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今にも雨が降り出しそうなほど薄暗い灰色の雲が大空を覆うものの、冷え込みはそれ程でなく雨さえ無ければ穏やかな気候の月明け十月神無月初日の木曜日だった。

ここ数年は鶏白湯ラーメン専門店の出店が花盛りだが、こちらはその中でも地鶏の白湯スープをウリにして、本日の2015年10月1日からオープンすると知り気になるところとなって出掛けることにした。

これまでも地鶏の鶏白湯は、濃厚鶏そば晴壱さんなどでメニューに見受けられたが、こちらはそれ一本に絞って提供して行く戦略のようで、日本初ではないようだが場所柄もあって今後影響がありそうなところだろうか。

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そんなわけで本八幡に出て、そこからまた都営地下鉄新宿線の急行電車に乗って、久しぶり神保町で下車。A5出口から外に出ると、傘が不要な程ごくわずかな霧雨が時折り落ち始めていた界隈だった。

靖国通りを淡路町方面へ歩いて行き、駿河台下交差点を左折して50mほど進んだ頃だろうか、左手に開店祝いの花が店頭に飾られていたこちらが風情もよく佇んでいた。

丈の長い濃い生地の暖簾が店先で揺らいで、白地の提灯が左手に吊られていて、なかなか風流な趣のある雰囲気を持つこちらの店舗だった。

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さっそく入店して行くと快活な挨拶の声に迎えられて、奥へ足を踏み出そうとすると、券売機でチケットを購入するよう丁寧な案内を受けて左手の券売機の存在に気づいてそこに立った。

地鶏の鶏白湯ラーメンは、塩味と醤油味に辛味の3タイプがあり、是非とも塩がお奨めですと来ればそこはそれにしようとなるもので、その鶏白湯ラーメン(塩)の鶏チャーシュー入りを選んだ。

振り返ると、先客が数人の比較的小じんまりとしたフロアが広がっていた。麺量をさりげなくお聞きすると、並盛は140gで、大盛は210gになるそう。

チケットをお渡しすると、店頭に案内されていたように、オープン記念で半ライスか味玉がサービスだそう。そこは半ライスを希望し、味玉を追加トッピングするかとなって、さらにそのチケットを購入して直ぐお店の方に手渡した。

地鶏による鶏白湯ラーメンと言うことで、その地鶏の銘柄が来るまで判らなかったが店先にも案内されていたように、但馬地方の自然豊かな丹波山系の麓で育てた地鶏の丹波黒どりを利用した鶏白湯ラーメンのこちらだそう。

地鶏銘柄について正直あまり知らなかったので後で丹波黒どりをネットで調べると、確かに認定番号C0301-01号として農林水産省が認めている地鶏だった。

穀物主体の特別飼料を与えて育てた健康で安心安全な地鶏だそうで、しかもフランス地鶏と日本在来地鶏系らしいロードアイランドレッドを系譜に持つようで、地鶏の王様とも称されるこの丹波黒どりらしい。

そんな地鶏丹波黒どりの鶏ガラとモミジをたっぷり利用して小麦粉類のような瀞みは一切使っていないモミジから出た瀞みオンリーだそう。


都内豊海町に2014年11月26日オープンした横浜家系ラーメン猪子家の姉妹店になるこちらだそうで、株式会社ケイフーズが手掛けるラーメン店の別ブランドの2店舗目となるようだ。

そちらで店舗を立ち上げた経験豊富な店長さんが、今回の2号店も同様に最初から最後までかかわってオープンさせたのだろう。


1号店の猪子家では菅野製麺所の麺を利用しているそうだが、こちらで使用する製麺所は、なんと昭和45年創業京都老舗製麺所の宝産業さんだそう。

過日訪問している三代目藤村商店さんと同じだけに、知らないでしょう?と店長さんに聞かれたが、とてもよく知っていることをお話しした。

辛味仕様は旨味辛玉が添えられるものらしく、それは干し海老をベースにして、唐辛子・ニンニク・挽き肉・山椒・XO醤等が入ったもののようで、少しずつ溶かしながら愉しむものだそう。

鶏めしのボタンもあったが売切れランプが点灯していて、来週には始める予定であることを教えてくれた。世間話しの中で居酒屋も営業しているとお聞きしたが、店先の開店祝いの札に樹屋と言う店名が見受けられ、定かでは無いが池袋に本店があるその居酒屋なのかも知れない。程なく到着。

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なんとも素晴らしいオーラが感じられる、地鶏白湯ラーメンがやって来た。低温調理らしき鶏ささみチャーシューが薄紅色で、私は美味しいのよと微笑みかけて来るようだった。うーむ。

それではと行かせて貰えば、そのふくよかで素敵な味わいは、オーラ通りの素晴らしさでセンスのいい味付けで実にたまらないもの。

地鶏の丹波黒どりはスープのみに使用しているそうだが、それから抽出したあっさりながらも瀞み豊かで素敵な風合いは優しいそよ風のよう。

さらりとしていながらもそれでいて怒涛の如く素晴らしい風味が存在していて、コラーゲンもたっぷりの白湯スープだけに丼に喰らいつくように食べ進めるしかなかった。

宝産業さんの中細麺の風情も実に素晴らしく、薄紅鶏ささみチャーシューも瑞々しい風合いと弾力良い食感で、予想通りの大いなる美味しさを誇るもの。とろろ昆布が入っていて、青ネギ共々なかなか相性も良かった。

そしてメンマかと思ったものはなんとキノコのエリンギだそうで、メンマに似せて作っているだけにビジュアルに違和感が無く、それでその味付けがまた大絶賛の味つけ。そしてエリンギらしい、ツルンと来る食感がまた泣けた。

お聞きしていると自分が思わず食べたくなるものしか提供したくないという想いが伝わって来る本物にこだわる店長さんで、家系店も画像を見る限りオリジナル家系ラーメンのようで、こちらと同様にこだわり抜いた美味しさであることだろう。

後半になってから、残った鶏ささみチャーシューや味玉をサービス半ライスにのせて愉しませて貰い、気がつけば完食だった。

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豆板醤・おろし生姜・おろしニンニクは傷みやすいので冷蔵庫に保管しているそう。一声かければ出してくれるそうだが、その美味しさゆえに一気呵成で完食してしまいお願いする必要も感じなかった。

他のラーメンや鶏めしのフォトを、この際なので見せて貰った。旨味辛玉のラーメンが、気になるしかなかった。

いや、なんとも言えない素晴らしい持ち味の地鶏白湯ラーメンで、明確に確実に如実に名実に、円熟実があって居丈高な風合いで、値千金な味わいと言えてとても素晴らしかった。

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★ 地鶏白湯専門 麺屋とりこ

ラーメン麺量~並盛140g・大盛210g 住所/東京都千代田区神田小川町3-10-7 定休日/無休 ※年末年始を除く 営業時間/11:00~22:00
※アクセス
都営地下鉄新宿線神保町駅A5出口下車。靖国通りを淡路町方面に歩いて駿河台下交差点を左折して50mほど進んだ左側にあり。
 

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