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やや暗い雲が青空を隠すかと思えば陽射しが顔を出して、真夏の様相になるかと思えば涼しいそよ風がひと頃よりは気温を落としていた、そんな世間はお盆休みの八月葉月半ばの金曜日だった。

さて昼時のラーメンは何処となりお盆休みだけにチェーン系となって、そこで移転した御徒町らーめん横丁で2014年12月11日にオープンしたこだわり系のこちらが浮かび訪れることにした。

塚田兼司氏が代表を務めるボンドオブハーツが運営するラーメン店で、訪れている都内人気店の2004年にオープンした信濃神麺烈士洵名と、2010年にオープンした本枯中華そば魚雷などと同じ系列店になるようだ。

公式サイトによれば、同社の創業1号店は1991年にオープンした笑楽亭SBC通り店だそうで、その後1998年にうまいもん工房けん軒、2002年に頑固麺飯魂気むずかし家と開業させて長野県内に現在6店舗が営業しているらしい。

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そんなわけで少し寄り道した後に、御徒町駅周辺に位置するその店頭へやって来た。

場所は先述した通り御徒町らーめん横丁で、なんつッ亭と中華そば青葉が一緒に並ぶ昭和通り側ガード下の一番秋葉原寄りで風情も良く佇んでいた。

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さっそく入店すると直ぐ右手に券売機があり、予定通り気になっていた王様中華そばを選んで、この際だからと魔法の餃子3個に、最近になって始めたらしいチャーハンのボタンも連打した。

奥へ進むと壁面には劇場の緞帳に見られるような満艦飾の和風図柄が総天然色で配されていた。

そこに若い女性が浴衣姿の和装スタイルで接客してくるこちらで、内装のみならず従業員の方の衣服に至るまで凝りに凝った戦略のこちらだった。

そのお姉さんにチケットを手渡すと、一番落ち着けそうなカウンター席の一番奥の椅子に促されて、これ幸いとそこに腰を下ろした。

信州ご当地ラーメンとも付記された王様中華そばで、そのルーツは半世紀近く営業して残念ながら五年前に閉店して行った光蘭@長野権堂で提供されていた中華そばのようだ。

それをリスペクトして仕上げたものらしく、光蘭さんが如何に長野で愛されていたラーメン店か見えて来そうだ。ちなみにそこでは、ネギを空中で切っていたらしい。おそるべし。

ともあれ、ふと見ると店名の由来を意識した案内があり、そこには「憧れのあの方々に褒められたくてラーメンに夢中だった自分…今でも逢いたいあの人にこの味が届きますように…」と記述されていた。

ネットなどによれば少し前に悲しくも他界してしまった、支那そばや店主の佐野実氏やラーメン評論家の北島秀一氏に想いを込めたそんな店名になるそうだ。

また今年も東京ラーメンショーが駒沢オリンピック公園で10月23日から開催されるようで、そのパンフレットがラミネートされて案内されていた。程なく到着。

あらかじめ漆塗りらしき半月状のお盆と桜柄のレンゲが置かれていて、その上に注文したラーメンが置かれて何とも見栄えの良い雰囲気を造作していた。

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それではと行かせて貰えば、インパクトある風情の王様中華そばと言えて、そのなんとも言えない味わいが実にたまらないもの。

これまでもラーメンイベントで提供されたことがあったようだが、なるほどこれはなかなかの風情が感じられて素敵だった。

「キレのある黒胡椒とネギの甘味がマリアージュ!!」と表現されていたが、まさしく素晴らしい組み合わせと言えて、夫々の食材の持ち味が実に生きたものとなっていた。

そのスープは数種類のガラに豚足や香味野菜を白濁させた後に濾して、それを挽き肉と合わせて透明な清湯スープに仕上げ、さらに利尻昆布・ハマグリ・アサリ・カマス干しと4種の節類も合わせた天然複合無化調スープだそう。

チャーシューはビジュアルからして、豚もも肉の低温真空調理チャーシューだろうか、これがまた実に良かった。

ちなみにチャーシュー麺などの焼豚には、アブナイ夜会で紹介された初花一家・六花界でお馴染みの森田隼人氏プロデュースによるアグー豚のベーコンも入っているらしい。

なおカエシは信州の3種類の醤油に、シジミのダシもかぶせた、そんな再仕込シジミ醤油を使用していると言う。

また麺は小麦の風味に喉越しも良い中細ストレートで、信州と北海道の国産小麦粉をブレンドした、その名も夢絆Hタイプだそうで塚田店主がプロデュースされたものらしい。 


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最近始まったらしいチャーハンにも手をつければ、独特なうま味がこれまたたまらないもので、量も多めでかなり満足度の高いものだった。

これで半チャーハンセットも提供すれば、ニーズも高くなり良い人気サイドメニューになりそう。

そして餃子が定評通りの素晴らしさで、肉餡が多いだけなく良く出来たものと言えた。それだけに、気がつけば完食だった。

食べ終えて外に出て帰りがけ店頭を撮影していると、風の所為で暖簾がめくれた。それとも、もしかしたら天国の佐野さんが味をチェックするため、入店して行ったのかも知れない。いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、途轍もなく実に素晴らしく間違いなく素敵な味わいだった。

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★ チラナイサクラ

公式サイト~http://bond-of-hearts.jp/
住所/東京都台東区上野5-10-14御徒町らーめん横丁 TEL03-5812-4140 定休日/無休 営業時間/11:00~翌2:30(2:00LO) ※日曜~22:00

※アクセス

JR御徒町駅南口下車。南口を昭和通り側に出て右手へ80mほど歩いた右側のガード下にあり。


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