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青空が白く霞む分だけ暑さが増していて、煌めく陽射し以上に地表熱が気温を上げているようだった、午前中からまた夏極まるそんな八月葉月上旬の日曜日だった。

そう言えば野田市に至っては未だ一軒も紹介していないとして、何処かに出掛けて見ようかとネットを頼りに探している内にこちらを見つけて今回出掛けて見ることにした。

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そんなわけでまた東松戸に出てJR武蔵野線とJR常磐緩行線を利用し、柏から東武アーバンパークラインの電車に乗り込んだ。

つい先日は江戸川台を訪れたが、今回はさらにその先にある駅となる。発車チャイムが軽やかに鳴り響いて、電車はゆっくりと動き出して行った。

その江戸川台を過ぎて運河の駅を出ると、線路はいつのまにか単線になっていた。程なくするとキッコーマンの工場が駅前にある野田市で、愛宕はその次の駅だ。その愛宕に電車がゆっくりと、ホームに滑るように入線して停車した。

ホームに降りて改札口へ近づくと頭上に七夕飾りがなされていた。どうやら来週の土日は野田最大のお祭りとなるらしい、野田夏まつり躍り七夕が開催されるようだ。

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そんな改札口を抜けて行くと、クルマの流れが絶えない踏切通りの千葉県道3号線を右手へ歩いて往く。

400mほど歩いて行くと愛宕神社前交差点で、その十字路の場所に立派な鳥居があり思わずその愛宕神社を参拝することに。京都愛宕神社の分社になるらしい。現在の社殿は文政七年に建立されたものだそう。

広い境内に入ると、ひしゃくが幾つも並べられた手水舎があり、そこには竜の彫り物から水が絶え間無く流れていた。それにしても社殿はそう大きく無いものの凝った造りになっており、なかなかの勇壮な姿で雰囲気のある建築物だった。

神社に感心しながら腕時計を見ると未だ午前11時30分前だったので、周辺にキノエネ醤油の工場があるようなので、外から眺めるだけでもいいかとそちらへ行くことにした。

野田の多くの醤油醸造業者がキッコーマンに集約して行く中で、唯一独立を維持して来た醤油醸造所のキノエネ醤油で、その創業は1830年の天保元年と言う。


醤油の香りが周囲に漂うそんな工場の敷地を一周してから、炎天下の界隈だけに汗を拭きつつもこちらへ向かった。先ほどの交差点まで戻って行き、その傍にある路地を入って行く。

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新旧の住宅家屋が左右に建ち並んでいるその道路を200mほど歩いて行った頃だろうか、その前方右手になんとも風情豊かにこちらが佇んでいるのが見えた。

そのかなり大きい看板に、思わず大井町の八幡屋を思い出してしまった。

店頭に到着するとシャッターの中柱がそのままになっていて、バイクや自転車が停められその奥まった左手に味自慢ラーメンと染め抜かれた赤い生地の暖簾が折からの風で揺らめいていた。

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さっそく入店して行くと、右手に食事を済ませたばかりの店主がおられた。インターネットで見つけて、松戸から来たことを告げると、気持ち良く迎え入れてくれた。

見ると店主の左手の壁面にメニューが所狭しと案内されていて、そこからやはりまたこれで行くかとラーメンと炒飯と記されたチャーハンをお願いすることにした。

しかし50円ばかり高いオムライスの存在にすぐ気づいてどちらにするかと悩むと、チャーハンが好評であることを知らせてくれたのでそれならとそちらで落ち着くところとなった。

なお店名が昨日の店舗と似ているがこれはたまたまの偶然で、もちろん全く関係無い間柄の両者となる。しかしこうして連日似た店名だと、それで縁さえも感じてしまいそうだった。

こちらでも店名の由来をお聞きすると屋号の紋から来ているそうで、そう言えば店頭にそれが掲げられており、山の記号にカタカナのトが記されていてそこから来ているのだそう。

続いて開業年についてもお尋ねすると、現在のような中華店を始めたのは、東京オリンピックがあった年とのことだった。

そうすると1964年の昭和39年となるが、こちらを開業する以前は焼きそば等を売る露店商を営んでいた両親から引き継いだ二代目となる店主であることも教えてくれた。

奥から奥さんが出て来られたが調理はその奥さんが担当しているらしく、店主が私の注文内容を伝えるとまた奥の厨房へ消えて行った。

しばらくすると、中華鍋を振る音が、奥から聞こえて来た。オーダーしたものが来るまでの間、店主と様々な世間話しに花が咲いた。

愛宕神社の社殿が立派なことから、如何にしてパチンコ店が駅前通りから郊外へ行ってしまったのかなど話題は尽きない博学な店主だった。程なく到着。

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それではとなかなかのオーラが感じられたラーメンから行かせて貰えば、これがもうなんとも言えない素敵な持ち味が実にたまらないもの。

豚骨・鶏ガラに香味野菜で炊いたスープだそうで、魚介類は一切使っていないそうだ。中太ストレートの麺がまた素敵で、チャーシューも美味しかった。

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そして先に来ていて少しだけ口にしていたチャーハンにも本格的に手を付ければ、なるほどこれはかなりの人気メニューであることが口にして理解出来た。

チャーシューや玉ねぎが大きめに細切れされたものが入り、これまたスプーンを持つ速度が次第に早くなって行った。それだけに、もう気がつけば完食だった。

いや、こちらもまたかなりとんでもなく絶大に果てしなく、実に途轍もなく嬉しくなるほどあっさりした風合いが素晴らしくとても良かった。

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★ やまとや@野田愛宕

住所/千葉県野田市清水110 TEL04-7122-0246 定休日/木曜日 営業時間/11:00~20:00 ※早仕舞いの場合あり

※アクセス

東武アーバンパークライン愛宕駅下車。改札口前の道路を右手に歩いて行き、400mほど進んだ愛宕神社交差点の少し先にある平井屋飼料店の手前右路地を入り200m近く直進した右手にあり。


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