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青い表層から目映い日射しが注いで、西高東低の気圧配置によりシベリア寒気団の張り出しがまた強まって冷え込んでいた、そんな三月弥生初日の休日火曜日だった。

以前に訪ねた丸め武蔵小金井店 が営業していたJR武蔵小金井駅から少し歩いた場所で、昨日の2016年2月29日にオープンしたばかりのこちらだそう。一昨日のオープン前日、プレ営業があったようだ。

ネットでそれを紹介されたサイトの情報を見てこちらの開業に気づいて、今回気になるところとなって早速出掛けることにした。赤青と書いて、むらさきと読ませる店名だそう。

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そんなわけで本八幡に出てJR駅の半階段を上がると、生憎にも諸般の事情から運転再開まで一時間近くかかる駅構内アナウンスが流れていた。

それならばと都営新宿線ホームへ降りると、急行電車が待ち受けていてそれに新宿まで乗車。そこからJR中央線快速電車に乗り換えて、こちらの最寄り駅となる武蔵小金井へ向かった。


途中何気なく車窓を眺めていると、好天もあってか雪をすっぽりと被った富士山を遠くに臨むことが出来た。春まだ浅いそんな風景を眺めている内に、久しぶりとなる武蔵小金井へ到着。

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改札口を抜けて左手の北口側へ出て、ロータリー右手に走る小金井街道を左手に300mほど歩いた頃だろうか、二つ目の十字路交差点の右奥にこちらの店舗の姿が見受けられた。

店先に到着すると店頭には、華々しい開店祝いの花々が飾られていた。正午間近もあって日射しがよりいっそう煌めいて、その眩しさに思わず目を細めた。

見上げると店名があしらわれたトレードマークがあり、陽光の所為でだろうか青紫色のように見えた。

開店祝いの花の贈り主を見ると、せたが屋や鯛塩そば灯火に中華蕎麦瑞山、さらに麺屋音と麺や雄なるラーメン店の名前も見受けられて、さらに何と麺屋あらき竈の番人からも来ていた。

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入店すると丁度満員御礼の店内らしく、外で待つよう丁重な案内があり、しばしした後に入店を促されて入り右手の券売機の前に立つ。

基本の一杯として鶏の旨味に豊かな生醤油の味わいと添え書きされた鶏醤油らぁ麺と、オススメの一杯と形容された蛤・鶏・魚介の芳醇な一杯とする赤青(むらさき)醤油らぁ麺が提供されていた。

なおそれ以外にもオープン記念限定各五食として初日は鯛と保立て貝とカキの塩そば、二日目の本日は店主の故郷千葉の菜花がトッピングされるトマトの香味野菜の塩らぁ麺なるメニューも提供されたようだ。


そこはホンビノス貝のダシが入ると言う、赤青醤油らぁ麺で行こうとなるもので、その特製仕様を選ぶことにした。

何かサイドメニューがあればと思ったが、追加トッピング類は提供していたもののご飯ものは、白ごはんのボタンだけが押せるようになっていた。

ちなみに今後は店頭で紹介されていた、サイボクハムのスーパーゴールデンポークによる究極のチャーシューご飯や、つまめる玉子あかね農場のTKG等のサイドメニューが提供されるようだ。

ふと見ると追加トッピングの中にカルパッチョ風鶏チャーシューと記されたボタンがあり、傍で待機していたお店の方にお聞きするとカルパッチョ風ソースをかけた鶏チャーシューで別皿で供されるものだそう。

一考を案じそれをごはんにのせ、サイドメニューよろしく食すかとなって、それらのボタンを連打。

なお鶏醤油は大山鶏ガラに丸鶏とモミジに魚介を効かせて、森田醤油・岡直三郎商店・末広醤油の醤油とさらに2種の魚醤まで入れたカエシだそう。

また赤青醤油は鶏醤油のスープに、さらに店主地元沖合いで穫れたホンビノス貝のダシも入れカエシを控えめにしたものらしい。

そんなネットの情報で店主が千葉県船橋市ご出身だと判り、麺屋あらき竈の番人からの開店祝いがあったのもなるほどだった。空いた厨房入口前のカウンター席に腰掛ける。

ふと見ると最近新進気鋭店でよく見掛けるようになった、あきらめねぇよ!と文字が入った手拭いがその厨房入口に暖簾のように垂れ下がっていた。その隙間から厨房の奥に大成食品の麺箱が置いてあるのが見えた。

店内の壁面には先述している究極のチャーシューご飯に使用されるサイボクハムのスーパーゴールデンポークについての案内や、つまめる玉子あかね農場のTKGの卵の案内が至るところに貼られていた。

お聞きすると、らーめんせたが屋や麺やRYOMAなど、多数の都内人気店で修業を重ねて来られた星信一店主であることも判った。店頭の開店祝いの花は、交流のある方々から頂いたものだそう。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、それはもう素敵で絶大に味わい深い、そんな風情ある清湯鶏醤油で実にたまらないもの。

目をつむり耳を澄ませば、真夏の光る海に海水浴に訪れた家族客の戯れた掛け声が聴こえ、そして誰もいなくなった砂浜には潮騒ばかりが響いて、黒く見える海原に白い小波が想い出を運ぶように揺れていた。

そんな一秒一秒の遠い記憶が、懐かしさとなってよみがえるような、途轍もない感動を与える美味しさが確かにそこにはあった。

鶏チャーシューに豚チャーシュー等どれもが丁寧な仕上げを施してあり、麺の滑らかな喉ごしにも配慮されたスープの極上感は、手が離れる最後の最後まで気を抜かず供しているその証しと言えるだろう。

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カルパッチョ風鶏チャーシューを、ごはんにのせて食したものもかなり麗しい旨さで、最後に残ったスープを入れてオジヤのようにして頂くとこれまた美味しいもので、それだけに気がつけば完食だった。

いや、絶え間ない無始無終の店主の努力が、スープ一滴にさえも現れたそんな素晴らしい支那そばで、磨励自彊(じきょう)しながらもそう感じさせない万里一空の中華そばと言うしかなかった。

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★ RAMEN 赤青 MURASAKI

住所/東京都小金井市本町2-20-4 TNK VILLAS 101 TEL042-382-8392 定休日/月曜 ※祝日の際は翌火曜 営業時間/11:00~15:00中休18:00~22:00
※アクセス
JR武蔵小金井駅北口下車。右手の小金井街道を左手に300mほど歩いた、二つ目の十字路交差点の右奥にあり。
 

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