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朝方はまだ降らぬ曇り空が、午後には時折り雨を降らせ九州南部の梅雨入りもそう先ではないことをネットが報じていた、若干気温を落としたそんな五月皐月下旬の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、予報通り暗い夜空から霧雨がとめどもなく降り続いて、思わず傘をさして歩いて行った午後七時過ぎだった。

昨日は早稲田駅周辺で営業していたべんてん出身の方が始めた新店を訪問して、以前から訪ねているこちらをそれで思い出し、それならばさっそく立ち寄ってみるかとなって仕事帰り勤務先からその店頭へ向かった。

こちらの店主である池上宏一氏もまた、残念ながら2014年6月28日に閉店して行った中華そばべんてんで、長い間スタッフとしておられ同店での修行経験がある方だ。

サンロード商店街を抜けて五日市街道を左折すれば、左手に店頭の「宏ちゃんの味噌らーめん屋うまいですよ」の文字もあって周囲に異彩を放つこちらが風情も良く佇んでいた。


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傘をすぼめて中へ入り入口付近にあった傘立てに傘を立てて振り返ると、中途半端な時間帯もあってか厨房に店主が一人に先客が一人だけの静かなフロアが広がっていた。

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その横にあるムジャキフーズ系らしいボタンの券売機前に立ち、初訪問の時と同じ醤油味のつけめんで行こうとそれを選んで、追加トッピングするかとなって味付玉子のボタンを連打した。

振り返り奥まで進んで店主がおられる辺りのカウンター席に、腰を降ろしながらチケットを店主に手渡した。

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程なく後続客が数人続いたので店主に話し掛けるのを自重し、しばらくして落ち着いた頃に話し掛けて今夜も店主と店内で世間話しに花が咲いた。

しばらく前に高田馬場で今やローストビーフ丼の人気店として有名なレッドロックに出掛けたことがあったらしい。

その際に同じ神田川沿いだけにべんてんだった場所へ行くと、隣りの焼鳥店が壁をぶち抜いて広くなっており、それでべんてんが閉店したことを知ったそうだ。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、さすがべんてんにおられ、べんてん店主に指導を受けた経験がある店主だけに、やはり素敵な持ち味を有するつけ汁の味わいと麺の持ち味がたまらないもの。

太麺はやはり麻生製麺だろうか、なかなか風情の良い麺。つけ汁もべんてんと比較しなければ、この使用食材でこれだけの風合いはちょっとないと思う。

チャーシューやメンマは、やはりかなり素敵と言うしかなかった。それだけに、気がつけば完食。間違いが無い美味しさが、こちらにはあると思う。

店主にご挨拶しこちらを出て、吉祥寺駅へ向かうためアーケードのサンロード商店街を入って行く。

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すると西友の前になんとも龍宮城のような山門の月窓寺があり、そう言えば夜間はライティングされていたんだと足を止めてしげしげと見上げてしまった。

観音堂の乾漆造白衣観音坐像は武蔵野市指定有形文化財となっており、その宗派は曹洞宗系の寺院らしく吉祥寺四軒寺の一つとなる月窓寺だそう。

そもそも吉祥寺は1661年の明暦の大火で焼け出された、本郷吉祥寺の門前町住人が武蔵野の原野を開拓して入植したのが始まりらしい。

その際に吉祥寺の門前にあった四軒の寺も一緒に移転したらしく、それが安養寺・光専寺・蓮乗寺とこの月窓寺になるそうだ。

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そんな風流な名前の寺院からそう遠くないこちらだ。いや、それにしても適度な味わいが、実に素敵なこちらで、なかなかとても満足度の高いつけめんだった。

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★ 味噌らーめん屋 宏ちゃん

住所/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-20 TEL0422-20-5711 定休日/水曜日 ※2015.11.1現在 営業時間/11:00~23:00

※アクセス

JR吉祥寺駅北口下車。サンロード商店街へ入ってそのまま突き当たりまで進み、五日市街道を左折して少し歩けば左手にあり。吉祥寺駅から徒歩およそ5分。



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