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薄曇りなもののわずかに陽射しも時折りそそいで、秋めく天候ながら昨日ほど冷え込まず、ニットは羽織らず長袖シャツだけで出掛けたそんな九月長月下旬の週末土曜日だった。

しばらく前から気になっていたこちらであったが、そう遠くない平井で営業していることもあってかその内に行こうと思っている内に随分と時間が経ってしまい、本日こそとなって訪ねることにした。

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そんなわけで黄色い総武線電車に揺られ、何度となく下車して来た平井にまたやって来た。改札口を抜け北口側に出て、前方ロータリー脇奥の道路を歩いて蔵前橋通りへ。

その大通りの横断歩道を渡ってから右手へ進んで、前方のゆりのき橋通りも横断歩道を渡ってから左手へ歩いて行く。

程ない一つ目の右路地を入って行き100mほど歩いたその弁天通り沿いの右側に風情も良く佇んでいた。

入口右手に大きな紺色の垂れ幕が張られていて、大きく表記された店名の左下には「ふくふくより」と言う銘も刻まれていて、その奥州白河ラーメン店の暖簾分け店であることが見てとれた。

時折りクルマが行き過ぎて数人が店先を通り過ぎる、そんな小学校の裏手になるもの静かな裏通り沿いで営業しているこちらだった。

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さっそく入店して行くと平日正午前の開店まもない時間もあってか、先客の居ない静かなフロアで厨房に店主ご夫妻がおられた。しばらく前にインターネットで知って、やっと来れたことを告げると快く迎え入れてくれた。

どちらから来たのか聞かれたので、本八幡から電車で来たことを話すと、笑顔で相槌してくれその後の世間話しにも花が咲いた。

ともあれオーダーせねばとなって、予定通り叉焼ワンタン麺をお願いして、この際だからとなって餃子も一緒に注文することにした。

ランチサービスで半ライスが付くそうで、餃子にそれはちょうど良いとなってもちろんそれをお願いした。それは午後二時までのサービスらしく、つけ麺以外の注文に対応することがメニューボードの傍に案内されていた。

こちらも800円でつけ麺も提供しており、並盛200g・大盛320g・特盛400gどれもが同料金だそうで、チェーン系列のつけ麺店に負けていない対応までされていた。

そんな提供メニューは醤油味の中華そばやつけ麺の他にも、特製塩ラーメンや担々麺とネギ辛中華そばもあり、ご飯ものも叉焼丼やカレーライスがラインナップされていた。

また中華そばと小カレーライスが日替わりセットで880円とするセットメニューや、夜限定として北海道産味噌を使用した白河ラーメン店では珍しい味噌らーめんも提供していた。

見上げると石神秀幸氏とはんつ遠藤氏のサイン色紙が、店頭で撮られた店主とのツーショットフォトと共に大事そうに飾られていた。

最初に来られた方が石神氏だそうで、その後にはんつ氏が来られたらしく、さらに大崎裕史氏も来られたことを誇らしげに教えてくれた。

白河郡西郷村で2000年12月22日に創業した、白河ラーメ店の「手打ちラーメンふくふく」の店主が、こちらの奥様の伯父にあたる方だそう。

その修業先の店主は独学で手打ち麺やスープ作りの技術を身につけられた方らしく、佐野ラーメンや喜多方ラーメンにも通じるものがある白河ラーメンのお店として営業している地元人気ラーメン店だ。

そんな親戚筋の縁から当時は食堂を経営しておられた店主が、半年間そちらに修行に行かれて、その技術を身につけ2007年7月22日に開業したこちらだそう。

1973年頃に鶏肉専門店として創業したそうで、数年してから惣菜店に業態変更し、その後に食堂を営業されていたらしく、そうすると創業42年にもなる稼業をされているこちらのようだ。程なく到着。

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なんともビジュアル的にも素晴らしい、叉焼ワンタン麺と餃子がやって来た。修行先のふくふくでは、チャーシューは豚のモモ肉を使っておられたそうだが、こちらでは肩ロースを使用しているそう。

鶏肉専門店を営業されていたこともあるだけに、肉には強いこだわりがあるのだろう、そんな肩ロースの部位を今ではよく見受けられるようになった低温調理による紅色がかったチャーシューで提供されていた。

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それではと行かせて貰えば、縮れ気味の手打ちらしい豪快な持ち味がある麺でありながら、その表情は笑顔で微笑むかのような優しい風合いもあるもの。

二日間熟成させてから提供されるやや太めの中太ちぢれの平打ち仕様で、この建物の二階で麺打ちをされているらしく、コシがしっかり出るよう体全体を使って作り上げているそうだ。

そんな麺が穏やかな中にも確固たるポリシーが感じられるスープを絡ませて行き、それはそれは実に素晴らしい中華そばと言えた。

そのスープは鶏ガラベースらしき動物系のダシへ生姜を効かせた醤油スープで、鰹節とアゴでしつこくならないよう味わいを表出させた魚介風味が実にたまらないものだった。

そしてそのビジュアルの格を上げていたチャーシューは、口にしても絶大にたまらない味わいと食感で至福のひとときを与えてくれた。

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そんなチャーシューを半ライスにのせ、チャーシュー丼にして頬張り、さらに愉しませて頂いた。それにしても、このしっとりしたチャーシューは実に素晴らしかった。

餃子にも手をつければその皮もまた手打ちの自家製だそうで、肉餡の風情も素晴らしくその感動は箸を置くまで途切れることはなかった。それだけに、気がつけば完食。

お聞きしているとお休みを利用して、都内周辺の人気店に足を運ばれているらしく、とても勉強熱心な店主だった。

そんな世間話しが弾みに弾んだが、家族団体客の来店をきっかけに、精算を済ませご挨拶してこちらを後にした。

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大きな荒川が流れている界隈だが幅の狭い旧中川も傍に流れていて、水面近くに寄れば秋らしくススキの穂が垂れており、その水面にはスカイツリーが映り込んでいた。

そこから少し歩くと、住宅街の中に平井聖天とも称される燈明寺があり、新義真言宗の寺院らしく勇壮な本堂が異彩を放っていた。

いや、かなり途轍もなく果てることのない感動に打ちひしがれた、絶大に素晴らしいそんな怒涛の風情と風合いがあるそんな叉焼ワンタン麺と餃子だった。

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★ 奥州白河ラーメン 〇政 (まるまさ)

住所/東京都江戸川区平井6-43-3 TEL03-3619-1197 定休日/日曜日 営業時間/11:00~14:00中休17:00~20:00
※アクセス
JR総武線平井駅北口下車。ロータリー脇奥の道路の先にある蔵前橋通りへ出て、その横断歩道を渡ってから右手へ進んで行く。そして前方のゆりのき橋通りも横断歩道を渡ってから左手へ。程ない一つ目の右路地を入って行き十字路を二つ越えて、100mほど歩いたその弁天通り沿いの右側にあり。
 

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