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灰色の雲が空に覆いかぶさり雨がそぼ降り、北寄りの風の所為か気温が20度を下回るほど冷え込んでいた九月長月半ばの木曜日だった。

2013年1月8日にオープンしてミシュランガイド東京2015のビブグルマン部門の栄冠に輝いた、そんならぁ麺やまぐちに先日訪れたものだが、もうすぐ2号店がオープンするとして気になっていた。

そこで店主のブログを何度となくチェックしていたものだが、内装工事など順調に進んでいたらしく、ついに2015年9月17日の本日からオープンするとして出掛けることにした。歯科通院など幾つかの予定があるものの、その合い間をかい潜れば行ける状況だった。

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そんなわけで西船橋に出て、そこから東西線のホームに立つと、ちょうど快速電車が入線して来てそれに乗車。浦安に停車すると次駅が東陽町だけに、思いのほか早く店頭に到着出来て、腕時計を見れば午前12時半近くだった。

路地を通る周辺の殆どのサラリーマンの方が開店祝いの花で埋まるこちらを見つけては、しげしげと眺めて認知度の高いブランドのらーめん店の開店に興味津々の様子だった。

そのまま入店する人もいれば、爪楊枝を口にして食事を済ませたばかりらしく離れて行く人も居て、こちらを知らない人さえも、店頭の只ならぬ反応を示す人々の状況に気になっていたようだ。

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雨脚が強くなって来たので店頭撮影は帰りがけにするかと、さっそく入店して行き入口直ぐ右手の券売機の前に。ブログでも紹介されていたが、その主力提供メニューは2タイプ。

辛うまヤミツキ!と添え書きされた2号店の店名からも見て取れる冠メニューらしき麻婆まぜそばに、やはり2号店だけの提供商品となる高級ブランド魚である関アジの魚醤を使用した淡麗な塩!とある塩らぁ麺。

大分の佐賀関で水揚げされる関サバはよく知られているが、そのアジもまた関アジとして同様に肥育がよく身が締まっていて高級魚として名高い。

さてどちらにしたものかと悩んで来たが、主だったサイドメニューが無いところに気がついて、それなら麺少なめでどちらも愉しむのがベストかとなった。

と言うことで、塩らぁ麺と麻婆まぜそばのボタンを連打して購入。傍におられたお店の方に券売機チケットを手渡して、両方とも麺少なめで先に塩らぁ麺を希望し、さらに辛いまぜそばであろうその辛さを抑え目でお願いした。

カウンターテーブル角席の券売機前の席に促されて、そこに着席。場所が場所だけに、券売機のボタンをあらためて撮影。目の前には本店同様に渋い生地ながら若干だけ違う、そんな織り生地のテーブルマットが敷かれていた。

程なくして先に麺少なめで希望した、ビジュアルも素敵な塩らぁ麺がやって来た。穂先メンマが丼の縁に沿うように横たわり、色合いの良いチャーシューが二枚のせられ、刻み白ネギにちょこなんとスプラウトが添えられていた。

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それではと行かせて貰えば、冴え渡る風情のいい味わいが、怒涛の如く押し寄せて来て実にたまらないもの。透明度の高い清湯スープでありながら、キラキラと煌めくスープは慈味ある持ち味でしかもコク味の深い味わい。

麺はこちらでいつも利用する京都の人気製麺所の麺屋棣鄂のもので、今回の塩らぁ麺では加水率50%の超多加水にした中太平打ち気味の縮れ麺で、手打ち麺に負けない食感を目指しているものだそうで、確かに素晴らしい風合いだった。

かねてより今までにない味わいでありつつ、正統派清湯らーめんの提供を考えておられた店主だそうで、その出た答えがこの魚醤の使用だったようだ。

東南アジアではタイのナンプラーやベトナムのニョクマムがそうで、国内でも秋田のしょっつるや能登地方の魚醤油いしる等が見られる。

近年のこだわりらーめん店ではそれほど珍しい食材では無いが、高級ブランドである関アジで精製した魚醤が存在しているとは知らなかった。ネットで調べて見ると、なるほど三年前くらいから流通しているようだ。

そんな関アジ魚醤を引き立てるために、「海人の藻塩」と「モンゴル岩塩」で作った塩ダレの中に、同じアジ食材と言えるムロアジ節とアジ煮干しも入れているらしい。

そして豊後水道が育む話題性の高い関アジの魚醤を利用した自家製魚醤塩ダレを、動物は丸鶏のみで炊いたダシに帆立や日高昆布をふんだんに利用したスープだそう。

丸鶏スープに、アジ食材を3種類使用している、そんな塩らぁ麺のようで、3を英語にすればトリプルで、プルは引くと言う意味になるだけに、トリ(鶏)プル(引く)と言うことで、これぞまさしく鶏のあと引く美味しさに、アジなマネする店主と言うしかなかった。

それだけに、気がつけば麺が消えた。そしてやはり麺少なめでお願いした、辛さも抑え目にして貰った麻婆まぜそばが到着。

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しっかりまぜまぜしてからそれではと行かせて貰えば、インパクトある持ち味が意匠惨憺(イショウサンタン)の末に完成されたものであることがよく判る、必ず陰徳陽報となるであろうその素晴らしい味わい。

辛味抑え目にして貰ったが、やや辛いものの痛いほどでなく、優しい辛さで辛いのが苦手な人でも問題ない程度だった。逆に辛いのが強い方はかなり満足出来る辛さにもなる片鱗が見て取れた。

辛いもの好きな店主が5年の歳月をかけて完成した自信作だそう。そら豆を主原料とするピーシェン豆板醤や、四川花椒等をブレンドした自家製のタレが決め手らしい。

今年三月に提供していた限定メニューを、ブラッシュアップさせたもののようだ。これまた気がつけば完食だった。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、怒涛の旨味ふくよかな充実した風情の途轍もない素敵なまろ味豊かなもので、どちらもかなり満足感の高い提供メニューと言えた、そんな関アジ魚醤の丸鶏塩らぁ麺と旨味もっちりな麻婆まぜそばだった。

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★ らぁ麺やまぐち辣式 - Ratsushiki -

店主日記~http://nyami.cocolog-nifty.com/nyami/
ツィッター公式アカウント~https://twitter.com/nyamio

住所/東京都江東区東陽4-6-3 栗林ビル1階 TEL 03-6458-6200 定休日/未定 営業時間/11:30~15:00中休17:30~21:00
※アクセス
東京メトロ東西線東陽町駅出口4下車。前方の大通りを左手に進んで二つ目の左路地を入り30mほど先の右側にあり。

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