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それはどんよりとした灰色の雲が広がる暗い空から微量の雨粒が落ちては止んで、不安定な天候は午後も続く予報が出ていた五月皐月も十日の火曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、降雨は小康状態ながらまたこれから降り出すようで、春の終わりらしいそんな午後七時過ぎだった。

残念ながら2016年3月21日に閉店してしまった荻窪の四麺燈 跡地に、どうやら2016年4月27日味噌麺処花道@野方 の2号店になるこちらがオープンしたようだ。麺処花田の修業先として気になり、そんな関係で花道には一度だけ訪れたことがある。

そんな花道は2008年8月22日に開業した味噌ラーメン専門店で、10代の頃からラーメン店で地道にアルバイトをされて、本格的な修業を純連東京店でされた垣原康店主が代表を務めるお店のようだ。 

ミシュランガイド東京2016において、ビブグルマンの栄光に輝いた店でもある。

そんなわけで通勤途中駅に先月下旬にオープンして、気になる新店となっていただけに今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。

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と言うわけで中央線電車を荻窪で途中下車して、北口階段上直ぐ傍の0番バス乗り場より北裏行きに乗車。三つ目の上荻二丁目で降車して、20mほど荻窪駅方面に戻って行くと通り沿いの右側に風情も良くこちらが営業していた。

歩いても行ける距離だがやや歩く状況で、頻繁に便が出ている路線バスがあるならばとなって、それを利用した次第だった。

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特に外列もなかったので早速入店して行くと、さすが人気店の2号店だけに、なかなか盛況なフロアが広がっていた。

直ぐ左手に券売機があり、徐にその前へ立つ。ふと見上げると招き猫が居て、よく来たニャアとでも言いたげに来店客に対して笑顔を振り撒いていた。

まぜそばらしきあえめんと言うメニューが気になりながらも、予定通り味玉味噌チャーシュー麺を選択。そして判り易い配列のボタンが並ぶものの豚ごはんのボタンを探すとすぐに見つからず、ライスのボタンがあったのでそれでもいいかとなってそちらのボタンを連打した。

チケットを手渡しながら案内されたカウンター席に腰掛けると、花道同様にシャキシャキもやしが大盛無料だそうで、それならばとお願いすることにした。

そして見つからなかった豚ごはんのボタンは何処と、撮影した画像をチェックすると右上の一番判り易い位置に在った。こんな時ほど固定概念って、実に怖いなと思うものだ。

店名由来は巷で漫画のスラムダンクが大筋の見方になっているようだが、実際のところはどうなんだろうとお聞きして見れば、本店と2号店の2店舗が裏干支で支え合う意味合いから名付けた店名だそう。

なるほど裏干支は六つ先のものを持つと良いらしく、本店から6年後に開業したこちらだ。

そんな店名の楓は紅葉の秋だけでなく春の緑も美しく、色づく樹々の中で美しいとされる代表的な樹木で、そんなところからなのだろう季節を通じたところから命名したことを教えてくれた。程なく到着。

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チャーシューは炒めた野菜の下に、しっかり入れてあることを教えてくれた。ふと見ると炒めたモヤシの上に、たっぷり掛けられた生姜餡が異彩を放っていた。

それではと行かせて貰えば、なんたる素敵な味わいなのかと、驚嘆するほど嬉しい持ち味が感じられて実にたまらないもの。札幌味噌とは一線を画する如何にも花道らしい風情風合いがある味噌ラーメンと言えてそれが実に素晴らしかった。

チャーシューの豚肉の部位はバラ肉のみだそうで、適度な弾力があるもので歯で喰い千切ればサクッと切れて旨味ほとばしる美味しさ。モヤシ・タマネギ・粗挽き肉を炒めたものがたっぷりと乗せられてメンマは意図的なのだろう極細仕様で、これまた良かった。

それは一歩先を行くもので、半歩だと何処かの真似と言われかねないし、ニ歩も三歩も先に行ってしまうと時代が付いて来ないだけに絶妙なシフトと言えそう。

本店花道は鶏ガラベースに対して、こちらは豚骨7.5に鶏2.5の豚骨ベースによる濃厚スープでその瀞み加減の良さと言ったらなかった。

濃厚な持ち味があるもののしつこい風合いがあるものでなく、そして奥深い味わいがあるものでそれにしてもなかなかだった。

そして西山製麺の特注中細ちぢれ麺は低加水気味の風合いが感じられるものでこれまた素敵と言うしかなかった。

スープのダシに花道では野菜も入れるものの、こちらでは入れてないことを教えてくれたが、それは餡に入れた生姜以外にも香味野菜のニンニクを入れてないことを言いたかったのだろう。

なおてっきり花道に長年おられる方が店長さんとして居るのかと思ったが、どうやら店主の垣原氏だったようで普段都内西寄りに疎いのが如実に顕れてしまった。

ラストにライスへ肉を盛って味噌スープを上から掛けると沈んでいた野菜が肉の上に現れて、それを喰らえばもう至福の時以外の何物でもなかった。

卓上にあった陶器製容器の蓋を開けると一味唐辛子がたっぷり入っていて、途中で何度となく利用させて頂いたが小匙でストレスなくたっぷり投入出来て、意図的になかなか出ないようにする店舗も見受けられるだけに素敵な配慮と言うしかなかった。

それだけに、気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、怒涛の如く猛烈に素晴らしいもので感動出来るほど良かった。

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★ 味噌麺処 楓 (かえで)

※公式ツィッター~https://twitter.com/ogikubokaede
住所/東京都杉並区上荻2-40-11
 TEL03-6915-0881 定休日/月曜日 営業時間/平日11:00~15:00中休18:00~21:00◆土日祝11:00~17:00
※アクセス
荻窪駅北口階段上直ぐ傍の0番バス乗り場より北裏行き等に乗車して三つ目の上荻二丁目で降車して20mほど荻窪駅方面に戻った右側にあり。歩いても行ける距離で、徒歩およそ8分。
    
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