2008年03月28日

Waikiki 5 days : トローリー夜話

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 ワイキキトローリーがいつごろからワイキキを走るようになったか忘れたが、今や、ワイキキ日本人観光客の重要な足になった。日本からのパッケージツアーにはほとんど、ワイキキトローリー乗り放題券が付いている。今回の僕らのパッケージにも付いていた。オアフ東海岸へのカイルアビーチシャトルの券まで付いている。これで、ワイキキの観光客は、アラモアナショッピングセンターにも、ダウンタウンにも、ハナウマベイにも、自由に足を伸ばすことが出き、行動範囲が広がった。ワイキキトローリーには、チャーターものなど、かなり日本の旅行社の投資がされてきているのだろう。ワイキキトローリーの4路線に加えて、JALPAK、JTBのオリオリトローリー、ショッピングトローリー、JCBカードを見せると無料なんてのもあって、いろんなトローリーがワイキキを行き交っている。そのほとんどの乗客が日本人である。僕は昔、このトローリーに乗るのが嫌だった。日本の旅行社の懐にどっぷり浸かっているようで妙に現実的だし、乗ると日本の女の子たちがたくさん乗っていて気はずかしい感じだった。いまは僕も大人になったので、この便利な乗り物を存分に利用させていただいている。風の入るオープンな車内も気持ちいい。このトローリーのおかげで、ワイキキ周辺の商圏が広がり、ロコの雇用が拡大したのだろうが、以前のタクシー需要やツアーバス需要は減少しただろうなぁ。ま、トローリー達は始発が遅く終わりも早いので、早朝や夜間はバスやタクシーが活躍するのだけれど。トローリーが無かった時代はどうだったかというと、ワイキキ横のアラモアナまで行くにしても、バスを使った。バス代が60セントという時代だった。ハワイ大学に行くのに、なぜかロングリムジンのタクシーで乗りつけたこともあった。ふむ、トローリーはワイキキの景色を変えたなぁ。
 下の写真はいつもと違う違和感あるトローリーでしょ。その辺のところは「続く」へ。

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つづく

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アロハシャツがまぶしいトローリーのドライバーは、たいがいは機嫌のいい巨漢のロコだ。ハワイアンBGMをかけ、行き先々のスポットを大声で説明してくれながら、ときおり歌を歌ったり、途中で見かけた友人に声をかけたり、英語で日本語でジョークを連発したり、じつにフレンドリーな雰囲気だ。日本人観光客はまず、このドライバーから、ハワイアンホスピタリティーというのを実感するだろう。「機嫌がいい」というのは人生においても重要だが、ハワイにおいても重要な要素である。しかし、トローリーのドライバーは日に何周か路線を回り、その間ずっとしゃべっているわけで、車種が多すぎて訳がわからない乗客にチケットの違いを説明したり、足を投げだ出さないよう注意したり、結構な重労働だとも思う。
 そんな機嫌の良いフレンドリージャパンな乗り物が、ある日の夜、カラカウア通りを異様な姿で走行していたのだ(写真上)。これはなにかというと、トローリーが抗議デモ行進に使われていたのである。このトローリーの前には数十人のデモ隊が行進している。トローリーの側面には、「アメリカのイラク政策批判」や「軍事運営に関する抗議文」のプラカードが貼られていた。「快適な旅をお約束」と書かれたJALPAKやホリデー、日本旅行などの日本の旅行社のステッカーが妙なコントラストを示している。明るい陽の光りの中で見るトローリーとは全く違っていた。僕は、このトローリーの姿に、皮肉なハワイの現実を感じたのだった。

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