1)イベントタイトル
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会 2018年4.23アクション
いま、日本軍性奴隷問題と向き合う~被害者の声×アート~
2)呼びかけ文
「地獄だったよ、この世の地獄だった…」(裵奉奇)
4月23日は、沖縄で日本軍の「慰安婦」=性奴隷を強いられ、朝鮮の解放/日本の敗戦後、朝鮮女性として初めて自らの被害を明かされた裵奉奇さん(1991年、沖縄にて逝去)の証言が『朝鮮新報』に掲載された日です。
私たち性差別撤廃部会は、昭和天皇の謝罪と朝鮮半島の統一を願った裵奉奇さんの存在を記憶していくために、4月23日を記念して、日本軍性奴隷問題について考えるためのアクションを毎年行ってきました。
日本軍性奴隷問題が「解決される」とした2015年日韓「合意」は、被害者を無視してなされた、国際人権基準に背く談合であったことが明らかになっています。被害者たちは今も、日本政府による事実の認定、真相の究明、公式の謝罪、法的な賠償、責任者の処罰、歴史の教育・記憶などを強く求めています。
私たちはこのたび、真実と正義を実現しようとする被害者たちの声を伝え、今こそ日本軍性奴隷問題と向き合うために、この問題をテーマとした様々な催し物を行います。
3)日時
2018年4月22日(日) 11:00~19:00(受付10:30~)
23日(月) 13:00~21:30(受付12:30~)
4)会場

●東京都練馬区関町北4-35-17
●TEL:03-3920-5232 http://www.tee.co.jp
●西武新宿線「武蔵関」駅北口徒歩6分 JR「吉祥寺」駅北口バスのりば4番より西武バス「関町北4丁目」下車徒歩3分(吉祥寺駅より約20分)
5)パネル&アート展鑑賞料
500円
*ご鑑賞が可能な日時:22日(日)11:00~14:30、23日(月)13:00~18:30
*イベント中はパネル&アート展のみの鑑賞はできません
6)イベント参加費
●前売 一般 2500円 学生・生活困窮者・障害のある方 2000円
●当日 一般 3000円 学生・生活困窮者・障害のある方 2500円
*高校生以下・介助者1名無料
*参加するイベントの数にかかわらず同日であれば同料金
*パネル&アート展鑑賞料も含まれます
7)イベントお申込方法
●申込方法
申込フォームorお電話にてお申込みください。4月19日(木)17時までのお申込に限り前売価格が適用されます。当日、受付にて料金を頂戴します。当日券のご用意もあります。
●申込締切
4月19日(木)17時

https://goo.gl/sMq1Nj (申込フォーム)
03-3920-5232 (東京演劇アンサンブル)
8)主催
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会
9)共催
東京演劇アンサンブル切羽委員会
10)問合せ
在日本朝鮮人人権協会 性差別撤廃部会
〒110-0016 東京都台東区台東3-41-10-3F
TEL 03-3837-2820 FAX 03-5818-5429
hurak.sccp@gmail.com
http://dareiki.org/
11)内容
パネル&アート展
○日時:① 4月22日(日) 11:00~14:30 ② 23日(月) 13:00~18:30
◆「今こそ知ろう!日本軍性奴隷制」展
~「日本軍『慰安婦』制度とは?」「慰安所は、誰が、どのような目的で作ったのですか?」など、日本軍性奴隷問題のキホンのキからわかるパネルを展示します。アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」作成。在日朝鮮人被害者である裵奉奇さんと宋神道さんについてのパネルも展示します。
◆「日本軍性奴隷問題とわたし」展
~朝鮮高校美術部の生徒や、日本の美術界で活躍する在日朝鮮人アーティストたちが作成した、日本軍性奴隷問題をテーマとしたアート作品を展示します。ほぼすべての作品が本展のために作成されたものです。
イベント
◆トーク 「日本軍性奴隷問題の現在~宋神道さん支援運動の中で見えてきたもの~」
~日本軍性奴隷問題解決のために長年奔走されてきた梁澄子さんを迎え、同問題をめぐる昨今の状況、そして在日朝鮮人被害者として唯一日本政府を相手に裁判を起こし、昨年ご逝去された宋神道さんを支援する中でお考えになったことについてお話いただきます。
○日時:4月22日(日) 15:00~16:30
○お話:梁澄子(やん・ちんじゃ)さん
~一般社団法人希望のたね基金代表理事、日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表。通訳・翻訳、語学講師。在日朝鮮人「慰安婦」被害者宋神道さんの支援をおこない、2007年にドキュメンタリー映画『オレの心は負けてない』製作。
◆歌とピアノ
○日時:4月23日(月) 19:00~19:15
○歌:Gisaeng(己生) ○ピアノ:金成樹(きむ・そんす)
◆2人芝居「キャラメル」
~また1人、ハルモニが息をひきとった。身寄りもなくひっそりと生きた彼女のお葬式は、彼女自身と彼女の友人との2人で執り行われる。死んだはずのハルモニと生きているハルモニの儀式は2人にとって、自分への花向けであった。最後は自分達の思いのままにと、歌い踊り、泣き笑い、そしていつしか別れを迎える。誰にでもある喜びも痛みも奪われたある女性達の物語。
○日時:① 4月22日(日) 17:00~18:30 ② 23日(月) 19:30~21:00
○脚本:きむ・きがん
○出演:きむ・きがん、洪美玉
きむ・きがん
~在日コリアン3世 ・劇団石(トル)主宰。役者•シンガーソングライター。日本、滋賀県を拠点に、一人芝居・演劇ワークショップ・音楽ライブなど、全国各地で活動中。パワフルな笑いの中に、常に社会的弱者に目を向けた作品を上演している。 代表作にすべての生き物の尊厳を描いた「カンアジトン(こいぬのうんち)」、在日同胞の100年の歴史を描いた「在日バイタルチェック」、部落差別の歴史と現状を描いた「人の値打ち~たまちゃんとはるちゃん〜」などがある。
洪美玉(ほん・みお)
~1974年、神奈川生まれ。アメリカ留学を機に演劇を本格的に目指す。日本大学芸術学部演劇学科卒業。現在、東京演劇アンサンブル劇団員。イベント開催場所であるブレヒトの芝居小屋を拠点に、全国の児童青少年にも演劇を届ける。今回共催の切羽委員会委員長。これまで朝鮮、原発、沖縄問題などに向き合う憲法集会、学習会を企画、運営してきた。