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爽やかな青空が広がり値札を付けて陳列された商品のように様々な雲が浮いて、北風が往く季節を助長させそよいでいた十二月師走上旬の日曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば今夜も穏やかな初冬の夜空が広がり、師走らしい雑踏の街を歩いてこちらへ向かった午後七時過ぎだった。

昭和35年創業となる荻窪の味 三ちゃんが、18年前頃から始めた系列店となるこちらのようだ。

店頭電光看板には店名の冠のように「想い出す味」と言う文字が据えられて、その板硝子には「三ちゃん兄弟店」と言う表記もなされているらしい。

それをしばらく前に初めて知るところとなって、昨年には西荻窪の暖簾分け店にも訪れているだけに気になるところとなって、今夜こそ是非とも訪ねて見るかと仕事帰り立ち寄ることにした。

そんなわけで荻窪でまた途中下車し南口側に出て、荻窪南口仲通り商店会通りを入ってこちらへ向かって行った。

程ない左路地を曲がって進み100mほど歩いた一つ目の十字路に出ると、その横断歩道の前方にこちらの店舗が風情もよく佇んでいた。

なるほどネットで見たように「三ちゃん兄弟店」と言う表記があり、それほど大きい文字では無いものの見え易い位置で、こちらがそうした三ちゃんの関連店であることを主張していた。

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さっそく入店して行くとなかなか盛況の店内が広がっており、それでも手前入口寄りに空いたカウンター席があり、そこに促されるわけでもなかったがそこが確固たる今夜の指定席であるかのようになっていたので自然にそこへ腰を下ろした。

三ちゃんの姉妹店であることを確認させて貰いながらも、壁面にあったメニューからAセットと表されていた900円のラーメン半チャーハンのセットメニューをお願いして、見上げた場所にあったメニューリストから餃子も予定通り一緒にオーダーすることにした。

店内には幾つかのセンスのいい引き延ばされたフォトが飾られていて、こちらの店長さんの趣味だろうかとお聞きして見ると、お客さんが撮影したものであることを教えてくれた。

また何気なく目線を下ろすと左手の隅の観葉植物の傍に普段あまり見ない造作物が置かれていた。さてこれは一体どんな用途で利用されるものか想像もつかなかったので、これまたお聞きすればそれは餃子の肉餡を搾る際に使われる道具であるらしい。なるほど。

店名の由来もこの際だからとお聞きして見ると、語呂がいいものと言うことから命名した店名だそうだ。あもんと言うと私的には演出家の宮本亜門氏が思い出されるが、「違いが判る男」と言うキャッチコピーで有名なネスカフェCMが今でも印象に残っている。程なく到着。

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それではとラーメンから行かせて貰えば、これがもうまさしく良き時代を感じさせる、そんな味わい深い素敵な中華そばと言うしかないものだった。

三ちゃんのラーメンは多めの削ぎ切りの白ネギに、大判の海苔が蓋をするようにのせられたもの。

そのビジュアルと風合いは見た目本家とやや違うものの、清湯スープと柔らかい中細ストレートの麺のその持ち味は、ほぼ同じと言える風情となっていてチャーシューもまた素晴らしくとても美味しかった。

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餃子に目が行った時、ふと一昨日見た孤独のグルメ純レバ丼編の中華店で、餃子をお酢とラー油とコショウで愉しむシーンがあり、思わずそれを思い出し真似をしてそのタレを作った。

そして餃子を手繰り寄せそのタレをたっぷり漬けて頬張れば、まさしく餃子道奥深しな素敵な味わいにしみじみとしながらもなかなかの持ち味に舌鼓を打った。

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さらに箸をレンゲに持ち替えチャーハンも口にすれば、これまた号泣ものの怒涛の素晴らしさで、レンゲを口に運ぶ速度が次第に増して行った。それだけに気がつけば完食。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく素晴らしく、時代と共に様々な価値が大きく変化する中でも、食が持つ価値は流行の中でも常に求められるニーズにさした変化がないことを悟った美味しさと言えた。

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★ 中華料理 あもん

住所/東京都杉並区荻窪4-21-17 溝口ビル1階 TEL03-3391-8851 定休日/水曜日 営業時間/11:45~15:00中休17:00~22:30 ※土日中休みなし
※アクセス
JR中央線荻窪駅南口下車。荻窪南口仲通り商店会通りを入って行き、程ない左路地を曲がって進み100mほど歩いた一つ目の十字路の右奥にあり。
 

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