気持ち落ち着いて来たような以前よりは残暑らしいと思える、そんな夏の陽射しが燦々とふり注いでいた、とは言えまだ暑い八月葉月半ばの週末土曜日だった。
休業中のラーメン店が数多い世間はお盆休みだけに、さて何処に行くかと考えて思い付いたのがイオンモール幕張新都心で営業しているこちらだった。
2013年12月20日にモールオープンと同時に開業したイオンモール幕張新都心店で、やはり落ち着いたらその内行って見ようと考えていたがそのままになっていた。
創業店主が昭和35年ころ西新の修猷館近くで扇屋と言うラーメン店を開業後に、1963年の昭和38年に福岡吉塚で創業した人気店のだるまらしい。
その後に福岡箱崎へ移転を果たして、ファンの間では箱崎だるまと呼ばれて親しまれて来たラーメン店で2000年までそこは営業していたようだ。
現在では秀ちゃんラーメンを営業しているその息子さんである河原秀登氏が、父親の先代創業者である河原登氏からその2000年に代継ぎしている。
その際に福岡渡辺通の店を博多だるま本店として開業させ、箱崎だるま継承店として秀登氏の新生だるま体制がスタートしたこちらだ。
福岡で秀ちゃんラーメンとして1993年6月にラーメン店をオープンさせた秀登氏で、2002年7月から都内赤坂にもラーメン屋 秀を立ち上げて都内にもそのファンが多い。
ちなみに福岡のラーメンスタジアムは、2015年3月20日に大幅リニューアルして、店名を「初代 秀」と改称している。赤坂店が最近「秀ちゃんラーメン」としているのは、その福岡店の関係からだろうか。
また箱崎だるまの味を再現させた「初代だるま」が、2012年11月9日福岡西中洲にオープンして、こちらの原点となる味が愉しめるようだ。
なお博多だるまブランドの首都圏初進出店は、2013年6月21日に施設同時オープンしたマークイズみなとみらい店で、その店舗に続くこの博多だるまJAPANイオンモール幕張新都心店らしい。
最近移転しているようだが2013年11月28日から那覇店がオープンしていて、2015年6月26日にオープンした札幌すすきのラーメン館にも出店して北海道から沖縄まで営業しているこちらのようだ。
時に博多だるま店主の河原秀登氏も博多一風堂代表の河原成美氏も、同じ河原姓だけに血縁関係があるのではと思ったこともあったがそれは全く無いようだ。
それにしても昨今のフードコートやこうした施設で提供されるラーメンの品質がかなり向上しており、ネットで調べるとこちらもそんな一店として確信したこともあって今回出掛けることにした。
そんなわけで久しぶり歩いて市川大野駅に出て、JR武蔵野線電車に乗車。乗った電車は南船橋行きで、そこで京葉線電車に乗り換え海浜幕張駅へ。
北口側に出てロータリーに立つと、発着するバスターミナル3番乗り場はそのロータリー奥から出ており、乗り場へ行くと行列が出来ていてその後ろに並んで路線バスに乗車。
ICカードだと160円近くだが現金で精算すれば100円で済むとして、バス車内で千円札を両替して100円を支払い降車。
かくして初めてイオンモール幕張新都心へやって来た。折からのお盆休みにお子さんも夏休みで、どのフロアも混雑して盛況を極めていた。
そのグランドモールの3階へエスカレーターで上がって行き、ライブキッチンと名付けられたフードコートへ。その右手寄り中ほどにこちらが営業しており、ここがそうかとその前にやって来た。
先月16日からグランドメニューが刷新されたようで、その際にチャーハンが復活されたらしく、そんな案内がこちら周辺のフロアコーナーの至る所に張り出されていた。
精算レジから一列に行列が出来ていて、ベルトの中に並ぶスタイルにそこへ入って行きその列の後ろに就いた。
半チャーハンセットに餃子も付けると王道セットと言うネーミングで、よほどそれにするかとも思ったが、連日同じなのもとなって今日は餃子をパスしておくかとなった。
と言うことで半チャーハンセットを選んで、それならばと煮玉子の追加トッピングをするかとレジのお姉さんにそれらをオーダー。
精算を済ませてコールチャイムが手渡されるのかと思えば、そこはさすが極細麺の博多ラーメンの特長をフル活用した提供システムだった。
そのまま直ぐ隣りへ移動して、そこでトレーに箸とレンゲをセット。少し待っていると、オーダーしたものが来た。
そこで直ぐ受け取りそれから座席を探すと、沢山のテーブルと椅子が並ぶフロアだけに、空いた一卓が程なく見つかり座席を確保することが出来た。
それではと行かせて貰えば、豚骨らしい味わいが人をこれでもかと饒舌にさせそうな味わいが実にたまらないもの。
豚の後ろ脚のみを長時間炊き上げたものを、呼び戻し製法で仕上げた旨味際立つ凝縮スープだそう。
麺は父親の創業店主が編み出した製麺製法で、厳選した小麦を中心に独自配合して仕上げたものだそうで、しなやかな持ち味がこれまた素敵だった。
後半になってから箸の傍にあったビニールパックに入った紅生姜2袋を貰って麺に乗せて愉しんだが、素晴らしい博多ラーメンほどこの紅生姜が合うもので実に良かった。
チャーハンも提供時即座に出て来たが、ほぼ作りたてと言う美味しさに大満足の3文字が頭の上で躍っていた。ラーメンのチャーシューも実に美味しく、気がつけば完食だった。
先述したこの数年にオープンした店舗以外にも元祖博多だるまとして福岡博多デイトス店、博多だるまネクストとして、福岡粕屋町店、福岡大野城店、大分駅店、博多だるまラーメンファクトリーとして福岡木の葉モール橋本店が営業している。
そして海外進出にも力を入れており、TOTTO RAMENなどのブランドで既にニューヨーク等に五店舗近く営業していて、ミシュランガイドに選定された海外店舗もあるらしい。
最近になってミシュランガイドにラーメンが紹介されるようになったが、こちらのような海外進出店の貢献度が高いのではないだろうか。
いや、途方もなく絶大に果てしなく、なんと言う大満足で怒涛に素晴らしい博多ラーメンなのかと思わせる美味しさに、的確に明確に歴然に判然に泣けるほど素晴らしく良かった。かなり、おそるべし。
★ 博多だるまJAPAN イオンモール幕張新都心店
公式サイト~http://ra-hide.com/
住所/千葉県千葉市美浜区豊砂1-1イオンモール幕張新都心グランドモール3階ライブキッチンフードコート内 TEL043-211-8588 定休日/施設に準ずる 営業時間/9:00~22:00
※アクセス
JR京葉線海浜幕張駅下車。北口バスターミナル3番乗り場から路線バスに乗車し、イオンモールバスターミナルで降車。
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