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青空を白く霞ませる雲が覆うものの淡い陽射しが爽やかにそそいで、所々に見せる青い表層が季節らしい空を造作していたそんな十月神無月下旬の金曜日だった。

実は明日からまた就業出来ることになり、その関係で午前早めに松戸駅周辺で所用を済ませて、その後やはり午後早い時間に都内でその関係の所用がある本日だった。

そんな中でラーメンとなって、開店時間が比較的早い時間であれば、余裕ある行動が取れるもの。幾つかの候補店があるものの休業している恐れがあればそこは回避したい。

そう言えば東京ラーメンストリートであれば、そうした早く開店する店舗が多く営業しており、以前から気になっていたこちらだけに今回こそ足を向けて見ようとなった。

2013年9月20日に東京ラーメンストリートで他の2店舗と共にオープンしたこちらで、今年の2015年3月20日には博多キャナルシティのラーメンスタジアム内にその2号店が華々しくオープンしている。

㐂蔵のは喜の異体字で、以前はPC入力出来ず喜蔵とするしかなかったが、最近はこうして入力できるようになった。

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そんなわけで松戸で所用を済ませて上野東京ラインの東海道線直通電車に飛び乗り、東京で下車して数日前にも訪れたラーメンストリートにまたやって来た。

東京・葛西の人気店ちばき屋の千葉憲二店主が贈る、最初で最後のセカンドブランドの店主故郷の宮城名物牛タンをのせたこだわりラーメン店のこちらだそう。

そんな宮城・気仙沼ご出身の店主は、日本料理・銀座江島の総料理長を歴任する等された方で、日本ラーメン協会の理事長職も務めている。

ちばき屋は1992年に創業したラーメン店で、ラーメンフリークの間では半熟煮玉子発祥のラーメン店として名高い。

葛西店開業後に2001年仙台店をオープンさせ、2007年にオープンした横浜店ポルタ店は横浜勤務時代に訪ねたものだ。

2004年オープンの船橋ラーメン横丁第一期店としてこちらの船橋店が出来て訪れたものだが、2006年オープンのお台場店共々期間限定の営業店舗だったようだ。

また2006年にアリオ亀有店と川崎店がそれぞれオープンしたが、現在はそれらの店舗も既に閉店している。

またラーメン店では無いが、2010年銀座に割烹まかないきいちをオープンさせ、銀座の良き隠れ家的な居酒屋として人気を博しているらしい。

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と言うわけで店頭に立てば入口の左手に券売機があり、その前に立ち何にするかしばし悩んでから徐に手を券売機のボタンに近づけ、仙台牛タンねぎ塩ラーメンのタン増し玉子を選んだ。

サイドメニューも豊富なこちらで、俵型の牛タンドライカレーや牛タン餃子(5個)に、牛タンコロッケなどがラインナップされていた。

また和風だしを効かせた黄金色のスープに細ちぢれ麺が泳ぐ醤油ラーメンが、昨年から提供メニューに追加されたようで、本家ちばき屋のノウハウが息づいた何処か懐かしい思いにさせてくれる味わいだそう。

午前遅い時間もあってか今回そちらには触手が伸びず、これで行こうと牛タン1枚増しに白めしのボタンを連打した。

さっそく入店して行くとラーメンストリートの奥まった場所で、腕時計に目をやれば午前10時40分と言う時間もあってか、店内の先客は一人の方が居るだけだった。

通路側のテーブル席に腰掛けると、厨房からお店の方が出て来られて、チケットを手渡してオーダーが通った。後続客が一人だけ入店して来たが、その後に続く来店客は無かった。程なく到着。

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牛タンをウリにしたラーメンのこちらだが、むしろ細かく裁断されたネギが風情の良い塩スープに散らばるそのビジュアルをネットで見て、行こうとその気にさせられたものだ。

実際こうして目の当たりにすると、やはりなかなかのビジュアルと言えるものだった。

それではと行かせて貰えば、日本の原風景が心の奥底に広がるほど、風情の良い持ち味があって実にたまらないもの。

誰もが描いた切ない想いと共に、夏のそよ風の先に現れた心洗うような良き時代の美しい眺めとなって現れ、自転車で通り過ぎた時のようにしばらくするとそれは消えて行き現実に戻された。

微塵切りにされた3種類のネギが何処か華やかにラーメンに散らされていて、その下に注がれていたスープは豚骨と牛スジを炊き込んだコクのある塩味だそう。

風合いの良いカネジン食品製らしい、モチモチした中太平打ち麺を啜ると、スープと共にそのネギも絡んで来た。

黒胡椒と煎り白胡麻が振られており特製ゴマ油を垂らしているそうで、それもまた要因の一つとなってしみじみとした風合いを造作していたのだろう。

ガーリックを効かせた生クリームが牛スジの上に添えられており、途中からスープに溶かして口にすれば、これまたまったりとした優しい風味が新しくもまた違った懐かしい持ち味で素敵だった。

箸で上げると崩れるほど柔らかな牛タンチャーシューは、主役でありながらもそんなラーメンの中に溶け込んでいて、そう主張することなくそれでいて良い味わいを示していた。

香味野菜が織り成す、それは心に沁みる素敵な味わいと言うものだった。

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ラストは牛タンをご飯の上にのせてしばし食して、その後で残ったスープをネギと共に全て入れ、そこにブラックペッパーを振り掛けオジヤのようにして喰らってこれまた幸せなひとときとなった。

半熟煮玉子発祥の店らしくホクホクの絶妙な半熟加減で、キクラゲもプリプリしていて、お店の方の対応も素晴らしくそれだけに気がつけば完食だった。

いや、地道な味わいながらも新しい風が吹き込まれていて、さすが真打ちのラーメン店主のお一人と言えるお店の素晴らしい味わいの仙台牛タンねぎ塩ラーメンで、猛烈に激烈に凄烈に強烈に激切にもう良かった。

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★仙台牛タンねぎ塩ラーメン蔵 東京ラーメンストリート店

住所/東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲南口地下1階一番街東京ラーメンストリート内 TEL03-3216-7545 定休日/年中無休 営業時間/10:30~22:30(22:00LO)
※アクセス
JR東京駅で下車して中央通路からエスカレーターでエキ地下へ降りて行き、グランスタを八重洲口方面へ進んで改札を出て東京駅一番街へ入り、東京おかしランド前を右折して行った東京ラーメンストリート内にあり。


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