もちろん、絵本以外の歌、ゲームなんかも紹介します。

英語レッスンに関するご質問等、お気軽にメッセージ下さい。


今回のKEYWORDS:
Grobal warming: いわゆる日本語の「地球温暖化」。地球は46億年前に出来たのを考えると、寒くなったり暑くなったり、の繰り返しの一環ではないか?とはとても思えない危機的な現代の温暖化。人間による森林の伐採や経済成長を優先させた事による二酸化酸素の増加、など原因はハッキリしている。1人1人が何が出来るか、小さな事からコツコツと。、、エアコン付けずに霧吹きで肌に水をシュッシュしたり氷枕したり、打ち水したり、、でも暑いなーこの2〜3日。。
長刀鉾のちまき: これ、私が約10年前京都に来てすぐは、ちまきと聞いて例のこどもの日に食べるアレ、と思っていたのですが、違うんですねー。要するに厄よけ、お守りですね。玄関先にこれから1年ぶら下げておくんです、そうすると邪悪なもんが家に入って来ないらしいです。この他にも様々な鉾のちまきがあります。この長刀鉾のちまきが一番ポピュラーです! 
子供は語学の天才
いやー、これはホント、スゴいですよ。幼稚園くらいから小学校3年生くらいまでがリスニング、スピーキングの黄金期かもしれません。いや、別にその後でも大丈夫なんですけど、「うまくしゃべれなかったら恥ずかしい、、」「あまりよくわからないことをしゃべりたくない」などの大人な感覚が出て来ちゃうんですよね。恥ずかしい、とかね。それからそのボーダーラインは、母国語である日本語が完璧になるかなってないか、のラインでもあるんですよね。小学校高学年で大体完璧に近くなると脳みそが違う言語を受付けにくくなります。
そのボーダーライン以前の子供達は、聞いたままの英語をそのまま口から出せるのですごいです。暗記力もスゴイ!
でもその代わり、すぐに忘れます。続けないと、すぐに忘れちゃうんです。。 続ける覚悟が親にも要ります。うむ。。