2014年07月20日

肌脱にほのかゴーヤの匂ひけり
温む風葭簀の隙の湊かな
蜘蛛の囲や汗の粒立つ両の肩
かき氷昭和の味を憶ひだす 


2014年07月19日


梅雨明けの宣言むなし蝉の声

誰のため判断迷ふ梅雨の明け

ヒトの手を拒むか夏の昼下がり

山峡の狭まる辺り青野かな

田水沸く季節の中に夢の道

短夜や這ひづるままに月落つる

田水沸く覚めてもぢかの匂ひかな 


2014年07月16日

梅雨明けと喋りだしたき山の鳥
明け易し午前五時半雲低れて
遠ざかる雲の色にも梅雨の明け
梅雨明けて雨季か乾季か吾が夏は
残り香の歩道に積もる樟の秋