2024年07月12日

世界の路地38:フィリピン・セブ

フィリピン路地1

 フィリピンセブのホテルの部屋から眼下を見ると、トタン屋根が密集する住宅地の狭い広場でバスケットボールを楽しむ人たちが見えた。見つめているうちにどうしてもこの住宅地の路地を歩きたい衝動に駆られ、あくる朝出かけてみた。いかにもディープな生活感が漂いよそ者を受けつけないような路地だったが、勇気を出して入ってみた。ニワトリが鳴き痩せた猫が走り抜ける。キョロキョロと申し訳なさそうな顔で歩いてゆくと意外にも住民の明るい笑顔に出会う。「Magandang Umaga!(おはようございます)」。ちょうど朝ごはんどきなので、家々のあちこちから魚を焼く煙が立ちのぼっていていい匂いがする。なんか懐かしいなぁ。決して豊かとはいえない暮らしぶりではあるが、屈託のないポジティブな暮らしがあるんだなぁと、こちらの心も明るくなり思い出に残る路地探検になった(2013年撮影)

フィリピン路上3フィリピン路地4
フィリピン路地2



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この記事へのコメント
KIDさんへ
おはようございます。
日本でも少し前は路地でお魚焼いたり焚き火したり、当たり前だったですね。通りかかると焼き芋やおすそ分けもらえちゃったり…😋
今はお家に暖炉ストーブを設置しても、市街地では火の粉や匂いで近所からクレームがきてなかなか大変らしいです。
安心安全を最優先するとそれはそうなんですけど、風情がなくなったり近所づきあいが希薄になったりするような気がします。
Posted by ベティ at 2024年07月12日 07:24
 おはようございます。
 梅雨復活朝からしとしと雨、だんだん強くなってきました。今日は一日雨模様、蒸し暑いですけれど動かなければなんとか過ごせそうです。引き続き水分補給は必須です。

 これです!私の子供のころ住んでいた家は錆びたトタン屋根、狭い路地裏のそのまた裏でした。でもご近所仲が良かった、近所のおばさんがお豆を煮て持ってきてくれたり、「カレーにしたから食べにおいで」ってご馳走してくれた。懐かしい風景、朝外に七輪を持ち出してサンマ焼いてた。今は懐かしの町も区画整理されて昔の面影はありません。フィリピンも何十年たつときれいな街になるのかな〜〜
Posted by ディナーのテーブルメイト at 2024年07月12日 09:28
●ベティさんへ●
子供の頃は近所から魚を焼く煙が漂っていて、隣の家の人から煮物のお裾分けなんかもらっていたりしましたね。懐かしく温かい思い出。ご近所付き合いは確かに希薄なってしまった。
Posted by KID at 2024年07月13日 06:57
●ディナーのテーブルメイトさんへ●
テーブルメイトさんがお描きになった懐かしいご近所風景。正にその通りでした。七輪で焼くサンマの香りも懐かしい。夏場なんかは近所のおじさんがステテコ姿で円台に座っていて声をかけてくれたりしましたね。
Posted by KID at 2024年07月13日 07:01
 
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