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青空から注ぐ陽射しが煌めいて、色とりどりのツツジの花がおりからのそよ風に揺れていた五月皐月上旬の金曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、今夜も穏やかな夜風が春の薫りをそよがせていた午後七時過ぎだった。

時にラーメンの鬼と呼ばれた佐野実氏が昨春悲しくも他界してもう丸一年が経過したものだが、そんな氏のまな弟子に石塚和生氏がおられて、イタリア料理で25年ものキャリアがあり、ガチンコラーメン道にも当時出演されていたようだ。

そんな氏が営業するラーメン店が市ヶ谷にあり、最近ではミシュランガイドでビブグルマン店として紹介され脚光を浴びるようになり、もう今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。

十数年前に流行ったTV番組「ガチンコ!」のラーメン道シリーズは、印象深いだけに今でもその時の佐野実氏が見せた叱咤激励が脳裏に浮かぶものだ。

ネットによればそんな番組を意識したラーメン店が、当時渋谷に「ラーメン道イタリアン」として2001年5月にオープンしたと言う。オープン時に務めていた店主は土井氏と言う方だったが、2003年5月から石塚氏が引き継いでリニューアルオープンを果たしたようだ。

その後、練馬、下高井戸と移転して、2005年2月川崎へ移転した時から、現在のドゥエイタリアンが店名として使われるようになったらしい。そして立川のラーメンスクエアにさらなる移転後に、2009年3月からこの市ヶ谷へ移転して今日に及んでいるようだ。

現在は残念ながら閉店してしまったが、数年前まで吉祥寺にも関連店が営業していた。2013年春には都内汐留地区のシオサイトに、こちらの支店がオープンしている。

昨年12月に発刊された「ミシュランガイド東京2015」では、23店舗のラーメンがビブグルマン店として紹介されており、こちらもその栄えある一店として掲載されている。

ビブグルマンとは、良質な料理を日本では5000円以下の手頃な金額で愉しめる、コストパフォーマンスが素晴らしい外食店としてミシュランガイドに紹介されるものだそう。

このビブグルマン店は1954年のミシュランガイドから赤いRのマークで紹介されたのが始まりで、1997年からミシュランマンの顔を利用したビブグルマンのマークで表わされるようになったと言う。

こちらの他のラーメン店は訪れた数店を列記すると、青葉中野本店、好日@東中野、中華そば多賀野、トイ・ボックス、麺えどや@小岩、播磨坂もりずみ、らぁ麺やまぐち@西早稲田などが上げられる。

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と言うわけでそんなラーメン店がこちらで、四ツ谷で総武線電車に乗り換え一駅先の市ヶ谷で途中下車。改札口を出ると目の前は靖国通りで、そこを靖国神社方面へおよそ400mほど歩いて行くと、右手にさりげなくこちらが営業していた。

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さっそく入店して行くと左手に券売機があり、そこでリゾットご飯付きのらぁ麺フロマージュを選ぶつもりだったが、その生ハム添えバージョンがあることに気づいて思わずそれを選ぶことにした。

振り返ると盛況な店内でありながらもその先客は何と全員が女性で、ともあれ一人でこうした店内に入って行くのはスイーツ店で慣れていたので促された席に普通に腰を下ろした。

そしてチケットをお店の方に手渡すと、冷水が入れられた深緑色の小瓶と注ぐ用のコップが来てなんとも素敵な洒落た演出と言えた。

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さりげなく店名のドゥエについてお聞きして見ると、二番目と言う意味を指すのだそう。するとつまりドゥエイタリアンとは、第2のイタリアンを意味するものなのだろう。

と言うことはイタリアンの新しいかたちと言う意味合いに取れるもので、それが結果的にラーメンと言う麺料理になったと言うことだろうか。程なく到着。

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生ハムがそれはさりげなく、ドンブリの縁に二枚掛けられていた。それではと行かせて貰えば、なんともイタリアンチックでありながらも、中華そばらしい風合いもあって、なんとも言えない味わいが実にたまらないもの。

ゴルゴンゾーラ入りクリームチーズは、わざとすぐに溶けださないようにしてあるそうで、それをゆっくり溶かして行くとチーズの酸味がそこで味わえてこれがまた良かった。

オーダーした生ハムらぁ麺フロマージュは通常麺だそうで、北海道産小麦「春よ恋」を利用した中細ストレート麺らしく、そのモチモチした風合いがありながらもしんなりした持ち味がなかなかであった。

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リゾットご飯付きと言うことで麺が無くなってからそれを希望すると、ザク切りされた水菜が添えられた発芽玄米ご飯がやって来た。

それを残ったスープへ投入してリゾット風にして愉しむとこれまた素敵な味わいが実に素晴らしかった。

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その良さに思わず食後のデザートも食すかとなって券売機のところに行き、杏仁豆腐風パンナコッタのチケットを購入。

ジャムのようにしたベリーが数個のったもので、それ自体も素敵でパンナコッタの美味しさと言ったらなかった。普段からスイーツも愉しむことが多いが、スイーツもまたかなりの逸品と言えた。それだけに、気がつけば完食。

イタリアンの新しいかたちと先述したが、それは同時にラーメンの新しいかたちでもあり、食の懐が深い食通がこぞって訪れる神楽坂も近い界隈だからこそ、その真価がはっきりして花開いているのではないだろうか。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく素晴らしく、途轍もなく確実に明瞭に実直に銀河の果ての何処までも良かった。

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★ 黄金の塩らぁ麺 ドゥエイタリアン - Due italian -

公式サイト/http://www.dueitalian.jp/

住所/東京都千代田区九段南4-5-11 富士ビル1階  TEL03-3221-6970  定休日/無休  営業時間/11:00~16:00>17:00~22:00 ※土曜11:00~22:00 ※日曜11:00~21:00

※アクセス

JR市ヶ谷駅下車。改札口を出たら靖国通りの右歩道に駅前の横断歩道で渡って、靖国神社方面400m近く歩いた右側にあり。



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