ryuhohanten01

それは穏やかに吹くそよ風が抑揚なく響く蝉の音を耳元に届けていた、1996年より祝日となった海の日でハッピーマンデー制度ながら当初の制定日と変わらない20日のそんな七月文月後半月曜日だった。

時に船橋駅からほど近い仲通り商店街で、その昔に花蝶と言う一軒の食堂が営業していた。戦後まもない頃からやっていたようだが、開業した頃からそこで提供していたメニューに、一つだけちょっと目を引く人気名物メニューがあったと言う。

ryuhohanten22

それはダイヤキと呼ばれていて、やや少なめのソーススープに中華麺が泳いでいて、キャベツ等の具材が入ったラーメンだったらしい。

もう何年も前に市内で営業していた「かにや」言うラーメン店で、ソースラーメンと呼ばれて足繁く通う人々が多くいたと聞いたことがあったが、その店が閉店しても特に取り立てて目立つ事もなかった。

数年前にソースラーメンプロジェクトと称して、船橋市内の人気ラーメン店を中心に、各店の趣向を凝らしたソースラーメンが提供されたりしたこともあったようだ。

そして昔からそのソースラーメンを提供しているとして、三軒の老舗店である中華大輦・浜町一番・中華利平が、市内三大ソースラーメン店のような感じで紹介されているのをよく見掛けたこの数年だった。

しかしながら船橋ソースラーメンに一番精通している千葉人気ブログサイトである「千葉ラーメンをイタ車でGo!」の管理人さんの情報によれば、その一軒の中華利平さんが残念にも先月下旬を以て閉店してしまったらしい。

市内本町で営業していた中華食堂笑圓でも、ソースラーメンがあったようだが昨春残念ながらすでに閉店しているようだ。

そんな中で氏が紹介されていた地元の個人経営の中華店らしいこちらのソースラーメンのビジュアルに、何とも言えない引かれるものを感じたので、本日こそとなって出掛けることにした。

なお明るいニュースもあり市内中華チェーン店の福一さんでは、ソースラーメンの提供が始まったそうだ。ネットの画像を見ると、何とも現代的な感じだった。

今春にはらあめん花月嵐さんでも、期間限定だがなかなか素敵なソースラーメンを一時期提供していたらしい。

また周辺市川市内の原木中山駅界隈で営業するお食事処大幸でも、船橋出身の店主がおられてソースラーメンを今でもやっているようだ。

ryuhohanten02

ryuhohanten03

ryuhohanten04

ryuhohanten05

そんなわけで青空が真夏を演出する月曜日の陽射しが強いなか、総武線電車を西船橋で降りて東葉高速鉄道電車に乗り換えた。

発車を知らせるアナウンスが流れると、静かにドアが閉まり滑るように電車は西船橋のプラットホームを離れた。そうしない内に地下へ入って行き、外に出ることなく地下駅の東海神駅に到着。

改札口を抜けてその傍にあった周辺地図を見ると、JRの船橋駅がそう遠い場所ではないことに改めて気がつかされた。

T4出口前のエスカレーターに乗り外に出たら、目の前の道路を右手に進んで行く。250mほど歩いた頃だろうか、左側に風情も良くこちらが佇んでいた。

見上げると2階部に袖看板が設けられており、表裏のどちらにも中華料理龍鳳飯店とこちらの店名が刻まれており、その縁の狭い部分には出前迅速の文字が入っていた。

ryuhohanten06

ryuhohanten07

ryuhohanten08

ryuhohanten09

入口の左手には50ccバイクのスーパーカブが、いつでも出発出来る位置で待機していた。そんなバイクを横目にさっそく入店して行くと、なんとも家庭的な雰囲気の良い、素敵な店内が広がっていた。

左手に4人テーブル席が2卓縦に並んでいて、その入口寄りのテーブル席に常連さんらしき先客の方がおられた。右手には大テーブル席があり8人近くの人が座れる感じだった。

その左奥寄りの椅子に腰掛けつつもメニューを確認しながら、店主が来られたので到着するまでに考えていた、ソースラーメンにこの際だからと半チャーハンとギョウザもお願いすることにした。

するとソースラーメンは、麺量が通常のラーメンの1.5倍あるとのこと。思わず麺少なめで、そのままお願いすることにした。

30年近く前に、もっと船橋駅寄りの場所で、開業したそんなこちらだそう。後でネットを見ていたら、1988年12月に創業したようだった。

現在の場所に移転して既に20年近く経つそうだが、ソースラーメンは地元のラーメンだけに、こちらに来て結構前から提供していたことはあったそうだ。

おそらくメニューに入れたりメニューから外したりしている、そんなソースラーメンなのかも知れない。程なく到着。やはりこの数年で開発したラーメンのビジュアルには見えないこちらのソースラーメンだった。

ryuhohanten11

ryuhohanten12

ryuhohanten14

ryuhohanten15

ryuhohanten17

ryuhohanten18

ラーメンとはいつもその時代背景が見える料理と言えて、この数年だとモヤシが多く乗る二郎系とか、低温調理チャーシューが乗るラーメンが挙げられる。

それではと行かせて貰えば、不思議と思うほどに三丁目の夕日が目前に広がるもの。目をつぶれば道路をボンネットバスが行き過ぎて、今は古い団地がまだ出来たばかりで、テレビを付ければ二丁拳銃を持つ昭和のヒーローが活躍していた。

具にキャベツとモヤシに豚バラ肉が入って、ややヤワ目で太めの中細ストレート麺がまた良き時代の風情を造作していて、それにしても素敵な昭和を感じるソースラーメンと言うしかなかった。チャーハンがまた実に美味しく、ギョウザも肉餡が多めでこんがりと焼き上がっていてかなり良かった。

それだけに、気がつけば完食。ちなみに私の亡き父は船橋出身で、幼い頃にこの周辺に住む親戚宅へよく出掛けたものだ。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく、実に果てなくとってもなかなか素敵だった。

ryuhohanten20

ryuhohanten21

ryuhohanten23

★ 中華料理 龍鳳飯店@船橋本町

住所/千葉県船橋市本町7-14-11 TEL047-423-2154 定休日/火曜日 営業時間~平日11:00~14:00/17:00~23:00◆土日祝11:00~22:00

※アクセス

東葉高速鉄道東海神駅T4出口下車。外に出たら目の前の道路を右手に250mほど歩いた左側にあり。船橋駅からでも徒歩圏内。


☝1クリックして頂けると大変嬉しいです。