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灰色の雲が空を覆い陽射しを隠して、やや強い南風が吹き荒れ午後からは街角を濡らす雨の予報も出ていた、そんな曇りがちの四月卯月二十一日の休日木曜日だった。

ネットの情報に寄れば2016年4月5日にオープンした、店主は春木屋めんめんで勤務経験があり、大成食品が運営する鳥居式らーめん塾の卒業生でもあるらしい。

提供される中華そばは、店内で製造された自家製麺が啜れるあっさり風味の醤油らーめんだそう。オープンした時には開店を祝う花が、支那そばやからも来ていたらしい。

本店とは違う味わいのスープを提供していた春木屋めんめんだったが、残念ながら移転のためとしながらも2014年7月27日閉店してしまったようだ。

しお中華そばを提供しているとして気になっていた一軒だったが、そんな塩味のラーメンを今後こちらで提供する予定はないだろうか。そんなわけで、そこら辺のこともお聞きして見たいしとなって、本八幡でまた所用を済ませてから向かうことにした。

阿佐ヶ谷駅から歩けない距離では無いが、住所を調べると中野駅と阿佐ヶ谷駅を結ぶ関東バスの停留所が周辺に位置していた。

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と言うわけで本日もまた中央線快速電車に乗って、中野で下車してその発着する場所を探した。すると中野駅北口サンプラザ前の8番バスのりばから出ていることが判った。

高い建物の前にあるバスのりばだけに、時折り強く吹き荒れる南風は、体を持って行かれるほどだった。しばらくすると折り返しのバスが停留所に横付けされ、乗り込むと阿佐ヶ谷駅行きの路線バスは数人の乗客を乗せて出発した。

10番目のバス停となる東原停留所で降車して中杉通り方面へ50mほど歩いて行くと、杉並警察署阿佐谷北交番のはす向かいの場所でその店名が掲げられた店舗を見つけた。

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店頭のバス通りは都道25号線の早稲田通りで、その界隈は阿佐ヶ谷銀栄商店会通りとなっているらしく、お買い物の散歩道と記された青い旗が揺らぐ街灯が等間隔で設置されていた。

以前は、冠華と言う名前のラーメン店が営業していたらしく、その跡地にオープンしたこちらだそう。

開店時間まで数分と言う時間で、一人の方が営業が始まるのを待っていた。近づくと店先にはオオムラサキツツジの紅い花が咲き綻んで、思わずもうそんな時季かと実感した。

その方の後ろに就いていると後続客が二人続いた頃に店主が出て来られ、右隅に店名が入った白い純白の暖簾が軒先に掛けてから我々に入店を促し本日の営業が開始された。

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客席フロアはカウンター8席で、店内の右手に小型仕様の券売機があり、そこでまだ未提供のつけめんが気になりながらもチャーシューめん並盛を選んで、追加トッピングで味玉と共にサイドメニューのチャーシューごはんのボタンを連打した。

今後提供されるつけ麺だけでなく、らーめんも大盛無料のようで、そのらーめんの並盛麺量は150gで大盛は250gのようだった。

購入チケットを店主に手渡しながら腰掛けると、うっかりチューシューごはんの券を二枚買っていて、その返金額のお金を謝りながら受け取った。

春木屋郡山店にも少しおられたそうで、その系列店も入れて春木屋には合計二年おられたそうだ。実家は酒屋を営んでいたそうで、その屋号がいろはやらしくそこから命名した店名だそう。

店舗の左寄りに製麺室があり、覗くと製麺機械が鎮座していた。その自家製麺は、熟成させてから提供しているようだ。茹でる直前にほぐして軽く揉んでいた。塩らーめんを提供する予定は無いそうだ。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、なるほど塩分を抑えた味わいが新鮮に映る優しい風合いが実にたまらないもの。

今風にすれば濃い醤油を効かせたものになるが、そうした方向に傾倒することなく尖ることのない持ち味が良い個性を表出させていた。

やや太めに感じた中細ストレート麺で、それにしてもこの自家製麺が素晴らしく、スープも王道の良き時代を匂わす風情豊かな持ち味で、そんな鶏ガラベースらしき清湯醤油中華でもう激涙ものの美味しさと言うしかなかった。

自家製であろうチャーシューも、豚のモモ肉とバラ肉によるものだそうで、これまた滝涙なくして語れないほどに良かった。味玉やメンマも空気のように自然で、それがまたもう泣けた。

胡椒は白黒ブレンド粉末仕様の一番一般的ないわゆる純コショーで、そう言えば最近ラーメン店で見る機会が少なくなったが、その相性はさりげなく置いているが確かになるほど唸らせるものがあった。

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チャーシューごはんの細切れチャーシューには軽くゴマ油の味が付いていて芸が細かく、前半は思わずラーメンスープを掛けることなくそのチャーシューを白米で楽しんだ。

後半は残ったご飯にラーメンに乗っていたチャーシュー等を移して醤油味のラーメンスープをその上から掛けて喰らい、純コショーがそこでもいい仕事をしてくれた。それだけに、気がつけば完食。

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かなり感動したことを店主にさりげなく伝え挨拶しながら店を後にして、帰りは阿佐ヶ谷駅まで歩いて行くことにした。

阿佐谷北六丁目交差点を左折して都道427号線中杉通りを左手に進んで行くと阿佐ヶ谷駅だが、ここを直進すると本天沼二丁目交差点でその十字路を右折すると旧早稲田通りとなる。1984年の改正により外れた指定区間を、そう呼ぶようになったらしい。

中杉通りに入ると、満開の八重桜がパレードの紙吹雪のように如く咲き綻んでいて、周囲をそれは春爛漫の街にさせていた。

いや、言語道断の素晴らしい風合いで、至大至高のさりげなさは実に号泣もので、それは百下百全の優しい味わいの局地で、もう猛烈に激越に壮烈に猛然に何処までも確実に良かった。

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★ らーめん いろはや

住所/東京都杉並区阿佐谷北6-13-1 村主ハイツ1階 TEL非公開 定休日/当面無休予定 営業時間/11:30~14:00中休18:00~21:00頃
※アクセス
JR阿佐ヶ谷駅東寄り改札北口下車。都道427号線中杉通りを左手に進んで行き、都道25号線早稲田通りを右折。250mほど歩いた阿佐ヶ谷銀栄商店会通り沿いの左側にあり。徒歩およそ17分。杉並警察署阿佐谷北交番のはす向かい。路線バスあり~阿佐ヶ谷駅北口ロータリー1番バスのりばと中野駅北口サンプラザ前8番バスのりばを結ぶ関東バス阿45系統に乗車。東原停留所で降車して、中杉通り寄りに50mほど歩いた場所にあり。
 

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