chiyottoboshi01

北寄りの風が枝に垂れた枯れ葉を軽く揺らして、冬めく気候の蒼灰色な空が陽射しを隠していた、年の瀬と言える時季の十二月師走半ばの月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、穏やかな夜風が街の冷え込みを助長するも、それほど寒くもないそんな午後七時過ぎだった。

吉祥寺で営業していた音麺酒家楽々が閉店して実に久しいが、その店主である磯部氏はその後ラーメン店のプロデュース業等をされていたようだ。

現在ではそんな仕事をされながらもくじら食堂@東小金井の営業していない土日に間借りして、吉祥寺時代からのブランドとなる創麺業磯部水産なるらーめん店を運営している氏のようだ。

そんな磯部氏のツィッターブログによれば、これまでプロデュースして来た多くの店では、氏の名前が前に出ることはなかったそうだ。

しかしながら今回訪れることにした、煮干らーめんと台湾まぜそばをウリにするこちらのラーメン店では、その公表を逆に希望されたようだ。

それだけにその事実を知るところとなり、そこはやはり気になるところとなっていた。そこで今夜こそ訪ねて見るかとなって、仕事帰りまた遠回りしてそんなこちらへ立ち寄ることにした。

chiyottoboshi02

chiyottoboshi03

chiyottoboshi04

そんなわけで新宿で山手線電車に乗り換え、目黒で途中下車して中央改札口を抜け西口から外に出た。

左手斜め前方の横断歩道を渡り、その前方の権之助坂を下りて行き、200mほど先の歩道橋の直ぐ手前にあるこちらへやって来た。

右手から合流する道路側に表入口があり、こうした場合は券売機がそちら側に設置していることが容易に判断出来て、店頭撮影もあってそちら側に周り込んでそれを済ませてから入店して行った。

その入口には三河屋製麺の麺箱が幾つか積まれて置いてあり、2015年12月3日からオープンしたことが案内されていた。足元の小型黒板には12月1日オープンとも記されていたがプレオープンの日付だろうか。

chiyottoboshi05

chiyottoboshi06

chiyottoboshi07

chiyottoboshi08

chiyottoboshi09

ともあれ入って行くと案の定右手にその券売機が待ち受けていて、その前に立ち特製濃厚煮干らーめんを選んで、サイドメニューもやはり行くかとなって炙りチーズちゃーしゅー丼のボタンを連打した。

実は濃厚煮干つけ麺があればと思ってその予定で来たが、まだその提供は始まっておらず、お聞きすると当分の間お預けとなる予定であることを教えてくれた。

夏頃までにはとおっしゃっていたが、そうなると一度はボタンから文字が消える運命なのだろうか。

その他のメニューはオープン時から提供しており、白醤油と淡口醤油のカエシで仕上げた煮干し本来の旨味を際立たせたものらしい淡麗煮干らーめんもあった。

そして先述したように煮干らーめんと共にウリとする、オリジナル台湾ミンチを使用した台湾まぜそばもラインナップされていた。

世田谷駒沢の横浜家系らーめん家丸の2号店となるこちらだそう。2011年9月にJR神田駅周辺のガード下でオープンして、2012年3月に現在の場所に移転した家丸さんらしい。

以前は博多らーめん権之助が営業していた場所だ。カウンター席の奥に広い厨房があり、裏入口寄りには様々な仕様の煮干しのダンボール箱がこれでもかと山積みされていた。程なく到着。

chiyottoboshi10

chiyottoboshi11

chiyottoboshi12

chiyottoboshi13

chiyottoboshi14

chiyottoboshi15

chiyottoboshi16

chiyottoboshi17

特製仕様には、通常具材に焼豚バラ肉チャーシューの他、味玉と海苔2枚が足されたものだそう。

それではと行かせて貰えば、煮干しのふくよかな面持ちはさすが磯部氏プロデュースと言えるもので、余所とはまた違った煮干しシフトがたまらないもの。

煮干しが持つ無限の多様性とその味わいに、もうなるほどと思うしかなかった。画一的にならなければ、まだまだその裾野は今後も広がって行くことだろう。

こちらでは、カタクチ・アジ・サンマ・アゴ・タイなどの煮干しをじっくり煮出した煮干しのスープだそうで、それに丸鶏と鶏ガラを長時間炊き上げた濃厚鶏白湯スープを合わせたものだそう。

1杯に約70gの煮干しを使用した、こちらの濃厚煮干しスープだそう。新宿ゴールデン街等で営業するすごい煮干ラーメン凪の濃厚煮干らーめんでも60g以上を使用していると聞く。

それだけにまさしく濃厚な煮干しスープだが不思議なほど癖が少なく、よく煮干しの特性を吟味した上でのシフトの賜物なのだろうか。

自家製ラー油と特製煮干酢なるものが卓上に置いてあったので胡椒と共に入れて見たが、大変に相性の良い調味料でとても素晴らしい風合いとなっていた。それにしてもこちらの焼豚バラ肉チャーシューも美味しかった。

そしてチャーシューの上にスライスチーズを乗せてしっかりカセットガス缶バーナー辺りで炙った炙りチーズちゃーしゅー丼がまた素敵で、ラストに残った煮干し醤油スープをそこに入れて愉しんだが、その旨味パラダイスは号泣ものと言えた。

それだけに気がつけば完食だった。今後もさらに味の調整をして行く予定らしい。いや、かなりとんでもなく絶大に猛烈な素晴らしさで、明確に明瞭に的確に怒涛の如くしみじみとしていて実に良かった。

chiyottoboshi18

chiyottoboshi19

★ 煮干らーめん 台湾まぜそば 麺屋一寸星 - イッスンボシ -

※煮干そば麺量~並盛150g・大盛225g/台湾まぜそば・つけ麺~並盛200g・大盛300g

住所/東京都目黒区目黒1-4-15 TEL03-3491-3734 定休日/日曜日 営業時間/11:30~翌4:00 ※当面の間通し営業
※アクセス
JR目黒駅西口下車。中央改札口を左手に出て斜め前方の横断歩道を渡って権之助坂を下りて行き、200mほど先の歩道橋の直ぐ手前にあり、右手から合流する道路側に表入口あり。
 

ご訪問ありがとうございます!

👆1click 頂けると嬉しいです!
 m ( _ _ ) m