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陽射しを遮る薄いグレーの雲に覆われた空が広がり、そう言えば蝉の音が消えていた九月長月上旬の日曜日だった。

一昨日の大塚某店を訪れた際のレポートでも触れたように、2015年7月にオープンした麺や七彩が直前に麺打ちをして話題を呼んでいる。

こちらはそちらよりも半年ほど早い2014年10月10日にオープンした自家製手打ち麺を提供しているラーメン店だ。こちらもしばらく前から気になっていて、時期的にもベストなだけに本日こそと訪ねることにした。

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そんなわけで総武線電車で飯田橋まで行き、そこから都営地下鉄大江戸線電車を利用して牛込柳町にやって来た。

東口出口から外に出て前の路地を左手へ進み、直ぐ目の前の大久保通りを左折。程ない市谷柳町交差点をさらに右折して行く。遠方に見える超高層マンション方面へ向かって行くと、まもなく道路の右端は拡張予定の公有地が先まで続いていた。

そんな通りを100mほど歩いた頃だろうか、その先にある一つ目の右路地の直ぐ先の通り沿い道路拡張予定地奥に風情も良くこちらが佇んでいた。

店頭の右手にはシダの葉らしきものがガラスで仕切られた造作物の中にあしらわれていて、シンプルな外観に花ならぬ葉を持たせて店名イメージを高めつつも店先の雰囲気に風情を持たせていた。

麺打ち作業から始まる対応に、日曜日の人気店の正午まもない時間で長い行列覚悟で来たが、タイミングが良かったのかたまたま三人だけが並ぶ程度だった。

その後ろに就いているとまもなくして、数人の後続客がぽつりぽつりと来られた。四番目ながらやはり麺打ちから始まるこちらゆえにそれなりに待った後の入店となった。

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中に入ると券売機があり、予定通り全のせ中華並のボタンを選んだ。振り返り空いたていた厨房前右端のカウンター席に腰掛け、程なく店主に券売機のチケットを手渡した。

ちなみに中華そばの夫々の麺量は、小が140g、並が180g、大が280gとなるようだ。

目の前はガラス扉こそあれ厨房が目の前に見えて、店主の一挙一動の立ち回りが1番良く見える席で、おそらく入店客にとって最良の場所と言える位置だった。

太縮れ麺の青竹打ちや剛烈な手揉みに麺上げ、チャーシュー切りや盛り付けの手さばき、これらを運よく特等席で見させて貰った店内だった。

そんな位置だけに思わずチャーシューを切る際には、つい心の中で厚く切ることを望んでしまい、思わず「やっちゃえ日産」ならぬ「厚く切っちゃえ店主さん」と考えてしまった。

山形県酒田市ご出身の 齊藤幸純店主が狭い厨房で一人切り盛りするこちらで、客席フロアも同様に狭く四畳半くらいのスペースの中に、厨房前カウンター3席と2人テーブル席3卓を押し詰めたような感じだった。程なく到着。

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チャーシュー4枚・味玉・多めの棒メンマと大判海苔5枚にザク切り白ネギも添えられた全部のせの中華そばがやって来た。

それではと行かせて貰えば、絶大に素敵な味わいとシフトで、それはまるで隠忍自重の末に花開いた、可憐な花びらのように途轍もない風合いがたまらないもの。

それでいて威風凛然とした風格があり、思わず無我夢中で喰らいついた。その円熟無礙(むげ)の域の中華そばに、それはそれは観感興起する思いとなった。

欠点があるとしたら、それはあまりにも完璧過ぎる、その中華そばの持ち味と言えるだろう。

煮干しとアゴらしい魚介ダシに、清湯豚骨ベースのスープへ軽く背脂辺りで茶濁させた無化調スープがまた良かった。

そして何よりも意図的に計算された荒々しい風合いの自家製麺は、春よ恋等の小麦粉を利用したものらしく只々驚くほどのパワーが漲っていて素敵だった。

あらかじめ熟成させ仕上げてある太縮れ麺を、直前に太股を使って青竹打ちで麺をしごいて、さらに剛烈な勢いで何度も手揉みをしており、それはそれは手間隙かけて仕上げていてそこまでするの?と言う思いだった。

創業当時の麺や七彩で口にした、喜多方ラーメンに入っていた太縮れ麺も凄かったが、それよりもさらに個性的にした風合いと言えた。

チャーシューも願いが通じたのか、普段からだろうか分厚くそして実に美味しいもので、味玉も良かったし、また新店で荻窪丸長などで見るような細長棒メンマに出会うのは意外で、これがまた良く出来ていた。それだけに、気がつけば完食。

店名は好きな場所の神奈川・葉山から命名したのだそう。思わずサーフィンをやられているのかお聞きしたらそうした趣味は無いそうだ。

葉山ビーチ周辺には多くのサーフショップがあり、また日本ヨット発祥の地で葉山マリーナで良く知られている。ここ数年は忙しく、出掛けていないらしい。

ご挨拶して周辺を散策していると、新宿山ノ手七福神の大黒天が鎮座している大乗山経王寺があり思わず参拝して御札も購入。

界隈では収穫の秋を思い起こさせる秋祭りが催されていて、神輿が繰り出し阿波踊りの列が行き過ぎていた。大黒天の住職にお聞きすると、今日は天祖神社の例大祭だと教えてくれた。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしない大きなエネルギーを感じ、壮大なスケール感溢れるそんな葉山の全部のせ中華そば並盛りだった。



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★ 中華そば 葉山@牛込柳町

ツィッター公式アカウント~https://twitter.com/s_kohjun
中華そば麺量~小140g/並180g/大280g 住所/東京都新宿区市谷薬王寺町1 TEL非公開
定休日/金曜日 営業時間/11:30~15:00中休17:30~20:00 ※夜営業は月曜と水曜のみ ※土日祝日は11:30~17:30中休みなし

※アクセス

都営大江戸線牛込柳町駅東口下車。東口前の路地を左手に出て、直ぐ目の前の大久保通りを左折。程ない市谷柳町交差点をさらに右折。遠方の超高層マンション方面に向かい、100mほど先の一つ目右路地直ぐ先の通り沿い道路拡張予定地奥の右側にあり。

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