川口国際交流クラブニュース

川口市で活動しているNPO法人川口国際交流クラブの情報

”YEAR END PARTY 2016” 開催のお知らせ

参加ご希望の方は、毎週木曜日13:30から、かわぐち市民パートナーステーション会議室で開催している国際交流コーナーで申込書を配布しております。是非ご参加をお待ちしております。
 (対象者:川口市の日本語教室の学習者とその家族や友人、または日本語ボランティア)

YEAR END PARTY 2016-1

ワッツジャパン(what’s Japan)No. 4

七五三“(しちごさん)のお祝い 11月15日


画像-1日本語、日本文化を勉強している外国人の皆さんお元気ですか?

今回は“七五三(しちごさん)”についてお伝えしましょう。

この行事はお子様が健康に成長して行くことをお祝いする日本独特のものです。

文字通り、子供さんが7歳、5歳、3歳になった時、家族で神社やお寺になどにお参りし、成長を感謝し将来の健康を祈り*お祓い(おはらい)をしていただきます。記念写真も撮って成長の記録とします。

同時におめでたい*赤飯(せきはん)を炊き、また長寿の願いのこもった*千歳飴(ちとせあめ)というお菓子をいただきます。

 




画像-2日にちは
1115日が絶対的ということではなく、その前後の都合の良い休日などが多いようです。年齢についてですが、昔貴族、公家など上流階級の子供達は3歳になると男の子も女の子も髪を伸ばし始め、男の子は5歳になると袴(はかま)と呼ばれる男子の礼装の下の部分をつけ、女の子は7歳になると帯をつける時期ということからきているようです。


さて、これにまつわるちょっぴり悲しい出来事を紹介します。

日本の江戸時代(1603-1867)、1640年 徳川4代将軍“家綱(いえつな)”が病気で亡くなり、後継がいなかったので一番下の弟だった*館林藩たてばやしはん、群馬県)の*藩主(はんしゅ)だった“綱吉(つなよし)”が5代将軍になることが決定されたのでした。


その時、館林藩の後継(あとつぎ)、つまり綱吉の長男の“徳松(とくまつ)”はわずか2歳だったのです。つまり、徳松は2歳で*家督(かとく)を継ぎ館林の藩主、領主にならざるを得なかったのです。そこで徳松が3歳になった時盛大にお祝いをしたそうです。しかるに、かわいそうな事になんと徳松は5歳の時病気で亡くなってしまったのです。

昔は、病気、飢饉、火事、災害などで子供が現代のように順調に成長し成人する率はとても低く、江戸時代は捨て子も多く一説には50%程度だったようです。


この悲しい出来事の後、七五三のお祝いは少しずつ庶民に定着して行ったと言われています。

このその後綱吉は“捨て子はいけません。捨て子を見つけたら助けなさい。

子供は大切にしなければならない。犬などの動物を虐待してはいけません。

などの有名な“生類(しょうるい)(あわれ)みの令”という法令を出しています。

 

さて皆さんのお国ではどんなお子様の成長や健康を祝う行事があるのでしょうか? 

の説明

お祓い(おはらい)=災害、事故、病気などの不幸なことを追い払うこと。

赤飯(せきはん)=もち米に小豆(あずき)を混ぜて蒸したご飯。色に赤みがかっていておめでたい席で食する。

千歳飴(ちとせあめ)=長生きを祈って食べる飴。飴の入った袋には長寿の象徴の鶴(つる)と亀(かめ)などのデザインが、飴はおめでたい色の赤と白に着色され、細長い(長生きを思わせる)形状。

袴(はかま)=男性の和服の正装のとき下につけるスラックスのような着物

館林藩(たてばやしはん)=今の群馬県地域を統治(とうち)した大名の領地または統括地。現代で言えば県のようなもの。

藩主(はんしゅ)=その領地を収める大名。現代で言えば県知事のようなもの。

家督(かとく)を継ぐ=家、財産、権利など全てを譲り受け自分のものにする。

 

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参考にさせていただいた資料、ありがとうございました。

フリー百科事典 Wikipedia 七五三、歴代将軍一覧

All about暮らし、七五三QandA 今更聞けない七五三の基礎知識

など。

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文と絵 おおかわら

文は日本語や日本文化を勉強する人のためにできるだけ解りやすく書いたつもりですが、力不足はご勘弁願います。また史実についても諸説あり異論があるかもしれませんし、また単純な文章構成の間違いもあるかもしれません。

あらかじめその点ご容赦願います。

ワッツジャパン(What’s Japan) No. 3

“のれん”って、なあに?、“ただのカーテンではないぞ”

 

IMG1_0001日本語や日本文化に興味のある外国人の皆さん、しばらくですね。お元気でしたか?

今回は全く日本独特(どくとく)と思われるある品物?を紹介したいと思います。最初の写真をご覧ください。この写真のように、皆さんはよく日本料理のお店や居酒屋(いざかや)の入り口、玄関などに、カーテンを半分に短くしたような布が掛かっているのを見かけられたと思います。この写真は白地ですが、ダークブルー(紺色)やブラウン系(茶色系)が多いように感じます。
 <川口市 創業80年の日本料理店>

そう、それが“のれん(暖簾)”です。そして、その“のれん”が掛かっている時は、そのお店が“営業中(えいぎょうちゅう)”ということを意味しているのです。

特に夕方の開店間際(かいてんまぎわ)の時間帯に、この“のれん”が出ていると“お、もう開いてるんだ。さあ入ろう。”とか、夜遅くなって“もう閉まってるかな”と思って行ったら“のれん”が掛かっていると“良かった。まだ大丈夫だ”ということになるのです。でも入り口にかかっていた“のれん”が外されていたら、残念ながら“閉店”ですということになります。

さてこの“のれん”(暖簾)ですが、日本文化、特に商習慣(しょうしゅうかん)と深い関係があり、飲食店に限らず織物店など*老舗(しにせ)と呼ばれる日本の伝統的製品の製作、販売店など広い範囲で使用されています。


IMG1_0002漢字の後ろの字“簾”は“すだれ”と読みます。すだれは竹や*葦(あし)を編んで、強い直射日光を和らげたり、風よけ、軽い目隠し(ブラインド)、部屋などの仕切りとしてその歴史は奈良時代以前にもさかのぼるようです。そのすだれの発展版が“のれん”と考えられないこともありません。

いつの時代から日本の商習慣と深く結びついたのか、断定はできませんが商業が急速に発展した江戸時代以降ではないでしょうか。

“のれん(暖簾)”は、現代では最初に触れた“営業中”“閉店”という表面的な意味のほかには当初の“すだれ”として、つまり、風よけ、風通し、ブラインド、などの役割は一部を除いてほとんどありませんが、その代わりその商店のとても大切なメッセージが“のれん”に込められているのです。           

画像-4

<川口市 創業90年のお茶屋さん>

よく、ご覧になっていただくと、最初の写真のように“のれん”には、幾つかの文字または、デザインされたマークのようなものが染め抜かれている場合があります。それは、その商店の屋号(やごう)といって商売上の名前をそのまま図案化した
ものであったり、屋号に関連する文字や絵の一部をデザイン化した商標(ロゴマーク)であったり、*家紋であったり様々です。つまりお店のシンボルマーク(象徴)です。<筆者の家の家紋 丸に木瓜 瓜を輪切りにした断面を図案化したものといわれ、子孫繁栄を祈る>
画像-2言い換えるならば、お店の象徴を染め抜いた“のれん”はまさに長年築きあげて来た
お店の誇り、プライドであり、同時お店の伝統、信用、格式などを表しているのです。そうです。オーバーな表現をすれば“のれん”お店の魂(たましい)であり、命であるのです。
 <川口市 手打ちそばと日本料理の店>

 
そんな訳で、下記のような“のれん”に関係する*慣用(かんよう)表現があります。

“のれん(暖簾)を守る。=お店の評判や*格式を落とさずに守り続けること。

例:あのお店のおかみさんはご主人が亡くなった後も女手(おんなで)ひとつで“のれん”を守っている。立派なものだ。“のれん(暖簾)を降ろす”=その日の営業を終わらす意味もあるが、商売を止める、つまり、廃業(はいぎょう)すること。

“のれん(暖簾)に傷がつく”=お店の信用が失われたり、格式に傷がつくこと。

例:あの有名な日本料理店は食中毒事件があり、一時のれんに傷がついたが、今ではなんとか立ち直って営業を続けている。“のれん(暖簾)を分ける”=長年勤めた店員などに新しく別の店を出させ、同じ店名、屋号(やごう)を名乗ることを許すこと。

さらに意味合いは違いますが、その形状からして想像できると思いますが次のような
面白い表現もあります。

“のれん(暖簾)に腕押し=少しも手応え(てごたえ)がない。反応がないこと。例:アパートの駐車場で、バイクが盗難(とうなん)にあったり、車が傷つけられる事件が頻発(ひんぱつ)したので管理人さんに防犯カメラの設置(せっち)をお願いしているが、のれんに腕押しでまったく聞いてくれる気配(けはい)がない。 


画像-3以上“のれん”の基本的なイメージを書き連ねましたが、ただ一つだけ、例外的な
“のれん”もあります。それは“縄(なわ)のれん”と言ってのれん自体が縄でできているのでお店の称号が入れられない。つまりノンブランド、無印の“のれん”です。これはどちらかというと、大衆的(たいしゅうてき)な居酒屋(いざかや)や食堂を指します。つまり、お店のプライド、格式などかなぐり捨てて安さで勝負といった感じで、あまりリッチでない人達が*懷(ふところ)の心配をしないで気軽に飲食ができるお店のことです。“今日は忙しかったですね。どうです?仕事が終わったらその辺の縄のれんで軽く一杯やりませんか”などと使います。


画像-1ただ、断定的なものではなく、布の“のれん”お店が高く、“縄のれん”の店が必ずしも安いとは言い切れず、その区別はお店により違い曖昧(あいまい)な部分があることも忘れないでください。

 

いかがでしょうか? 暖簾(のれん)に対するおおよそのイメージができましたでしょうか? 皆さんが今度暖簾(のれん)の掛かったお店に入ったらちらっとでも“このお店はどんな思いを”のれん“込めているのかな?”と想像してみるのも面白いかもしれません。

 <東京都北区十条の居酒屋 創業昭和三年>

アンダーラインしたちょっと難しいかなと思える言葉の説明。
老舗(しにせ)=何代も商売を続けてきた信用と格式のある店のこと。

葦(あし)=“よし”とも読み、水辺に群生するイネ科の植物で空洞の堅く長い茎ですだれ”などを作る。その“すだれ”は“よしず とも呼ばれる。なお、“すだれ”  そのものは、現代では高級家具インテリアとして別の発展を見せています。

家紋(かもん)=家、家族、一族に伝わる紋章(もんしょう)で現在でもほとんどの家にひとつは伝えられている。一般家庭ではおめでたい時や悲しい時の儀式、つまり冠婚葬祭(かんこんそうさい)などの時に着用される礼服などに必要とされる以外あまり使用されていない。

慣用(かんよう)表現=習慣的、一般的に広く使われて表現のこと。

格式(かくしき)=家柄などによって決められた礼儀作法のレベル。

懐(ふところ)の心配をする=お金が充分にあるか、足りるかどうか心配する。

 

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参考にさせていただいた資料、ありがとうございました。

フリー百科事典ウイキペディア(Wikipedia

明鏡国語辞典,  コトバンク、のれん染卸工場  SNS株式会社様ホームページ


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最後に、できるだけ判りやすく書いたつもりですが、この“のれん”についての歴史、文化、用途、作り方など奥深く、多岐にわたり 私の力至らずの点もあり、うまく説明できたか自信がありません。

それぐらい“のれん”は日本人の文化、習慣に深く入り込んだミステリアスなものです。

ご興味のある方はどうか、この先をさらに研究してみるのも面白いかも知れません。

それでは皆さんまた次回に。


文、写真、絵 : おおかわら
2016/10/18

2016 あだち国際まつり

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11月3日(木)交流コーナー(日本語教室)はお休みします。

11月3日(木)文化の日は、かわぐち市民パートナーステーション休所日のため、国際交流コーナーはお休みします。お間違えのないようにお願いいたします。

”日帰りバスツアー”に行って来ました。

「2016年度 群馬県嬬恋村鬼押出し園散策と日本の悠久玩具歴史にふれよう」
 10月9日(日)に外国人と日本人、総勢28名で楽しく行って参りました。多数のご参加ありがとうございました。
(おもちゃと人形自動車博物館・日本料理昼食・伊香保温泉入浴・鬼押出し園散策)

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第8回川口市日本語スピーチコンテスト

来る2017年2月12日(日)に「第8回川口市日本語スピーチコンテスト」が開催されます。日本語を母語としない外国人がテーマ『私のびっくり体験談』について、日本語で発表します。
外国人の皆さま、ぜひ出場してみませんか?
日本人の皆さまもお知り合いに外国人がいましたら、ぜひ出場を勧めてください。何より日本語能力の向上、自信につながります。川口国際交流クラブでは、コンテスト本番に向けて、出場者に日本語指導を行っています。

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9月22日(木)交流コーナー(日本語教室)はお休みします。

9月22日(木)秋分の日は、かわぐち市民パートナーステーション休所日のため、国際交流コーナーはお休みします。お間違えのないようにお願いいたします。

”日帰りバスツアー” 案内チラシ

「群馬県嬬恋村鬼押出し園散策と日本の悠久玩具歴史にふれよう」


来る2016年10月9日(日)に毎年恒例の日帰りバスツアーを開催いたします。今年は、群馬方面(おもちゃと人形博物館、伊香保温泉、鬼押出し園散策)とその周辺に行きます。
伊香保温泉では、昼食に日本料理、温泉入浴を楽しみます。


参加ご希望の方は、毎週木曜日13:30から、かわぐち市民パートナーステーション会議室で開催している国際交流コーナーで申込書を配布しております。是非ご参加をお待ちしております。
 (対象者:川口市の日本語教室の学習者とその家族や友人、または日本語ボランティア)

川口交流クラブ(修正)

”日帰りバスツアー” 開催のお知らせ

「群馬県嬬恋村鬼押出し園散策と日本の悠久玩具歴史にふれよう」


来る2016年10月9日(日)に毎年恒例の日帰りバスツアーを開催いたします。今年は、群馬方面(おもちゃと人形博物館、伊香保温泉、鬼押出し園散策)とその周辺に行きます。
伊香保温泉では、昼食に日本料理、温泉入浴を楽しみます。


参加ご希望の方は、毎週木曜日13:30から、かわぐち市民パートナーステーション会議室で開催している国際交流コーナーで申込書を配布しております。是非ご参加をお待ちしております。
 (対象者:川口市の日本語教室の学習者とその家族や友人、または日本語ボランティア)

群馬県嬬恋村鬼押出し園散策と日本の悠久玩具歴史にふれよう(修正)
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