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関東の利根川水系の水瓶水位がかなり落ちていると聞くとそこはまとまった降雨を望むものだが、そんな雨が夜半前後から首都圏だけでなく群馬山系周辺にも見られる天気予報に、とりあえず安堵した見上げれば青空が広がる六月水無月十二日の日曜日。

そんな今日も仕事が終わって外に出れば、日暮れて上空の曇り具合いは判らないものの夜空に月が浮かぶこともなく、深夜から降雨が見られる予報は変わってなかったそんな午後七時過ぎだった。

しばらく前からそう言えばこちらにも足を運んで見るかと言う気になっていて、それだけに今夜こそと仕事帰り立ち寄ることにした。

1996年に初代店主の鈴木武也氏が日吉の地に開業させた極楽汁麺らすたで、現在その営業は二代目になる店主に引き継がれているようだ。その系列店の2号店として、2005年9月28日にオープンした代々木店だそう。

そのラーメンの系統はカテゴリ的に言えば、家系ラーメンに属する味わいと言う。しかしながら創業店主の修業先が謎とされていて、どの家系ラーメンの系統に属するのか不明らしい。

これまでに何度となくかなり気になっていながらも、その訪問を考えては不思議となおざりになっていたこちらだった。

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そんなわけで通勤途中駅の代々木駅で下車して、千駄ヶ谷寄りの出口階段を下りて右手の西口改札をすり抜け駅前の十字路に立った。

その十字路の道路を横断歩道を渡って前方に進んで代々木一丁目交差点方面へ少し歩いて行けば、程なくしてその通り沿いの右手に黄色い大きな看板を掲げたこちらが風情も良く佇んでいた。

店舗右手の外側に券売機が設置されていて、その前に立つとラーメンとサイドメニューがセットになったボタンが幾つも見受けられてそれを奨める案内も貼られていた。さてどれにするかと悩んだ末に、らすた麺とねぎめしがセットになったボタンを選んだ。

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出て来たチケットを掴んで入店すると、数人の先客が居るフロアが広がっていた。奥の空いたカウンター席が落ち着けそうだったので、そこに腰掛けつつチケットをスタッフの方に手渡した。すると好みを聞かれたので、味濃いめ油多め麺かためでお願いすることにした。

水餃子やチャーシュー飯などのサイドメニューもあるこちらで、ラーメン・つけ麺・らすた麺にはミニ盛りが用意されていて、まぜそばらしき提供メニューも見受けられた。程なく到着。

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それはまるで出前でとった鴨南蛮そばの木製の蓋のように、ラーメンの上に大判海苔五枚が乗せられていた。

パッと見のビジュアルはなるほど六角家を彷彿とさせるが、それを目の当たりにすると明らかにその系統とは違うオーラに包まれていた。

それではと行かせて貰えば、なんとも素敵な個性が存在して、それはもう実にたまらない味わい。店頭の看板に地鶏と黒豚のスープとあり、そんな風情に心がしみじみとなるしかなかった。

六角家以前に従来の家系ラーメンとは一線を画す豚骨醤油風スープで、家系ラーメンの中で埋もれることのない存在感ある豚骨醤油ラーメンとも言えて、言わば唯一無二の家系インスパイアと言っても差し支えないものが在った。

チャーシューがまた素晴らしくそれをしっかりと味わえば、単なる豚骨スープでないことがそこから見えて来る美味しさと言うしかなかった。

染谷製麺謹製の特注卵麺らしい縮れ麺は、人を驚かせるほど実に独創的なこれまでとは違うメンカタ仕様のもので、それがまたスープの絡みを良くさせてこれまた実に素晴らしい風情に満ちていた。

鶏油は一見するとそれと判るものの口に含むと違う風合いに首を傾げるほどだったが、お聞きすると鶏油100%だそうでなるほど思いあたる節があるだけにそうかとなった。一般的に家系ラーメン店で使用される鶏油はオスのものだが、癖の少ない風味はメスが多めに利用されているところだろうか。

背中の壁面に大きな蘊蓄が掲げられていて、それによれば台湾まで訪ねて意地とこだわりの真剣勝負の結論から生まれたものらしい。

180種類の粉から選りすぐった特注極太打麺に、熟成工程もあるタレを作り上げて料理人の本音を注ぎ込んだらすた麺と言うことらしい。

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麺が無くなってからねぎめしに残った具材とスープを入れて、さらに卓上にあった調味料とキューリのキューちゃんも投入してそのオリジナル飯を愉しんだ。

それだけに、気がつけば完食。いや、猛攻怒涛の切磋琢磨な痛快無比の古今無双な家系インスパイアと言うしかなかった。美味し。

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★ らすた 代々木店

住所/東京都渋谷区代々木1-38-10 代々木YMOビル1階 TEL03-3373-7911 定休日/無休 11:30~22:30 
※アクセス
JR代々木駅西口下車。千駄ヶ谷寄りの出口階段を下りて右手の西口改札から外に出て、前方の駅前十字路の道路を横断歩道を渡って代々木一丁目交差点方面へ進み程ない通り沿い右側にあり。
 
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