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梅雨の中休みと言えそうな青空に青海原の白波のような雲が広がって、また夏日となりそうな予報にバスの外を見れば、そよ風が木々の木葉を軽く揺らしていた六月水無月十日の金曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば爽やかな夜風がそよいで、見上げれば上弦の月が浮かんでいたそんな午後七時過ぎだった。

今年の2016年2月18日に、杉並区下井草1-23-8から移転して来られて再開業を果たしたこちらで、涌井系で知られる人気店としてそこはやはり気になる一店だった。

落ち着いた頃に訪ねて見ようと考えていて、今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。

難波二三夫氏が1934年屋台で開業させた現在のホープ軒本舗 に端を発する系統のこちらで、その系譜となる今年初め六本木で復活を遂げた香月 出身店主が、1989年に創業させた西新井・らーめん涌井で修業された方として知られている。

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そんなわけでまた阿佐ヶ谷で途中下車して、中杉通りを700mほど歩いて行った頃だろうか、通り沿いの右側に風情も良く佇んでいた。

涌井系で知られるこちらだが、知る限りらーめん弁慶 でも修業経験がある店主のはずだ。

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そこら辺もお聞き出来ればと思いつつ、入店して行くとそれは盛況な店内で、券売機が直ぐ右手に待っていた。

ともあれ初訪問のこちらだけに、そこは何事もデフォルトで行こうと考えつつ、そこで選んだラーメンはとんこつ醤油味のちゃーしゅーめんだった。サイドメニューも行くかとなって焼きギョーザのボタンを連打した。

そのチケットを掴んで奥に進むとカウンター席の手前が空いていたので傍に店主らしき方がおられたこともあって、促される前に自らその席に腰掛けて来られたスタッフの方にチケットを手渡した。

その際に店主がどなたかお聞きすると、やはりオーラを感じただけに予測通りだった。

なお、麺・味・脂が好み通りになるようだったが、そこはデフォルト通りで行こうと、太麺が気になりながらも初心を貫くことにした。そう言えば店頭の傍に、大成食品の麺箱が目立たずに置いてあった。

ちなみに涌井系のラーメン店と言うと、麺えるびすめんやもも もそうらしい。またこちら出身の店主と言うと、以前に訪れたことがある、麺や多久味@船堀 がそのようだった。


2004年昭文社刊「旨さ凝縮!無敵のラーメン」によれば、こちらは涌井だけでなく、弁慶にもおられたようだ。

さりげなく店主に弁慶にもおられたかお聞きすると、間違いなくおられたそうで、その弁慶で4年間修業されてから涌井で1年間修業されたことを教えてくれた。1997年6月23日に、下井草で開業されたそうだ。

弁慶は1972年屋台で創業して、堀切が1号店で現在は門前仲町に系列店が営業していて本店が浅草となるラーメン店で、こちらの店名である大慶の「慶」は、弁慶の「慶」に通じているそうだ。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、ビジュアルから受けたイメージ通りの一分の隙もない、なんとも素晴らしい風情が実にたまらないもの。

連綿と続く東京にもたらされた、そんな背脂ラーメンの系譜を持つ二つの名店で修業した店主だからこそ表現出来るそのラーメンは、しみじみとしながらも力強い持ち味が縦横無尽に感じられた。

使用する豚肉の部位は肩ロース肉だろうか、そのチャーシューがまた号泣出来るほど実に良かった。

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焼き餃子がまた肉餡も多めでとても美味しく、それだけに気がつけば完食だった。

ホープ軒から派生した弁慶と香月涌井の両方で修業しており、言わば背脂ラーメン界の永福町大勝軒と東池袋大勝軒両方で修業している店主の津田沼必勝軒 と言えるこちらで、その真価を十二分に愉しむことが出来た今宵と言えた。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、猛烈に怒涛の如く途轍もなく、感慨多端・風流三昧・心満意足・手舞足踏の素晴らしさと言うしかなかった。

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★ らーめん大慶

住所/東京都杉並区阿佐ヶ谷北4-4-8  TEL03-3223-0112 定休日/水曜日 営業時間/11:00~16:00中休17:00~4:00
※アクセスJR阿佐ヶ谷駅東寄り改札北口下車。右側の中杉通りを左手に700mほど歩いて行った通り沿いの右側にあり。
  
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