キガンイ オディガニ?~きがん どこいくの?~

劇団石(トル)きむきがんのブログ

2015年11月30日

ひとり芝居「ハゲ頭の少女」とアーサービナードのお話と仲間のこと。
韓国から劇作家夫婦を招いての今回の企画。
取り組んだこれまでの日々はあっというまに過ぎて、今ひとりストーブの前で、この間のチームメイトの顔やエピソードのひとつひとつを何回も思い出してニヤニヤしたり、反省したりしています。(^_^)

今朝、飛行機に乗って帰っていったソイクさんとウネさんは、
「こんなにも素敵な人達に出会えて本当に嬉しい。ありがとう」といってくれた。
何よりも嬉しかった。

自然を愛し
子どもらの感性に心洗われ
命の尊さを共に学ぶ。
感じることの出来る仲間は
その価値を知っていて
同じだけ悲しみも持ちながら
人間を生きている。

今回もまた、笑いながら怒っている仲間と共に豊かな時間を過ごした。
深い感謝と、生きている責任をみんなで分かち合ったと思う。

「開かれた」文明社会は
どれだけの人間を殺してきたか
いつかこの芝居を見てもらえる事があったら、浴槽に貼り付けられたおっちゃん達や、
ハゲ頭の少女を見つめてほしい。

悪魔を笑い、バカだなと思い、
あれ?と立ち止まってみてほしい。
私が向き合った悪魔は私の中にも確実にいて、
私が向き合った少女はすべての汚れの中から痛いほど清らかな心で助けてと言うてる。

そして自分は
笑いながら怒る仲間を知っているから立ててるんやと思う。
出会ったおっちゃんの孤独を
出会った子どもらの未来を
出会った人間の熱を
これからも仲間と一緒に
草野球チームのように
朗らかにやっていきたい。

エリートが知らない人生の寄り道を知っている私の仲間を
心から誇りに思う。
ご来場くださったお客様、お友だち、関係者のみなさん、本当にありがとうございました。
また、熱く確かな表現を目指して、明日みんなで元気になれるように、頑張らずに頑張ります。

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「ハゲ頭の少女」初演
2015年11月28日@近江八幡教会
記録

たくさんの方にお世話になってやっと成し得た初演でしたが、仮面や人形を扱う難しさをつくづく味わった舞台でした。ひとつひとつの登場人物とじっと対話しながら、深めていきたい作品です。
社会や自分の中にある悪、そして被曝少女の痛みに向き合い体に入れ表現することが、なんだか、この社会を表現者として生きる私の永遠の宿題のような気がします。
まだまだぎこちなさが残った初演でしたが、これからやり続けていこうと思います。

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2015年10月7日の日記

「ハゲ頭の少女 〜放射能を浴びた女の子〜」を制作するにあたって
特に、福島原発事故が起こって以来、
またもや、取り返しのつかない犠牲が強いられ、今も苦しめられ、誰もが悩み、嘘がうまく忍び込み、人間が錯乱し、情報が混乱している。
そして、ベクトルが分かれ始めた。
直視するか、忘れるか。
最大の短所は、
匂わないし、見えないし、触れない。
そして、ぼろ儲けができる。
もちろん人間を踏みにじりながら。
そして皆がこの大惨事に「慣れ 」てきた。
事故前に危険物質とされたものが平気で、いや、ごまかされながら、スーパーに売っている。
買うだろう。
少ない家計を守る主婦や、こずかいをもらった学生や、年金や保護で生活する老人が。私や私の友だちや、子ども達が。
事態は何も収束していないのに、援助はうちきられ、故郷に帰れますよの甘い罠。
帰るだろう。帰りたいに決まってる。
どうやって疑うことができようか。
むしろ、そこで死んでもいいとさえ、聞く。
本当にそうかよくわからない。
どうせ死にゆく人生をどのように使うかは自由だ。だけど、個人の想いにかこつけて、仕掛けてくる政府の不当な扱いに悔しさが込み上げてくる。
選択が本当に平等にできる社会でない。
親は、兄弟姉妹は、家族達はどうやって真実を知り、自分を守ることができるだろう。
事故直後、私の親友が言った。
「この国にいたら殺される」
目に見えない恐ろしさについて、
豚のように強欲な資本家について、
順応性豊かすぎる一般市民について、
1番の犠牲者となる子ども達について、
皆が翻弄されるこの事について作品を作りたいと思いながら、生々しすぎて、悩み続けていた。
そんな時、去年の6月済州島で、この作品「ハゲ頭の少女」に出会った。原作は「대머리 소녀(テモリソニョ) という。
韓国で活躍している「ナムタッ ウムジギム 研究所」の代表 チャンソイクさんとその妻で作家のイムウネさんの作品だ。
チャンソイクさんによる一人芝居で、その50分の間、涙を流しながら見た。
あつかましくもその時、これはまさに、日本に暮らす私がしなければならない作品だと感じた。
その後、縁あって、この夏2ヶ月一緒に作業をする事になり、仲良くなった頃、恐る恐る打診してみた。「この作品、私にさせて下さい」
一瞬の沈黙の後「大歓迎です」と台本をいただいた。演出をお願いすることになった。
悪魔と少女が入れ替わりながら進むこの話から、放射能を浴びた少女の叫びがパンパン飛んでくる。
「私は、人を愛してはいけません」
「私は、子どもを産んではいけません」
「私は、放射能を浴びた少女です」
今、韓国のチョンソンでその台本の言葉ひとつひとつを噛み締めながら、背景を調べ、大切に大切に日本語にしている。
翻訳家にお願いしようかとも思ったが、下手くそながらも自分で解析することにした。
台本は、遺言だ。
今は、目と肩と胸がいたい。
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11月28日(土) に、滋賀の近江八幡でアーサービナードとの合同企画があります。その時やります。\(^o^)/
昼間の企画で、出店もあるのでみんなお腹すかせて遊びに来てください。
私の公演と、アーサーのお話と、そして分かち合いの時間があります。
今、みんなで一生懸命準備しています。
また、改めてお知らせします。
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「ハゲ頭の少女 」(公演時間50分)
作 :イムウネ・チャンソイク
演出:チャンソイク
出演:きむきがん
<作品内容>
忘却の川レテーには、記憶をすくい取る詩人の釣り人がいます。今日はその手にハゲ頭の少女の記憶が掛かります。
私は子どもを産んではいけません。
私は男の人を愛してはいけません。
18才のハゲ頭の少女の話です。
フクシマ、チェルノブイリ、スリーマイル、放射能の少女、ボスニア、イラク、コソボ、劣化ウラン弾の少女…
放射能の森で悪魔を捕まえて「ずっと踊っているから絶対忘れないでね」といった少女。華やかな春の日、花のように愛されたかった少女。お腹の子を育てたかった少女。
少女の濡れた心に花を捧げます。
少女の傷んだ骨に歌を刻みます。
45億年の半減期を待てばもとにもどるという少女の遥かな旅に、
終わることのない踊りを捧げます。
**********
ひとり芝居「ハゲ頭の少女」は、上演活動を通して、平和と反核を望む人達と連帯し、このテーマについて一緒に考えようという作品です。

1ハゲ頭の少女


ハゲ頭の少女2


ハゲ頭の少女3


ハゲ頭の少女4


ハゲ頭の少女5


ハゲ頭の少女6


ハゲ頭の少女7


ハゲ頭の少女8


ハゲ頭の少女9


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2015年11月14日

アクティ近江八幡で「人の値打ち〜たまちゃんとはるちゃん〜」公演をしてきました。
約250人のお客さんがぐっと舞台を見ておられました。
そのエネルギーをぐっと受けて一生懸命やりました。
遠路はるばる大阪から仲間がかけつけてくれて心強かったり、学校公演で出会った先生達が何人もお声をかけてくださったりと有難かったです。
終わってから三角小屋で仲間達と分かち合う。その姿は、大人が顔つき合わせて、高校生の休み時間のようで楽しかった。
たくさんの命。大事。
主催者の皆さん、関係者の皆さん。ありがとうございました(^ ^)


これは私が初めてつくった被差別部落をテーマにした作品です。部落差別については、部落差別を知らない人もいるし、今更意識しない方がいいんじゃないか?という意見もあります。
でも私は、今一度その歴史を知る大切さや、今もまだある差別に苦しみ闘っている人達がいることや、被差別と貧困の中で生きぬいた人間の熱がどんなものであるかを知ってもらいたいと思います。
たくさんの人の気持ちが重なって部落差別をなくする大きなうねりができますように。
人の世に熱あれ。人間に光あれ。

人の値打ち アクティ八幡


人の値打ち アクティ八幡2


人の値打ち アクティ八幡3


人の値打ち アクティ八幡4


人の値打ち アクティ八幡5

2015年11月7日

今日は「강아지 똥 〜こいぬのうんち〜」@伴谷小学校公演でした。
全校生徒と保護者 約450人ほどの大人数での1時間。
こちらも気合い充分に臨みましたが、子ども達のエネルギーはすごかった!!
抱腹絶倒に弾けまくりながら、じんわりと他者の尊厳について考えたのでした。(^_^)

うんち ばんたに


伴谷 かんあじ


ore saikou


ばんたに 缶味


ばんたに かえる


ばんたに たんぽぽ

2015年11月6日

今日は、「강아지 똥 〜こいぬのうんち」@ 水口西保育園公演でした。
いい天気で気持ちも朗らかに、ゲラゲラ笑い、じんわりほっこり、命について感じたのでした。
みんな恥ずかしいけどやりたい気持ちキラキラで、ひよこに牛カエルになって楽しみましたよー。

水口保育園 うんち


2みなくちうんち


3みなくちうんち


みなくち うんち 4


5みなくちうんち


みなくち うんち6


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10/30(金)
朝から辺野古の仲間が機動隊の行き過ぎた警備に首を膝でやられ、心ワジワジしながらも、
行ってきました!スキーで有名な滋賀県高島にあるマキノ西小学校。
小学校5.6年生の子ども達と保護者さん、地域の方、約70〜80人の皆さんの前での公演でした。
わかりやすくするために、いつもの内容を少し変えて行いました。
みんな一生懸命見てくれました。
こういうところにこそ公演しに来たいなと思いますし、そのためにはやっぱり、何も知らない人用というか日本の小学校用の「在日バイタルチェック」をひとつ作っておくといいなと思いました。
今回の企画をしてくれたのは、友達の青谷夫妻で、いつも熱い思いで命を守ること、頑張っておられます。
辺野古の事も応援してくれていて、みんなで一緒にあきらめないでいよう!と話ました。
今日出会った子ども達の分も。

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10月28日(日)は、近江八幡の人権フェスタで、ありらん食堂歌いました(^ ^)
いいお天気で、気持ちよかったです。
しかも、久々にキャサリンも一緒で楽しかったよー。

最近ボルトとナットの、ナットをモチーフにした首飾りをしている。労働者の象徴のようで、私のお気に入り。
どんなに立派な建物でも、どんなに立派な建築家がいても、このナットひとつ高いところに登ってつける労働者がいなかったら、何にもならない。
これからもずっと、そんな歌を歌っていきたい。
まいどおおきにありがとうございます。

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10月17日(土)
東大阪朝鮮初級学校(愛称 トンチョ)に呼んで頂いて「강아지 똥 こいぬのうんち」と「在日バイタルチェック」の公演をしました。
昼間、ハッキョの子ども達を対象に行われた「강아지 똥 こいぬのうんち」はなんと!クライマックスでほとんどの子ども達が飛び出して踊りまくってくれるというものすごく嬉しい奇跡がありました\(^o^)/
夜の「在日バイタルチェック」でも4階の講堂にこれでもかというくらいのたくさんの人達が集まって下さり、また豊かな時間を持つことができました。
打ち上げの席では、私と同世代のオモニ達といろんな話が出来てとっても楽しかったです。
今回もまた、昼に夜にほんとに有り難い時を過ごせ、いっぱいパワーをもらってきました。
トンチョの人達と触れ合いながら、こんなしんどい社会にもいっぱい希望が転がっているなぁと思えたことが、私達の糧になりました。
関係者の皆さん 정말로 감사합니다 \(^o^)/

バイタルチェックは38回目でした。

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2015.10.10(土)
いい天気の朝。東九条の希望の家で「カンアジトンこいぬのうんち」の公演がありました。
2歳のお友達からお年寄りまで、抱腹絶倒!楽しい時間を過ごしました\(^o^)/

久々の東九条ということで10年以上ぶりの再会もあり感激!

ほんまお芝居をやり続けていてよかったと思う瞬間です。
ますます、がんばらずにがんばろ。
せりちゃん、ありがとう!

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10月1日(木)
秋がどんどん来ている10月の初日。小雨降る中、生野朝鮮初級学校で在日バイタルチェック公演があった。
37回目となる。
北海道から帰ってきたばかりの気持ち満タン。この意気込みを舞台にのせる。
会場時間ギリギリまで新しい構成をキジャオンニと悩み、駆けつけてくれたユジャと確認する。
よかった。
平日にもかかわらず生野のオンニ達のすこぶるパワーで会場は満席。100人以上の大人子どもが来てくれた。
どこであろうとテンションは同じつもりだが、小ネタで「北鶴の金田じゃ。万才橋まで出てこいや。朝鮮人の根性みしたら」とやってのけれるのは、ここ生野さながらだと笑う。
ほんまの一世のハルモニにバイタルチェックにいってしてやられた。笑。
私達在日3世は、この愛をまだまだ受けたいんだと今日はっきりと自覚した。
だから私が舞台でハルモニになった時、みんな泣くんやなぁ。
どの世代よりも3世の生き方がひょっとして難しくて、問われているかもしれないと思った夜。
打ち上げで生野のオンニ達の今の在日についての弾丸トークがとまらない。
それが何故か少し、どうしようもない事を語っているような気がしてせつなかった件。
そして、生ビール3杯目。人間をしながら、この在日を生きてきたすべての人が愛おしいと思う。
韓国に何回も行って、どんなどえらい事を学んだとしても、もっとどえらいもん抱えてきたんやどと、逆に伝えたくて仕方ない件。
いつか、それを両者にうまく分かち合える芝居を作りたい。
多分それは、公演が終わった後の気持ちでかくなってる戯言。笑。
でも私の人生なんて戯言のかたまり。
北海道ウリハッキョの校長先生の妹さんがわざわざ三重から見に来てくださった。
だからそれでも一生懸命生きるんやと思う。
滋賀に帰る真夜中の高速。キジャオンニが眠たそうに運転している。一仕事終えた明日への変換。
それはよいパワー。
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9月26日(土)一番北の端にあるウリハッキョへ

行ってきました!北海道ウリハッキョ!
今回の北海道ツアー、最終地点となった北海道ウリハッキョは、小中高と寄宿舎がひとつになっている学校で、全校生徒57人、寄宿舎生活をしている学生が13人、先生20人とバスの運転手さん、食堂のお母さんがいるとても素敵な学校です。
そしてやっぱりもちろんここにも、みんながそれぞれの力を出し合って必死にハッキョを守っている熱い熱い姿がありました。
ハッキョでは幼児と小学生を対象に「あずきかゆばあさんとトラ」と「在日バイタルチェック」公演をしました。
バイタルチェックには、100人以上の人が集まって下さり、終わってからは、廊下ですれ違う学生達は優しい顔で笑ってくれるし、労をねぎらいに話しかけてくれる人はハルモニを思い出すと涙ぐんでくれるし、また今回もやってよかったと思えた本当にありがたいひと時でした。
そして何よりもありがたかったのは申京和校長先生のお人柄でした。
私達がくる直前、北海道ウリハッキョは日本警察の不当な家宅捜査を受け、大変な状況だったとききました。
それでも、申校長は私達の来校を本当に喜んでくれて、会場設置はもちろんのこと、食事の段取りから風呂屋への送迎、観光案内からソフトクリームの心配までしてくれて、「子ども達のあんな笑顔を引き出してくれてありがとう、同胞達に感動を与えてくれてありがとう」と何度も何度も労をねぎらってくださいました。
そして若い先生達。パクテウ先生を始め、みんなとてもよくしてくれました。
そして、今回の公演のために、間にたって取り持ってくれたヨンチャン先生。影に日向に大変だったと思います。本当にありがとう!
さて、これで5公演すべて終わりました。これから船に乗って帰ります。
今回の北海道キャラバンのために、あちらこちらに連絡をとり段取りしてくれたのは友だちの姜守幸さんでした。
スヘンの名前の通り、ハッキョはどこもいろんな幸せ守ってるなぁ。資料館すごかったわ!見てきたよ。本当にコマスミダ!
それから、各地域ごとにお世話になった方々、関係者の皆様、ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも謙虚に熱く確かな仕事を心がけ、一生懸命出会っていきたいと思います。
最後に、今回の北海道公演のために、決して短くない期間、家を留守にし、志し共に奮闘してくれた3人のオンマとその家族に心から敬意と感謝を表します。
ありがとう。これからもよろしくたのんます。
「在日バイタルチェック」の芸についてはまた悩みだした。
こうして続く出会いに、
これまで選んできた場面台詞達が
これでいいのかと悩みだした。
今一度吟味している。
ありがたいことに私はとてもラッキーだ。ずっと素晴らしい出会いが続いている。
この出会いから在日の想いをまた改めて学んでいる。
台本は、遺言だ。

36回目の「在日バイタルチェック」でした

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北海道キャラバン第3箇所目は深川市でした。

9月25日(金)

深川市多度志保育園「あずきかゆばあさんとトラ」公演 なんともかわいく楽しく終了しました(^_^)
第3カ所目となったここでは、1、2歳児さんに表現ワークショップを、3.4.5歳児さんと「あずきかゆばあさんとトラ」をしました。
ちいちゃい子、久しぶりでほんまかわいいー!朝鮮半島と日本の中にある似ている歌や手遊び、お話を笑いながら、そしてトラにビビりながら楽しみました。笑。
今回の受け入れは、ユジャが東アジア共同ワークショップで、出会った殿平さん一家です。
殿平さんは一乗寺(ここ)の住職をしながら、強制労働犠牲者の遺骨を発掘し奉還する活動を30年続けてこられた方で、ものすごい人なんですが、そのお人柄は大変暖かく気さくで、時々京都弁がでるナイスなおっちゃんです。
到着したその日は、どかーんと採れたてマッタケで迎えてくれ、そして、公演が終わったらご多忙にも関わらず「いくよ〜」と強制労働で犠牲となりその遺体が無惨に埋められていた場所へ案内してくださった。
ポロポロと溢れる殿平さんのお話はどれもこれも胸がつまる話ばかりで、そのたんびに気持ちがぐわんぐわんくる。
なかでも、80年代に初めて遺族に遺骨を届けにいった時にご遺族から「この日本人が何しにきた!」と怒鳴られて帰ってきたこともあったと話す殿平さんの、なんとも言えない表情が頭から離れない。どんだけやるせない気持ちになっただろうと当時を思った。
それでも今があり、新しい世代と共にこの活動は続き、先日はこれまで発掘した遺骨を「70年ぶりの帰郷」としてソウルまで届ける旅を大成功に終えられた。
その旅の余韻も冷めやらぬ昨日、私達がやってきた。ユジャとの再会を、私達との出会いを心から喜んでものすごい笑顔でサッポロ瓶ビールをついでくれる殿平さんのその向こうには、たくさんの身世打令(シンセタリョン)があると思う。
人は人と出会うんやな。と思っていたら、殿平さんもそういった。
国や立場を超えて。
さて!いよいよ北海道ウリハッキョにむけて出発です!
今日の運転手はキジャオンニ。
みんな安心。

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北海道キャラバン2箇所目は、浦河でした。この日は私の誕生日でもあり、とても最高のプレゼントをいただいた気持ちです。

9月23日(水)

第2公演となった浦河公演(@浦河総合文化会館)も無事終了\(^o^)/
企画をしてくださったのは、滋賀の友人まきおちゃんのお父さん。
私達が北海道に行くと聞いて、まきおちゃんが地元である浦河でもと、お父さんに話を持ちかけてくれた。
そもそもお父さんは10年前まで、「うらら芸能組」という団体を作り、浦河に芸術を呼び広めるため、全国からたくさんの芸術家を招き企画上演する活動をされておられた。
その上、浦河の歴史を残そうと仲間達との聴き取りによる「浦河百話」の本も出されている。
そして今回は10年ぶりに「うらら芸能組」として気持ちよく企画してくださった。
昨日の夜の打ち上げは本当に楽しかった。
女たらしの小林さんが場を盛り上げてくれ、大歓迎でご馳走してくださった。
商工会の副部長は、会場で部長に会い挨拶をした。その部長は、客席の一番前で涙を流していた。そのご夫婦はアイヌの人だと聞いた。
中3から発病し長いこと精神障がい者をやってたという60才の清さんは、またくるんだべ。きむきがん、がんばれ。「べてるの家」芝居も作ってよ。と言ってくれた。
ユジャ、キジャ、キガンでそれぞれの在日を語った。
お父さん、高田則雄さんは、ここ浦河の歴史の中にいる朝鮮人がどうやって生きてきたかものすごく詳しく知っておられた。以前、戦争のために連れてこられた朝鮮人労働者、従軍慰安婦にされた人に実際出会い、話を聞いて歩いたそうだ。「だから、あの時を思い出して、なんともいえない苦い懐かしい気持ちで芝居を見させてもらったよ」と言われた。
みんなで「サランヘ」を大合唱した。笑。
「べてるの家」も見学させてもらった。精神障がいをもった人達が障がいを抱えた事でもたらす豊かさと、困難な社会を生きていくために共に励まし笑いあう仲間という存在がいきいきと活きていた。
浦河はとても素敵なコミュニティーだなぁ。また来たいなぁ。
まきおちゃんありがとう!
そして、
今回の公演のために、まだ見ぬ「きむきがん」のチラシをあちこちに貼ってまわり、まだ見ぬ「バイタルチェック」のチケットを売ってまわり、公演の成功を喜んでくださった「うらら芸能組」のまきおちゃんの父である高田則雄さんと皆様、べてるの家の早坂清さん達のご尽力に深く感謝します。
さて!カフェぶらぶらの幻聴パフェを食べて、これから、第3公演となる深川「多度志保育園」にむけて出発です!
今回の運転手はかっかちゃん。
ファイト!

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9月20日から28日までは、劇団石(トル)まさかの北海道ツアーでした。
この期間もまたまた深い時間を過ごすことができました^^。感謝とともにぼちぼちご報告。

9月20日(日)
ばたばたと準備をすませて、キジャオンニの車に荷物を積んで敦賀から船にのりました^^。
今回のメンバーはユジャとかっかちゃんとキジャオンニと私の4人です。
いざ出発!まずは乾杯です

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船は夜の11:30分に出発し、翌日の夜の8時ごろ船は苫小牧につきました。
船での20時間はひたすらCD作りと小道具作りをしてました。笑。

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北海道に着いた時、外はまっくら。ひたすら暗いくらい道を走って、第1公演場所となった新得へ向いました。鹿の家族が車をよこぎってわくわくしました。

9月22日(火)

「第20回空想の森映画祭」(@新得町 新内ホール) 無事終了しましたー。
あったかい人達に大歓迎してもらって、ほんまええー人、ええー会でした。
キオリンが秋田からわざわざ船に乗って会いに来てくれた。
元気そうでなにより!子ども達も良く育ってほんまキオリンはすごいなー。
ありがとう!また会おうな。

34回目となった「在日バイタルチェック」でした。

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文子おばぁと、池原さんとジュリちゃんと弘文が、辺野古から来ていて再会を喜んだ。
みんな元気でよかった。
つながる手ぬぐいもぎょーさん売れてほんま嬉しい!
ちなみにトラが完成した。
さあ!2箇所目、浦河に出発しています!今日の運転はユジャ。
あかんな、かなり解放されてんなぁ。とつぶやいて運転してます。ファイト!

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東京プチツアー(笑)最終日は、千葉にある朝鮮学校での公演でした^^。

8月31日(月)
「在日バイタルチェック」千葉ウリハッキョ公演!無事終了しました ♪( ´▽`)
千葉ウリハッキョ、このコミュニティーはとても素敵なところでした。
阪神の金本みたいなキムユソプ校長先生が、本当に嬉しそうに学校を案内してくれ、オモニ達が「待ってました!」と用意してくれたカルクッスをご馳走になり、ない場所を工夫して作る会場作りでは、朝青の若者や先生達がタンタカタンタンターン!と働いてくれ(銭湯への送迎もしてくれ)、そして本番にはなんと!約150人もの方がご来場くださいました。
やっぱりここも、みんなで学校を守っていく!という気がハンパないところです。今回もすんごい嬉しい気持ちとめいっぱいの勇気と元気をもらいました。
公演終了後、たくさんの方の暖かい激励を受け、打ち上げでは熱く語り合いました。
「この作品、特に3世に見てもらいたい、忘れてたもの思い出して、同胞社会を今一度盛り上げたい」といったキムユソプ校長の言葉が印象的でした。
そして、特に嬉しかった感想が、「退場しないで。もっと話して。と思った」と言ってくれた若い先生の言葉でした。
あー、本当に有り難いです。
これからも変わらず、謙虚に熱く確かな仕事を心がけて頑張ろうと益々思った今回の公演でした。
パクヨンスギオンニを始め、オモニ会の皆様、関係者の皆様、ハッキョの先生達、本当にありがとうございました!また会いたいです。

33回目の公演も無事おわりました。

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8月30日(日)は、なんと!我がバンド「ありらん食堂」初の東京進出(笑) 
友だちががんばってやっている「統一マダン東京」に出演してきました。

雨の中、なんとか祭りは開催されて無事終了。健気に働くみなさんの姿がとても印象的でした^^

いつも応援してくれてる皆さま。ありがとうございます。
随分長いこと、ブログを更新しておりませんでした。私は元気です^^。
夏からの活動を、順々にUPしてまいります。感謝。

2015年7月29日(土)は、東京は荒川、日暮里アートカフェ百舌で昼、夜、2回公演がありました。
31回、32回目の「在日バイタルチェック」です。

2公演合わせ約180人もの人が駆けつけてくれ、小劇場は超満員!熱気ムンムンー。
とても楽しかったです。
本当に濃い1日でした。びっくりの顔ぶり。
20年ぶりにあったマヘンさん。
それ以上に顔をあわせてなかった親戚のゆり、さえ、くがんさん。
辺野古のヤスさん。ふさこさん。こんちゃん。…。
みんなに会えてよかった。
だから公演はある意味、同窓会だと思う。
そしてたくさんのお客さん達。今日も本当にありがとうございます\(^o^)/
スタッフの皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

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7月5日(日)
ありらん食堂、久々の単独ライブが大阪は玉造にある「さんくすホール」でありました。
生まれ育った近隣でのライブでしたが、今は滋賀を拠点に活動をしているのでお客さんの入りを心配しましたが、なんのなんの!たくさんの仲間に囲まれて豊かな時間となりました。
これもすべて、いつも応援してくださる皆さんと、企画をしてくださった「東アジア共同ワークショップ」のみなさんのおかげです^^。
2時間の長丁場、どうなることやらひやひやしましたが、結局はあっという間でした。
生ビールもめっちゃおいしかったです。


これからも、豊かで確かでしなやかな、明日元気になれる表現を心がけ、市井の1人として平和の粒になりたいです。

実は、今回、大事に温めている歌で披露できなかった曲がありました。
次回の宿題として抱いています。今度みなさんにお披露目できますように。

ちなみに…みなさん、「ありらん食堂」の「ありらん」はひらがなです^_^;
関係者の皆さん、お客様方、本当に豊かな機会をカムサハムニダ!イカスミダ!

たくさんの感謝を込めて。

とりいしん平 きむきがん

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6月17日(水)

ある幼稚園に呼ばれ先生達と表現ワークショップをした。
「人権感覚を磨こう」というお題で、私がお話したことは主に「慣れ」の怖さと、国や団体など組織に依存する危なさについて、日々現場を通して強く感じていることをお話させてもらった。
人間の「慣れ」がいかに社会的弱者を追いやるかということと、そしてその『社会的弱者』という立場には、誰もが簡単に陥るということ、
ざっくり言うと、その不安から、競り合い押し合いの歪んだ競争社会がうまれ、排除の思想が生まれるということだ。
ならば、競争をやめて、弱いとされる人達も住み易い社会を作ればいいのだが、誰かがやってくれるとか、どうせ無理とか、無知の上に根拠のない安心感にすがろうとする現状がある。
「無知」というのは、さぼっているのじゃなくて、必要な情報を与えられてないからだ。
または、自分を「国家」と切り離して捉え考えることができにくい現社会が、過去の歴史認識を冷静にさせず、共に社会の歴史を学ぼうとしても、なぜか自分を責められているような気持ちになり怒り出してしまう人が少なくない。
国の代表がえらいのは、私達が選んだからだ。だから、その代表がまちがっていたら、市民は抗議する権利がある。国の代表は、それを聞き対話によって解決する義務がある。
しかし今国家がやっているのは、無視と暴力だ。
そして私達は、民主主義を忘れ、牙を抜かれているのではないか?
その最たるものが戦争であり、原発だ。
そんな事に慣れてしまってはいけない。
そんな話をして、「人権」を考える前に「慣れ」から離れ「ひとりの私」に立ち返ることを意識し、想像力を高めてもらってから、表現ワークショップに入った。
ワークショップは「こいぬのうんち」
普段くさい汚いと嫌われ、なんの価値もないとされるうんちちゃんが、最後みんなの大好きなタンポポちゃんの力になり花を咲かすという内容。
みんな誰かとつながって、誰かのために生きている。そんな事を笑いの中でじんわり感じられるお話だ。
先生達の表現はとてもおもしろかった。
照れたり、弾けたり、考えたり、なんの事はないこの小さなお話をみんなで味わった。
結局最後は、
あんまり頑張り過ぎず、ぼちぼちいきましょうね。シワも増えますし。もう頑張りすぎで、鬼みたいになって私だけ頑張ってるーなんてのは最悪ですね。
しなやかにピリッといきましょー。と、
そんな事を確認して終わった。

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