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暗い雲が青空と交錯してまだ遠方の台風の影響だろうか、やや強いそよ風が木葉を揺らしていた、そんな八月葉月下旬の月曜日だった。

しばらく前からブログにレポートが移行して、登録しながらも放置状態にしていたツィッターも利用するようになったが、レポートアップすると自動でツイートされるような仕組みになっている。

そんなツィッターだが、拙レポートのツイートを何度かお気に入りにして頂けた方のお一人が、過日こちらを訪れているのを見てそれがきっかけで思わずかなり気になる一軒となっていた。

昨年の2014年6月2日にグランドオープンした焼アラを鶏白湯に映したスープがウリのラーメン店で、店舗周辺で営業している1980年創業のお弁当のかわのさんが運営しているこちらだそう。

その店名は、その弁当店かわのでラーメン作りに奔走した、店主の樫村氏から来ているそうだ。

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そんなわけで市川に出てそこから総武線快速電車に乗り、東京で山手線に乗り換え久しぶり新橋へやって来た。烏森口改札口を抜け、ガード沿いに田町方面へ歩いて行く。第一京浜に出たら、その先の東新橋一丁目交差点で向こう側の歩道へ。

するとその傍に出来てそう経過していないような新しい神社の日比谷神社が鎮座しており、思わず賽銭箱に小銭を投げ入れそこでお参りをすることに。

それを済ませてからさらに第一京浜を進んで行き、数十mも歩くと前方に見える歩道橋を越えた場所にある、そんな左路地を曲がると程なく右手に風情もよくこちらが佇んでいた。

手紡ぎの風合いがある麻生地の暖簾が軽く揺らめく店頭で、その渋い色合い暖簾には店名と共に魚の骨であるアラが描かれている。

あらかじめネットで調べて気づいていたが店頭の手作りらしき赤いA型立て看板に、昼営業時はランチサービスで麺大盛か半ライスが無料サービスがあることが案内されていた。

しかもそうしたサービスを反映させて、こちらの普段は150円の〆めしを50円で対応することと、さらにお米は宮城県産ひとめぼれを使用していることも記述されていた。


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さっそく入店して行くと、正午前ながら先客が数人がいる適度な広さのフロアが広がっていた。すぐ左手に券売機があり、その前に立ち魚濃厚と記されていた、濃厚あら焼鶏白湯そばを選んだ。

振り返るとお店の方がおられて、促された右手壁面入口寄りのカウンター席に腰掛けながら、券売機のチケットを手渡しつつ50円を添えて〆メシのチーズ添えもあったが温泉卵添えの方ででお願いした。

厨房側に振り返ると小型黒板があり、そこには「本日のあら」として、かんぱち・シマアジ・インドマグロ・真鯛・目鯛・金目鯛と、6つの魚の名前がチョークで書かれていた。

毎朝築地市場で弁当店の食材と仕入れてそれで出た魚のアラを活用したいと考えたがきっかけで始めたこちらのようだが、店長さんらしき方にお聞きすると毎日違う魚のアラが来るそうで、毎日書き換えているのだそう。

複数の築地仲卸業者さんの協力なくして成し遂げられなかったことが、こと細かに綴らた案内が店内のメニューリストの裏側に記されていた。

当初は出て来る魚のアラが安定しないだけにスープの味が毎日安定しないことを問題視していたそうで、それも当日入手出来る素材で最高のスープを作れば良いだけのことと落ち着いたようだ。

そうした鮮魚のアラを蒸気を当てながら丹念に焼いたものを、臭みを出さないでじっくり炊き出した旨味出汁に鶏白湯と合わせて出来た、独特の味わいがウリのコラーゲンがたっぷり入った旨味の真骨頂スープと言うことらしい。

ちなみにこうしたラーメン作りに大抵は香味野菜が用いられるが、こちらではスープには野菜を一切使用していないそう。

アラを使ったラーメンと言うと、2004年に石神秀幸氏プロデュースによりオープンした麺屋海神が思い出されるが、そう言えば少し前にそちらの相模原店と立川店が相次いでオープンしている。

またそれ以外にもアラ+豚骨の2006年オープンした武蔵出身店主のあらとん@札幌や、アラ+豚骨鶏ガラの2009年オープンした経営母体が寿司屋のあら炊き豚骨荒海@新宿があり、それらともまた違う経営母体が弁当店の鶏白湯のアラ炊きラーメンだけに実に面白い存在のこちらと言えそう。

デフォルトメニューは濃厚あら焼鶏白湯そばの他に通常のあら焼鶏白湯そばと、三種類の形状が違う麺線が混ざっている乱切り手もみつけめんがラインナップしている。

またレギュラーメニューか不明だが明太子そばと言う提供メニューがあり、特濃あら焼鶏白湯スープに福岡県産明太子をたっぷり大盤振舞いした片栗粉不使用でかなりのどろどろ仕様で麺は三種の乱切り麺らしい。

さらにやはり三種の乱切り麺に濃厚鶏白湯スープが入るもので、柔らかい栃木産の牛スジ肉を使用した牛スジ煮込みカレー麺や、春季限定の蛤そばをパワーアップさせたと言う冷製蛤そばなる夏季限定メニューも見られた。

こちらもかなりの人気店のようで、正午に近づくにつれて後続客が続きに続いた。程なく到着。

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具材は鶏チャーシュー三枚と煮玉子半裁に揚げた竹の子のほか、生海苔・白髪ネギ・薬味青ねぎ・刻み玉ねぎに糸唐辛子があしらわれていた。

それではと行かせて貰えば、これがなかなかの美味さで、実に素敵でたまらないもの。濃厚な鶏白湯スープに、香ばしいアラの魚介が、思った以上に感じられた。

菅野製麺の低加水中細ストレート麺も相性よくそんなスープを絡めさせて、岩手県産ムネ肉を低温調理で柔らかく仕上げたしっとりした鶏チャーシューの風合いの良さと言ったらなかった。

麺が無くなってから、温泉卵が入る〆メシを残ったスープへ投入。柚子胡椒が用意されていて後で気づいたが温泉卵はそちらの方が合うように記されていたものの、カレーパウダーもあったのでそれを振り掛けて愉しんだがともあれこれがまた風情が変わって良かった。

それだけに、気がつけば完食。いや、途轍もなく素晴らしい濃厚あら焼鶏白湯そばで、猛烈に何処までも果てなく、的確に明瞭に明確に瞭然にとんでもなく良かった。美味し。

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★ あら焼鶏白湯 カシムラ

住所/東京都港区東新橋2-10-2 中銀新橋マンシオン101 TEL03-3434-5855 定休日/日曜・祝日 営業時間/11:00~15:00中休17:30~21:00 ※土曜は昼営業のみ

※アクセス

JR新橋駅烏森口下車。ガード沿いに田町方面に歩いて行き第一京浜に出たらその先の東新橋一丁目交差点等で向こう側の歩道へ渡り前方に見える歩道橋先の左路地を入り程ない右側にあり。

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