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寒々とした灰色の空が広がるものの雨の降る気配もなく、北風が年の瀬の街にそぞろ吹いていた、そんな冬めく十二月師走半ばの休日火曜日だった。

栃木県宇都宮市内で煮干し中華そばを提供して人気を博しているラーメン店が、つい数日前の2015年12月11日からJR北柏駅からほど近い国道6号沿いにその系列店をオープンさせたようだ。

本店も複合型工業流通団地の宇都宮インターパーク内に、2013年6月9日オープンしてまだ二年目の比較的若いラーメン店らしい。

替え玉は煮干粉やタレが掛かり具材が乗せられ、まぜそばのように愉しめるものと言う。まだ当面の間は、プレオープンでの営業だそう。そんなわけで気になるところとなって、本日はこちらを訪ねることにした。

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と言うことでまた東松戸に出て武蔵野線を利用し、新松戸から常磐緩行線電車に乗り換え北柏に降り立った。改札口を抜け左手の北口側に出て、連絡橋を下りると背面に乗用車が勢いよく通過して行く音が聞こえた。

その右手後方の国道6号を左折して行くと、600mほど歩いた頃に柏市と我孫子市の市境があり、それを過ぎて若干さらに進むと左手にこちらの店舗が見えてあそこかとなった。店頭にはクルマも複数台駐車出来る、比較的広いスペースもあった。

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さっそく入店して行くと、まだ正午までしばらくある時間もあってか、先客が誰一人いないフロアが広がっていた。厨房にはお店の方が二人おられて、その方々の挨拶に迎えられた。

ネットで知り来たことを告げると遠くから来たのか聞かれたので、そう遠くない松戸から訪れたことを返すと、ともあれ笑顔でお礼の言葉が返って来た。

右手に小型の券売機があったので、その前に立つと一人が説明を兼ねて直ぐ横に来てくれた。店名ロゴや店内インフォの書体が、今では懐かしく見えるそんなワープロ風なものだった。

最初に目についた昔話ご飯についてお聞きすると、アニメの昔話に出て来るような山のようにこんもり盛られた白ご飯が出て来るそうだ。

煮干中華そばはノーマルとイージーとハードの3タイプのボタンが用意されていたが、ハードは押せないようになっていた。イージーはライト系で、ハードは濃厚系になる煮干しスープだそう。

より濃い煮干しスープにしたかったので、煮干中華そばのノーマルボタンを選んだ。そして煮卵も選んでから、あえそばにもなると言うコンティニュと記された追い玉に、サイドメニューも行くかとニボバタご飯なるボタンも連打することにした。

右寄りのカウンター席に腰を下ろす。今井店長さんともう一人にスタッフの方がおられるこちらで、準備期間をたっぷりとって年明けの3月頃から本営業して行く予定らしく、ハードの濃厚仕様はその前までには開始するそうだ。

宇都宮店を創業させたオーナー店主は、某有名ゲーム企業におられた方だそうで、提供する煮干し中華そばは独学で作り上げたものらしい。なお店名は店主のあだ名から名付けられたそう。

店内インフォの案内文のフォントが、レトロゲームの文字のようにしているのもその関係からだそうで、なるほどそれでコンティニュ等の文字等も、そう言うことだったのかとなった。

そう知ると店内の雰囲気も何処かのゲームで見た、そんな画面の室内に見えるから不思議と言うしかなかった。ふと見ると厨房の奥に菅野製麺所の麺箱が置いてあり、本店は自家製麺のようだがこちらではその製麺所を利用しているそうだ。程なく到着。

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かなり接地面の少ないドンブリに入ってやって来た。それではと行かせて貰えば、ノーマルでも濃厚煮干系と言える風合いで、そのなかなかの持ち味が実に素敵でたまらないもの。

丸鶏と豚ガラ部の豚骨を利用した動物系スープに、数種類の煮干しを利用して仕上げた煮干しスープを直前に合わせた無化調スープだそう。

菅野製麺所の中細ストレートが泳ぐ煮干中華そばで、硬質気味の麺の風合いも素敵だった。豚肩ロースのチャーシューも一枚ながら、大判サイズが入ってこれまた美味しかった。

削ぎ切りされた白ネギに、和出汁の旨味感じる煮卵の風情も良く、スープの底には四角い形状にカットされたタマネギとメンマが沈んでいた。

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来ていた追い玉を手繰り寄せると、細切れチャーシューに刻みネギとたっぷりの煮干し粉が入っており、麺の下にはタレ等が沈んでいた。

箸を使って麺をしっかりと掻き交ぜ口にして行く。もうスープに入れず充分これで愉しめる美味しさだった。

その器の縁寄りに赤いソースが店名頭文字のNをかたどってあしらわれていて、トマトソースなのかと思えばこれが驚きのベリーの果実ソースだそう。

それを後半になってから全体にまんべんなく絡めると、隠し味程度になってこれまた良かった。

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ニボバタご飯なるサイドメニューは、やはり細切れチャーシューを刻みネギと共に乗せられたもので、そこに煮干粉を入れたバターをハート形にしたものがご飯の上に乗せてあり、醤油ダレが多めに振り掛けられていた。

よく掻き混ぜて食せばバターの風味に煮干しが香って来て、こうしたこれまでなかった新しいスタイルのサイドメニューの登場に美味しく頂くと何とも嬉しい美味さと言えた。

最後に残ったスープをそこに入れて、オジヤのようにして愉しんだ。これまた素晴らしく、それだけに気がつけば完食だった。

いや、かなりとんでもなく絶大に猛烈に素晴らしく、ゲームのような空間でリアルな美味しさが愉しめ、穏やかな持ち味に怒涛の煮干しの風情で、意気衝天の旨さに、感慨無量の風合いで、虚静恬淡(てんたん)の持ち味とも言えて、緊褌(きんこん)一番の味わいに泣けたこちらだった。

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★ 煮干中華そば のじじR 千葉根戸店

住所/千葉県我孫子市根戸1738-2  TEL非公開 定休日/月曜日 営業時間/11:00~16:00
※アクセス
JR北柏駅北口下車。連絡橋を下りたら右手後方の国道6号に出て、左折して600mほど歩いた市境付近の左手にあり。
 

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