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昨日夜遅くまで降り続いた雨も止んで、午前中にはその雲も青空にとって変わり、爽やかな陽射しが久しぶり街角の気温を上げていた、そんな初秋の九月長月も中旬となって来た金曜日だった。

店主の公式ブログで金曜日限定営業の鴨そば醤油専門店紫くろ喜が、本日からまた再開することを知りそれならばと訪ねることにした。

2011年6月8日に創業した塩そばがレギュラーメニューの響(もてなし)くろ喜で、和食とイタリア料理に精通している黒木店主が厨房に立つこちらだ。

そして醤油そばが愉しめる2012年11月から始めた別ブランドとなる紫(むらさき)くろ喜だが、いつも6月頃から9月半ば頃まで二か月半ほど休業しているらしい。

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そんなわけでまた黄色い総武線緩行電車で秋葉原へやって来た。昭和通り口に出て前方の昭和通りを横断歩道を渡ってから左手に進む。

ガード下道路を入れて三つ目の通りを右折して、400mほど歩いて行き突き当たりを左折すると、前方に今日もまた長い行列が店先から延びていた。

店頭には五人ほどが並んでいて、そこに続く外列が歩道の車道寄りに出来ていた。およそ14~15人くらいの列だろうか、その後ろに就いて入店出来るのを待つところとなった。

清洲橋通り沿いで営業しているこちらで、秋葉原駅から歩いて来たが浅草橋駅から歩いてもそう変わらない場所に位置している。

街路樹が立ち並ぶ通りだけに、その日蔭の下となって強い陽射しからは回避出来たが、時間が経つにつれ気温が上昇して行く界隈となっていた。

それもあってかしばらくするとお店の方が団扇がたくさん入った箱を持って出て来られて、いかがですかと並ぶ我々にそれを奨めていてそんな素晴らしい配慮にも事欠かないこちらだった。

しばらくすると先頭から7~8番目となる頃順番に店内の券売機でチケットを購入するよう促されて、一人が買って来て戻るとその後ろの人が買いに行きそれが自分の番となって店内へ。

予定通り味玉鴨つけそばと鴨ねぎ飯のチケットを購入して列に戻り、その後来られたお店の方にチケットを手渡してオーダーが通った。


それからそう待つこともなく列の先頭となって、程なく前の二人の方と同時に入店を促されて、カウンターの一番奥の席にどうぞとなってそこへ身を落ち着ける。

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直ぐ横には大きなボトルが幾つか置いてあり、どちらにも煮干しらしき小魚が中に多めに入っていた。壁面には鯨の目を模したものが描かれていて、招き猫などもなかっただけについ思わずそちらを記念撮影。

2013年9月7日に催されたIOCプレゼンテーションで、滝川クリステルさんが発した「お・も・て・な・し」が印象として今なお残る東京オリンピック招致だが、その時それを聞いて思い出した店と言えばこちらであった。

こちらに久しぶり来てお忙しい中でも店主と世間話し出来て気づいたが、それは店名だけのもので無い正しくもてなす心の交流があるからこそ、行列人気有名店の不動の地位があるのだと確信した。

それにしても以前にも思ったことだが、店主から料亭の板長のオーラを感じてしまうのは私だけだろうか。程なく到着。


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それではと行かせて貰えば、合鴨だけでない怒涛の旨味冴え渡る味わいが、なかなかの風情の中から来て実にとんでもなくたまらないもの。

鴨ダシのスープは合鴨の首ガラと胴ガラにモミジと香味野菜を利用して、温度と時間を常に見張って合鴨から出る繊細な旨味と香りまでも抽出して熟成させたもの。

合鴨ロースは塩以外無添加の生揚げ醤油や味噌等を合わせた自家製のタレで低温調理したものらしくて、頬張れば肉質柔らかく軽く噛めば程よく解けて行き、その旨味の風合いの良さと言ったらなかった。

十割蕎麦をイメージ出来る自家製麺は、ポキポキした食感を目指した低加水細麺だそうで、それに使われた小麦粉は強力粉系のパン用小麦粉レジャンデール100%だそう。

醤油も以前と変わらぬ小豆島町の杉樽で造られた、そんな古式製法で醸造されたもの。正金醤油はこちらと現地の一軒の宿のみしか卸さない貴重な醤油。

またヤマヒサ醤油は有機栽培された国産の大豆と小麦から醸造した塩以外無添加の本生醤油。

さらにヤマロク醤油は通常より二倍の原料を利用して、四年の歳月を掛け醸造する濃口仕様の再仕込醤油でそれらの醤油を利用しているこちらだ。

そしてメンマは完全発酵させた極太仕様のものを五日かけて戻し、さらに鰹ダシに二日浸けて提供しているそうで、極太メンマ自体は近年珍しくは無いが、こちらのものは他店ではあまり見られない柔らかさと素敵な味わい。

それに醤油の塩気や動物性油脂をリセットさせる春菊や、スライスされたスダチに至るまでこだわりを感じさせるものがあった。

割烹料理のセンスと手法の上で花開いたつけそばゆえに、極上の風合いのつけそばが愉しめるこちらで、それだけに割安感が感じられ素晴らしいその美味しさが何ともたまらないものと言えた。

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何れにしても原価が高そうなレギュラーメニューと言えそうで、青ネギが敷き詰められたご飯の上にローストされた鴨肉と白ねぎが口にしやすいサイズに切られてのった鴨ねぎ飯も素敵で、それだけに気がつけば完食だった。

今週は清湯系のスープだったが、次回はパイタンの方を提供する予定だそう。

いや、かなりとんでもなく麗しい美味しさで、怒涛の極上感が実にたまらないもので、明確に分明に明白に明瞭に明晰に明快に途轍もなく素晴らしく実に良かった。

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★ 鴨そば醤油専門店 紫くろ喜

店主公式ブログ~http://ameblo.jp/motenashikuroki/
住所/東京都千代田区神田和泉町2-15四番ビル3号館1階 TEL03-3863-7117 営業日/毎週金曜日 ※響くろ喜の定休日 営業時間/11:00~14:30中休18:00~20:30
※アクセス
秋葉原駅昭和通り口下車。昭和通り口改札口前方の昭和通りを横断歩道を渡ってから左手に進み、ガード下道路を入れて三つ目の通りを右折。400mほど歩いて行き、突き当たりを左折して程ない左側にあり。
 

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