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見上げる空はわずかに陽射しを感じるものの、グレーの配色が多い雲が青空を隠して不安定な雲行きの七月文月下旬の水曜日だった。

昨晩何気なくテレビを見ていると清澄白河の街並みが映し出されていて、そう言えば人形町系の大勝軒がこの街でも営業していて未だ訪れずにいたが、やはりこちらにも足を運んで見るかとなった。

これまでも浅草橋大勝軒浜町に繋がる新川大勝軒横山町大勝軒日本橋本町大勝軒小岩大勝軒石神井公園中華大勝軒と訪れて来たものだ。そう言えば新川大勝軒の息子さんが、一時期だけ神田須田町大勝軒を営業させていた。

またその昔人形町大勝軒本店で店長を務めていた方が、人形町三丁目大勝軒を長年営業した後に銀座八丁目で日本橋よし町を営業していたが、残念ながら先月を以て引退のため閉店して行った。

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そんなわけでまた錦糸町に出て、そこから半蔵門線電車に乗り換え清澄白河へやって来た。周辺には清澄庭園や深川江戸資料館が位置している、最近ではお洒落なカフェ等が見られ街が様変わりしているらしい。

A3出口から外に出て左手へ進み、二つ目の左路地を入ると深川江戸資料館通りで、風情ある街並みが広がっていた。周辺は深川界隈と言うことで、浅利の佃煮を店先に並べる店が目立っていた。遠くには高層マンションが、見下ろすようにそびえていた。

その資料館を通り過ぎて、白河三丁目交差点の次の信号の無い交差点を右折。70mほど歩いて行くと、左手に中華料理と記された白い暖簾が揺らめく素敵な佇まいのこちらが営業していた。

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平日正午前の開店まもない時間もあってか、さっそく入店して行くと先客の居ない静かな店内が広がっていた。

誰もおられなかったので厨房に向かって声を掛けると、奥から店主が出て来られた。人形町系の大勝軒であることを以前から知っていて、今回初めて来たことを告げると快く迎え入れてくれた。

人形町大勝軒本店に戦前からおられ、30年近くその厨房に立っていた店主だそうだ。

1966年の昭和41年頃に独立を果たして、当初は江戸川区小松川で開業したこちらだそう。そちらで20年ほど営業した後に、こちらへ移転して来てもう30年近くになると言う。

以前は年に二回のペースで、人形町系大勝軒店主が寄り集まり、会合がとり行われた時代もあったそうだ。ともあれオーダーをしなければとなって、右奥のテーブル席に腰を降ろした。

ラーメンとチャーハンのつもりで来たが、メニューリストの中にチキンライスの文字を見つけて、ラーメンとチキンライスの注文でお願いすることにした。その際にチキンライスは、ご飯少な目で希望した。

常連さんらしき後続客が続いて、にわかに活気づく店内。厨房の奥から中華鍋を振る音がけたたましく聞こえ、静かになった頃店主が現れて程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、なんとも言えない洗練されたと表現したくなる、その風情も豊かな味わいがたまらないもの。

叉焼の縁が紅色に染まり良き時代を感じさせて、噛みしめれば肉汁溢れ出て旨味がほとばしる。茹でられたモヤシとメンマがまた、それぞれに不思議と存在感を感じさせた。

中細ストレートの麺は白い柔肌の如くで、そう言えばと振り返ればそこには博多人形らしき工芸品が飾られている店内だった。

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すでに到着していた、チキンライスを手繰り寄せる。グリーンピースが数粒だけ、ケチャップで染まる赤いライスの頂きに乗せられ、その色合いのバランスが何とも食欲をそそらせた。

添えられていたスプーンでチキンライスも手を付ければ、これが予想通りの素敵な美味しさ。思わずスプーンの動かす速度が、次第に高まって行った。

その尋常でない風情の良さは、御徒町来集軒のソースチャーハンとそう変わらなかった。ここのところチャーハンが続いていただけに、新鮮な風合いがたまらなかった。何と言う素敵なラーメンと、チキンライスなことか。

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それだけに、気がつけば完食。精算してご挨拶して駅へ戻って行くとその通り沿いに案山子が幾つも並んでいた。どうやら商店街の企画でコンクールが始まる予定らしかった。

出世不動尊と言う神社を見つけ、思わずサマージャンボ大当たりの祈願をこちらで。周囲を見回すと寺院の多い界隈だった。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、確実に明確に的確に明瞭に、何処までも途轍もなく素晴らしかった。

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★ 中華料理 大勝軒@清澄白河

住所/東京都江東区三好3-6-2 TEL03-3643-9432 定休日/火曜日 営業時間/11:00~20:00

※アクセス

東京メトロ清澄白河駅A3出口下車。左手へ進み二つ目の左路地の深川江戸資料館通りを入り、そこをしばらく歩いて行く。資料館を越えて白河三丁目信号交差点の次の信号の無い交差点を右折して80mほど歩いた左側にあり。

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