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午後から崩れる天気予報を予見するかのように灰色の雲が大空を覆い若干気温が落ちていた、そんなゴールデンウィーク明けの五月皐月九日の休日月曜日だった。

また今週も月曜日が休日となった本日で、洗濯機を回しながら最終的に何処を目指すか例によって悩んで、やはりこちらかなとその末に決めたのがこちらだった。

つい先日の2016年5月6日九段下駅周辺にオープンした無化調を標榜するこちらで、ネットでそれを知り気になるところとなっていて、それならばとやはり早速出掛けることにした。

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そんなわけで本八幡へ出て都営地下鉄新宿線ホームに降りると、各駅停車が先発だったがそれを見送り既に停車していた急行電車に乗車。

まもなく発車してその急行電車で神保町まで行き、後続する各駅停車に乗り換え更に一駅だけ揺られて次駅の九段下で下車。

どの出口から地上に上がるかと思ったが、エスカレーターでスムーズに外へ出ることが出来る3b出口から出て、目白通りを飯田橋方面へ歩いて行った。

都道街路樹の下で朽ちかけ始めたツツジの花が、梅雨の時季もそう先ではなくなって来たことを想わせた。専大通りと合流する飯田橋一丁目交差点の横断歩道を渡ってから右手へ。

そして大通りが右側へ大きくカーブする頃、直進する日本橋川の新川橋方面に進む路地を入り、見上げると高層ビルが直立する十字路を左折すると、程ない左側に風情も良くこちらが佇んでいた。

昨年の暮れに開業したばかりの魚匠屋なる居酒屋が入る建物の1階にオープンしたこちらのようで、左手に階上へ行く階段があり右手側がこちらの店舗となっていて、雷紋があしらわれた赤い暖簾が時折り強くそよぐビル風の所為で揺らいでいた。

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さっそく入店して行くと直ぐ右側に小型の券売機があり、その前に立って奥にあった案内もそこそこにだけ見て、予定通り特製煮干そばを選んで、続けてトッピング肉と炊き込みご飯のボタンを選ぶことにした。

チケットを手にして振り返ると、半分ほどのカウンター席が埋まる、そんな店内が広がっていた。傍のカウンター席に腰掛けながら、チケットを手渡した。その際に追加トッピングのチャーシューは、炊き込みごはんに後半いれるので別皿で貰えるよう希望すると快く応じてくれた。

さりげなく話しかけると、先代店主の父親が西新宿の都庁南交差点周辺に1997年3月27日開業させた杉本商店の移転リニューアル店舗となるこちらであることを教えてくれた。

西新宿の店舗は現在も営業しているものの、来月末を以て閉店させる予定なのだそう。そんな杉本商店はネットに寄ると2009年4月28日まで、らーめん杉と言う店名で営業していたようだ。2009年5月11日代継ぎを契機に、現在の店名に改称して再び営業が再開されたそうだ。

以前の店舗では店頭の案内で創業が1984年であることが記述されていたようだが、それは先代店主である父親が別事業を起業した西暦なのかも知れない。

麺はカネジン食品謹製だそうで、そちらに勤務する第八回ラーメン王選手権準優勝者として知られる矢守達志氏がプロデュースした麺だそう。

先述したように券売機の上には、提供メニューに関する案内が見受けられて、それによれば中華そばは大山鶏の丸鶏と鶏ガラや香味野菜に、羅臼昆布・伊吹煮干・貝類などを使用した国産食材の天然スープらしい。

カエシは小豆島生醤油をブレンドし火入れしたもので、無化調の体に優しいシフトが自慢らしく、そちらの麺はデフォルトで細ストレートだそう。特製の具材は、味玉・肉・ワンタンが入ることも綴られていた。

配管等が露出した天井にコンクリ打ちっぱなしの壁面のフロアで、BGMはモダンなジャズが流れていた。店主ご夫妻と共に男性従業員の方が一人の三人体制で営業するこちらだった。

周囲の棚には小豆島・タケサンの生醤油や、島根・森田醤油の丸大豆生醤油などが飾られており、それがカエシに利用しているブランドなのだろう。まもなく到着と言う頃店内は正午を過ぎて、それは盛況なフロアとなって外には行列も出来ていた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、優しい風味に怒濤の安らぎが感じられる、そんな味わいが実にたまらないもの。浅瀬の砂浜にさざ波がザザーと押し寄せては、それがまた海原へ戻って行き、その穏やかな持ち味が初夏の太陽に煌めくようだった。

その煮干そばは大量の伊吹産の煮干に、数種類の煮干と昆布で炊き上げて鶏の脂も利用しているスープだそう。これまでとは違うあっさり系の煮干しスープで、言うなれば煮干淡麗和風系と名付けたくなるものだった。

合わせた麺は国内産小麦を使用した丸切手もみ平打縮れ仕様で、あえて個性の強い主張する麺にしておりムチッとした風合いがこれまた実に良かった。

炊き込みごはんも素敵で、後半になってから予定通りチャーシューを乗せて、そして淡麗スープをそこに注ぎ、おじやのようにして愉しむとこれがまた良かった。

低温調理の豚チャーシューは肩ロース肉で、しなやか風合いと食感が素敵で、炙られたトロトロのチャーシューは脂身が多いバラ肉で、トンポーローの風情に号泣するしかなかった。

ワンタンに味玉もなかなかで、それだけに気がつけば完食だった。先代店主の素晴らしい実力さえも見て取れたものだった。

いや、その無化調の淡麗スープとムチムチした麺は、かなりとんでもなく絶大に怒濤の如く猛烈に素晴らしいもので、手舞足踏・歓天喜地・歓欣鼓舞・有頂天外の美味しさと言うしかなかった。

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★ 中華そば 二階堂

住所/東京都千代田区飯田橋2-3-7 ラポストビル1階 TEL非公開 定休日/日曜・祝日 営業時間/11:30~15:00中休18:00~21:00迄 ※但し土曜は11:00~15:00昼営業のみ ※何れの場合も食材無くなり次第終了
※アクセス
地下鉄九段下駅下車。3b出口から出て目白通りを飯田橋方面へ歩いて、専大通りと合流する飯田橋一丁目交差点の横断歩道を渡ってから右手へ進む。そして前方の直進する日本橋川の新川橋へ進む路地を入り、高層ビルがある十字路を左折して程ない左側にあり。
   
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