先日初めて、日本のクラシックホテルのひとつ「奈良ホテル」に行って来た。といっても宿泊したのではなくランチを食べに入っただけだけどね。さすがに100年の歴史があるだけにフォトジェニックだ。日本建築の趣と威厳を保ちながら創造した西洋空間。ロビーに入った時点で別世界である（上写真）。手摺、窓枠、ドア、磨りガラス…、内外装のマチエールを丹念に見て行くと面白い。このホテルにはその歴史の中で海外からもそうそうたるゲストが泊まっている。アルベルト・アインシュタイン、チャールズ・リンドバーグ、チャールズ・チャップリン、ヘレン・ケラー、マーロン・ブランド、オードリー・ヘップバーン、各国大統領や王室、そしてダライ・ラマ14世…。きりがないほどである。ま、かといって、こういう博物館的空間に僕も泊まってみたいとはあまり思わないのではあるが。
左：ロビー前の大階段 右：中庭に面したティールームがこの横にある
左：名物の鳥居を模したマントルピース（趣味がいいとは思えないが） 右：アインシュタインがこのホテルで弾いたというピアノの行方がわかり昨年11月、90年ぶりに戻って来たという。
バーにて
↓↓あなたの応援クリックで旅を続けます。きょうもプチッとありがとう。
〈ヨコ旅メインページへ〉
