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澄み渡る秋らしい青空に秋らしいそよ風がそよいで、目の前をトンボが風を切りながら滑空していた、そんな気温はやや高めながらも秋深しな十月神無月半ばの水曜日だった。

ここのところ体調が以前にも増して良くなり、そう言えばクルマの運転をしていなかったので、足ならしにまたレンタカーを利用して出掛けて見るかとなった。

当初は先日行けなかった下館方面のつもりだったが、ネットで下調べしている内に、こちらが昼営業していることに気がつかされた。

どうやら2015年3月31日に一度は閉店してしまったようだが、2015年5月10日に復活を遂げて再開し従来のように昼営業もしているようだった。

ちなみに2011年7月3日にも閉店宣言して、数ヶ月後の10月1日に再開しているようだ。なおその頃から、昼営業が始まったらしい。

ラーメンを通して感動を売りたい、偉くなるだけが人生じゃないよ、そんな数々の名言を生んで来た新井芳雄氏が創業させたラーメン店で、店内にはダルマストーブがあるらしい。

ラーメンの食べ歩きを十数年ぶりに再開してネットサイトを始めた頃、こちらが人気店でとても気になっていた一軒だったが、水海道と遠方の上しかも夜営業しかしていないとして諦めたものだった。

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そんなわけでビッツ禁煙車が空いているか、いつものレンタカーショップに電話で確認してから自宅を出発。晴れ渡る好天の中クルマを守谷方面に向かうため三郷IC経由で常磐道をひた走った。

守谷SAで一息してから谷和原ICで一般道に降りて、国道294号を進み山田交差点で左折して県道502号線に入る。そして突き当たりの国道を更に左折。

まもなく鬼怒川の豊水橋を渡りきる頃、カーナビが右路地を入るよう促されたが、信号があるものの状況的に厳しくやむなく直進。直ぐまた右路地があったのでそこから入って回り込んで行き、土手に出たので右かとなってハンドルを切った。

すると前方右手にこちらの看板が見え、判り辛い場所とネットにあったので少し不安だったが、比較的スムーズに到着することが出来た。入口を見ると半開きで店内が見えて、これからもうすぐ始まる様子だった。

開店時間まで40分近くあったものの鬼怒川の土手に上がり、周辺の景色を眺めている内に時間が過ぎて行った。

かつてない大雨により常総線南石下駅に程近いの鬼怒川の堤防が決壊し、甚大な被害がもたらされはや一ヶ月が過ぎようとしている。

常総線が予定より早く運行が再開され明日から八割運転が始まるようだが、まだおよそ400人の方々が避難所生活を強いられ決壊現場はそう変わらない状況のようでまだまだ大変な様子だった。災害に見舞われた方に、心よりお見舞い申し上げます。

こちらもそんな鬼怒川堤防沿いで営業しているだけに、多くの常連さんが心配されたようだが、この周辺は問題ない状況であった。そんな堤防から川を臨むと、遠方に雄大な筑波山が見えたが、何処か哀しい表情を浮かべているようにさえ思えた。

こちらの屋根の上に信号機が設置されており、まだ開店前と言うことで赤信号になっていた。営業が始まると青に変わるようだ。また店舗入口には小学校によく見受けられる、二宮金次郎(尊徳)の銅像が設置されていた。

奇しくも尊徳公は川の氾濫で田畑が流されて家が没落し、子供時代に父母がその過労から他界。そんな中で勉強に勉強を重ねたようだ。24歳で一家を再興させるだけでなく、独自の農耕事業により貧しい農村や藩を救う偉大なる功績を残し、晩年尊徳翁として崇められたと言う。

店頭に戻ると開店まもない時間だったが、一人の方が待っているだけだった。その方に話し掛けると、昨日訪れたらクルマが停められず、やむなく退散して改めて来られたそう。

入口右手にはカレンダーが貼られていて、あらかじめ休業する時はそこに記されお休みになるようだ。今月は16日の金曜日に、休業予定であるようだった。

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程なくすると開店時間となりお店の方が出て来られ、入店を促されたので中へ入って行った。店内は漫画の原稿があったり様々なものが貼られていて、床にはなるほどダルマストーブが置いてあった。

前方左手のカウンター席へ促されたのでそこに腰掛けると、筆書きされた達筆の拉麺人生の文字が目に飛び込んで来て、そして招き猫がそこかしこに鎮座していた。

こちらを紹介する記事が入るメニューリストから平日だけの提供メニューらしい、人生ラーメンとチャーシュー丼を雑炊のようにして愉しむ第二の人生と、テバ餃子1本がセットになった人生劇場セットをお願いすることにした。

数人がその後入店して来られたがそれほどの混雑でもなかったので、例によってさりげなく邪魔にならない程度に世間話しをさせて貰った。

1993年の平成5年に茨城の岩井で創業したそう。そこで三年弱ほど営業した後、現在の場所へ1996年に移転して来られたらしく、そうすると今年で創業22年となるようだ。

そんな茨城を代表する人気ラーメン店の一軒と言えるこちらで、初代店主の新井芳雄氏はおられなかったが、厨房に立つ比較的若い方は二代目になる方だそう。程なく到着。

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芳しい醤油スープに細ちぢれ麺が綺麗に整列しているのが見えて、左右に刻まれたアサツキらしき青ねぎと白ねぎが風情よく散りばめられた素ラーメンで、そこから感じられるオーラはなるほど半端ではなかった。

それではと行かせて貰えば、もう何この旨さはと言える絶大なる素敵な味わいが実にたまらないもの。

鶏ガラと野菜をじっくり炊き出し、魚介系食材をほど良く効かせたスープと言う感じで、ちぢれ麺の持ち味がまた泣けるほどだった。

日本がまだ高度経済成長期とされた頃、都内で支那そばと呼ばれた東京醤油ラーメンと言う風情があるものと言えそう。そう言えばまだ若い頃呑んだ後何処かの屋台で、寒い中燻し銀の店主が差し出したラーメンに近いものがあった。

それをしみじみと愉しんでいると、第二の人生なる提供メニューがやって来た。高熱になった土鍋の中にご飯が盛られ、その上に角切りチャーシューが多めにゴロゴロと乗って、やはりアサツキらしき刻まれた青ねぎが散らされその真ん中に生卵があった。

スープを早めに入れると良いそうで、さっそくレンゲで入れると、ジュワーッと音がけたたましく店内に響いて湯気が立ち昇った。

麺を完食してから残ったスープを入れて食すとちょうど良い熱さで、先述したようにチャーシュー丼を雑炊のようにして愉しめる実に素晴らしいサイドメニューと言うしかなかった。

テバ餃子は鶏手羽の中に餃子餡がたっぷり入ったものを、しっかりしたオーブンで焼かれた感じで、外はカリッとして中はジューシーこの上ないものだった。

それだけに、気がつけば完食。スープが無くなるとラーメンのドンブリの底に、偉くなるだけが人生じゃないよと言う文字が、印字が掠れているもののそう刻まれていた。

いや、空前絶後の素晴らしさに猛烈果敢な美味しさで、感慨無量の持ち味に疾風怒涛の感動が来て、遥かなる雄大な大空の如くそれはそれはとんでもなく実にたまらなかった。

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★ 人生@水海道

住所/茨城県常総市豊岡町乙1485-1  TEL0297-24-1212 定休日/月曜日・他に不定休有 営業時間/11:30~14:00中休18:00~21:00頃
※アクセス
関東鉄道常総線水海道駅下車。駅前ロータリー奥の道路を左手に歩いて一つ目の信号交差点を右折。突き当たりの国道を更に左折。鬼怒川豊水橋を渡りきる頃右手に信号機が屋根に立つこちらが見える。信号の右路地に入って行くと辿り着くが、クルマの場合は次の右路地から回り込むとスムーズ。
 

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