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昨夜の雨雲も消え去ってそれでもグレーに染まる霞み空が青空を隠すものの天空から薄ぼんやりとした淡い陽射しが注いで、気温がまた20度を超える予報が出て徐々に青い空も現れて来た11月霜月下旬の休日火曜日だった。

午後から本八幡で歯医者の予約を入れていたこともあって、そんな兼ね合いから幾つかの候補店の中から気になっていた京成沿線で営業する二軒を訪ねることにした。

あっさりしたラーメンを提供するその内の一軒がこちらで、2015年11月10日にオープンしたばかりのようだ。

鹿児島駅周辺の繁華街天文館通り界隈で営業して名店と呼ばれている、1949年創業の老舗ラーメン店のり一で12年間修業されていた方が厨房に立つこちらだそう。

何気なく鹿児島市のラーメンで調べて見ると、食べログで二位となっていたラーメン店だった。

鹿児島ラーメンと言えば、比較的あっさりさせた豚骨ベースの半濁スープが特徴だが、こちらもまたそうした系統なのだろうか。そんなところが気になって、まずはこちらへ最初に向かうことにした。

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と言うわけで、京成八幡から電車に乗車。高砂で乗り換えて最寄り駅の京成立石に久しぶりやって来た。改札口を出て左手の階段を下りて行き、踏切の道路を左手の立石駅通りと記されたアーチの道路を進んで行った。

150mほど行くと信号十字路があり、そこを左折して少し歩けば、引き戸を大きく開口していたこちらが右側に風情も良く佇んでいた。

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さっそく入店して行く頃には陽射しが強くふり注いでいて、そんな目映ゆい陽射しが店内をよりいっそう明るくさせていた。

厨房前にカウンター席が据え付けられていて、券売機が無いことを確認してからその中ほどの椅子に腰を下ろした。

目の前にあったメニューを手に取り、それを見ながら500円のラーメン中にチャーシューともやしが増量されるトッピングもお願いすることにした。

たまごめしなるサイドメニューが気になったが、もう一軒訪ねる予定だけに自重することにした。するとオーナー店主らしき方が、人気のサイドメニューでお奨めされて来た。

そこでその特長をお聞きして見ると、いわゆる卵掛けご飯で鹿児島の醤油をたっぷり垂らして愉しめるものだそう。

鹿児島ものであれば甘口醤油と言うことになり、それを飯に掛けて卵と共に愉しむのであれば悪くないところだが、やはりもう一軒訪ねる予定だけに丁重に辞退させて貰った。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、なるほどこれは実に素晴らしい、そんな持ち味が実にたまらないものだった。冷凍物で無い生の丸鶏を惜し気もなく使用した鶏ベースのスープだそうで、豚骨や香味野菜にコク味付けで背脂も一緒に炊き上げているそう。

無添加にこだわったあっさりしながらも、小気味良いコクがなかなかの面持ちとなっていた。呑んだ帰りの一杯には打ってつけだそう。

名店のり一は半濁豚骨の鹿児島ラーメンでは無く、いわゆる鶏清湯ラーメンの老舗店で、市内老舗店こむらさき同様にそのルーツは台湾となるらしい。こちらはそんなのり一の味を踏襲しているそうだ。

ちなみに鹿児島ラーメンの最古参店だった、のぼる屋のルーツは中国となるそうで鹿児島の老舗ラーメン店は久留米等の豚骨ラーメンとは無縁であることが伺えた。

そんなのぼる屋は一昨年から休業していたが、店舗代表者の死去に伴い昨春正式に閉店したことが伝えられている。

それにしてもバラチャーシューやモヤシも良い風合いで、青ネギと揚げネギも絶妙なバランス。そして程良い量の背脂も、湯気が立ち昇るくらいわずかで、そんな優しい味わいが心和む美味しさだった。

目をつむれば雄大なる桜島をバックに、市内を結ぶ連絡船が鹿児島湾を航行している姿が目に浮かんだ。七味唐辛子を入れ風情を変えてもなかなかで、それだけに気がつけば完食。

いや、なんともしみじみとした味わい深い素敵なラーメンで、明確に的確に確実に明瞭に瞭然に、怒涛の如く何処までも素晴らしい泣ける美味しさだった。

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★ 乃の一@京成立石

住所/東京都葛飾区立石4-28-19 TEL不詳 定休日/無休 営業時間/11:00~15:00中休17:00~22:00
※アクセス
京成押上線京成立石駅下車。改札口を出たら左手の階段を下りて踏切道路を左手に進んで行く。150mほど先の信号十字路を左折して少し歩いた右側にあり。

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