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見上げる空は陽射しを隠す薄暗い灰色の雲が覆い、涼しいそよ風がネコジャラシの穂を軽く揺らしていた、猛暑であった分だけ初秋を感じるそんな八月葉月下旬の金曜日だった。

以前訪れたこちらもまた、ミシュランガイド東京2015の中でビブグルマン部門として紹介された栄えある22軒の内の1軒だ。

そんなこちらがこれまでにスープの大きな仕様変更を3回行って来たそうだが、今月半ばにさらなる4度目の仕様更新がなされたようで店主日記にそのことが綴られていた。

ビブグルマン店の栄冠に輝いて守りに入るケースもありそうなものだが、保守的な傾向に懲り固まることなく常に進化し続けて行くと言う考えの現れで、素晴らしいチャレンジスピリッツだと思う。

また江東区東陽町にこちらの2号店が今後オープンする予定のようで、そのこともそこで紹介しており本店とは全く違う味のラーメンを提供する予定らしい。

そんな近況を知るところとなると、そこはまた行ってその味を確認して見たくなるし、2号店の話しを少しでも聞ければ嬉しい限りと言うものだ。

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と言うわけで、降雨の心配をしならがも出掛けることにした。都営地下鉄新宿線で新宿三丁目まで行き、そこから東京メトロ副都心線に乗り換えて、都の西北の早稲田大学周辺となる西早稲田駅にまた降り立った。

以前来た時は大雪が降った次の日で、周囲は白銀の世界だったものだ。今年は今年で猛暑に泣かされたが、それも今は秋の気配に過ごし易いここ数日でそんな街角を歩いて向かった。

正午前の超こだわり人気店のそんなこちらの店頭に到着すると、平日でJRターミナル周辺で無く超ラーメン激戦区の周辺もあってか、それともたまたまなのか外列もなく直ぐに入店出来た。

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とは言え中に入ると、そこはやはり半端でない人気店のこちらだけに、ほぼ満員の店内が広がっていた。

それでも券売機の傍に一席だけ空いたカウンター席があり、店内で待つ方も居なかったのでそこに肩に掛けていたバッグを置きつつ特製鶏そばを選んで、この際だからとロースト豚丼セットのボタンを連打した。

席に腰掛けながらも、来られたお店の方にチケットを手渡す。後続客が続いて外に列が出来て、やはりタイミングが良かったようだ。スープの仕様変更が変更されたので気になり訪れたわけだが、来て判ったことも含めて整理してみるとこうなる。

地鶏の銘柄変更やそのガラを冷凍ものから生ものにしたそうで、それだけでなく店主地元白河のラーメンのスープ作りのエッセンスを加え、しかも丸鶏主体のスープとなったようだ。

地鶏は比内地鶏・吉備黄金鶏・いわて清流若どりを独自の割合にして、ガラは単なる生ものと言うだけでなく朝引きした生の鶏ガラで、鮮度にこだわり抜くと言うスタンスとなっているそう。以前の豊後鶏の案内が券売機にあったが、それは手元の案内になくやめたところだろうか。

今回のブラッシュアップについては具体的なことについてあまり触れていないが、食材の本質を考えてそれを生かせるようにした改良らしい。その仕様変更したスープは、従業員の方が気づくほど味わいが変わったそうだ。

以前よく行く店でスープを変えたんですよと言われて何処を?とお聞きしてしまう場合があるだけに、それほど変わったならばとなった次第だった。

前回のレポートでも触れているように、ラーメントライアウト第二回大会で準優勝した店主で、そのラースクで麺屋にゃみを2007年に始めて、その翌年卒業後に麺創研かなでと言う路面店の店長ポストに就いた。

麺創研かなで紅、麺創研かなで改としながらも営業を続け、2013年1月8日に念願のこの独立店であるこちらをオープンさせた。

時にビブグルマンに選ばれたラーメン店の選定基準が何処にあるか気になることがあるが、こうして何軒か訪れて見ると気づかされることがある。

察するにそのビジュアルや広いニーズ性だけでなく、安定した営業力と供給力が求められるのだろう。

そして何よりこだわり高い誰もが認める旨味等と、そうしたトータリティが優れているラーメンを提供している店が選ばれたのだと考える。

目の前には渋い生地のテーブルマットが引かれて、これから食すその雰囲気を高めていた。鶏つけそばの案内があって気になるところ。また夏季限定で、冷し煮干しそば2015と言うのも提供していた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、地鶏の生ガラや丸鶏をふんだんに利用した鶏100%スープは、ここまで鶏由来の食材の濃さを実感するとは、その持ち味からアッパーカウンターを喰らった感じなほど。

もはやメロメロと言う美味しさで、身体が宇宙の果てまで持って行かれそうなほどの感動と歓喜に包まれる素晴らしさ。

麺はオープン当初から変わらない京都老舗製麺所の麺屋棣鄂と共同開発した、国産小麦の特性を生かした滑らかの喉越しと風味豊かな持ち味がやはりたまらないもの。

醤油のカエシも同じくオープンから続く島根県奥出雲仁多に位置する森田醤油で醸造された、三年熟成再仕込み生揚げ醤油と丸大豆生揚げ醤油をブレンドして火入れしたものらしい。

豚チャーシューと鶏チャーシューが夫々2枚横たわっていて、これがまた実に素晴らしい美味しさ。

豚チャーシューは香味野菜で下味を付けて一晩熟成させた豚肩ロースを低温でじっくりローストしてさらに生揚げ醤油に漬け込み仕上げたものだそう。

それも良かったが特筆すべきは鶏チャーシューで、特製調理液に漬け込み葛仕立てにしたものらしく、独特な持ち味が圧巻の絶大な美味さでその食感も素敵だった。

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ロースト豚丼にも手を付ければ、黒胡椒が振り掛けられた柔らかい低温調理のロースポークがご飯を隠すほどたっぷりのせたもので、しみじみと味わいながら愉しませて頂いた。

半熟具合いもいい味玉に、極太メンマもよく出来ていて、それだけに気がつけば完食。

2号店についてお聞きすると、店名はやはり違うブランドとなるそうだが、まだその店名をはっきり決めていない状況だそう。ブログの内部フォトからして、まだ工事は初期段階のようだが、今秋中にはオープンするところだろうか。

いやいやいや、さすが店主と言う美味しさで、かなりとんでもなく絶大に果てしなく途轍もなく、確実に明確に明瞭に瞭然に歴然に判然に、感動的な素晴らしさとはこのことだった。

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★ らぁ麺 やまぐち@西早稲田

店主日記~http://nyami.cocolog-nifty.com/nyami/
ツィッター公式アカウント~https://twitter.com/nyamio
住所/東京都新宿区西早稲田2-11-13 TEL03-3204-5120 定休日/月曜日 ※祝日時は翌火曜日 営業時間/11:30~15:00中休17:30~21:00 ※土日祝中休みなし

※アクセス

東京メトロ副都心線西早稲田駅下車。出口1または出口2より外へ出て目の前の都道305号線を池袋方面に進み早稲田通りを右折。300mほど歩いた右側にあり。

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