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高層雲が青い空の眺めをはばみ、暗い灰色の雨雲から小雨が降り出しては止んでを繰り返し、青空が夏雲を傍において陽射しを煌めかせては見え隠れさせていた、ともあれ夏めく九月長月上旬七日の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、雨はとうに止んでアスファルトもしっかりと乾いていて、穏やかな夜風に暗くなった空を見上げれば上弦の月浮かぶ月夜の午後七時過ぎだった。

昨年の2015年12月6日に閉店して店主は地元のニューヨークに帰ってしまった、芦花公園の人気ラーメン店アイバンラーメン が無くなってもう半年以上が経過してしまった。2号店が経堂に 出来てそちらに足を運んだこともあった。

アイバンラーメンは2007年6月2日にアイバン・オーキン氏がオープンさせたラーメン店で、氏はニューヨーク4つ星フランス料理店ルテスのシェフ経験がある方だけに、開業当時は大いに話題を呼んだものだった。

その元店長の方がアイバンラーメン跡地店舗に、秋刀魚鮪だしらーめん宣久 なるラーメン店を年明けにオープンさせたとしてさっそく訪れたものだ。

ルテスにおられたことに気が付くと今思えばニューヨークに帰ってしまったのは、ミシュランガイドのビブグルマンにも選ばれなかったことに起因しているのかも知れない。

ニューヨークでは営業しているアイバンラーメンは、今年の五月に4店舗目となる店舗をローワー・イーストサイドにオープンさせたようだ。益々意気上がるアイバン店主のようで、さぞかしニューヨーカーの舌を唸らせていることだろう。

そんなアイバンラーメンで修業された店主が営業するラーメン店が、東高円寺駅周辺に在るとして宿題店にしていたが今夜こそ仕事帰り立ち寄って見るかとなった。

2012年12月20日オープンにしたこちらで、その店主はイラン人のマスウド・ニコナム氏と言う方らしい。

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そんなわけで荻窪で東京メトロ地下鉄丸ノ内線に乗り換えて東高円寺で下車し、出口2から外へ出て前方の青梅街道を左手へ。

まもない信号交差点の横断歩道を渡って直進し、程ない左路地を入り20mほど歩いた頃だろうか右側に風情も良くこちらが佇んでいた。

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さっそく入店して行くと左手に券売機がありその前に立ち、少し悩んでからやはりこれで行くのが順当だろうとロースト・トマトラーメンを選んだ。

そしてサイドメニューも行くかとなって、チャーシューほぐしライスのボタンを連打することにした。振り返ると盛況なフロアながら、数席の空いたカウンター席があり、その一席に腰掛けた。

とは言え角席だっただけに、奥の壁際席辺りの先客が帰って行かれたので、店主に了承頂いてから移動させて貰った。

チケットを手渡した際に、醤油と塩の確認があったので、そこは醤油の方を希望した。すると普通と濃口があるとのことで、それならばと濃口でお願いすることにした。例によってさりげなくアイバン氏が昨年末に米国に帰って残念であることを皮きりに世間話しを始めた。

1991年に来日したそうで、すると今年で25年となるようで、日本語も流暢な店主でその言葉遣いは日本人よりも日本人らしかった。

外食店経験は12年ある店主だそうで、ラーメン店修業は7年間で長浜らーめん世田谷店にもおられたらしく、アイバンラーメンには2年間おられたそうだ。

店名のビアビアとはペルシャ語だそうで、おいでおいでとかウエルカムの意味を持つらしく、自称気さくなイラン人店主が心をこめてラーメンを作っているそうだ。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、なんたる素晴らしい持ち味なことか。新鮮で王道で絶妙で怒涛の感動がある美味しさで、大号泣出来る味わいが実にたまらないもの。

ビジュアルはアイバンラーメンで影響を受けているのか、そちらに似ているがスープのシフトは全然違うものだそう。

鳥取産大山鶏の丸鶏を贅沢に煮込んだスープと、6種類の魚介類系干物を炊いた魚介スープを合わせた、まさしくあっさりとしながらも豊潤なコク深い味わいの無化調Wスープだった。

醤油のカエシは濃口と薄口の醤油を黄金比でブレンドしたものだそうで、ちなみに塩ラーメンの塩ダレは5~6時間煮込んだ野菜ダシに秘伝のタレを注ぎ足して3種類の天然塩と鰹をブレンドしたものだそう。

ネギ香味油の風情がまた素敵で、ローストトマトは厳選国産トマトをオーブンでじっくり4~5時間焼き上げたものらしく、その甘味がたまらない逸品と言えた。

厳選国産小麦100%使用らしい自家製麺のこちらで、歯ごたえとモチモチ感を絶妙なバランスとなるよう仕上げたものだそうで、この麺がまた泣ける風合いだった。

味玉に豚バラチャーシューにワイルドな穂先メンマがまた個性的で、実に満足感の高いものと言うしかなかった。

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かりかりに焼いた細切れチャーシューのチャーシューほぐしライスも素晴らしく、後半になってからそこに残った醤油スープを入れてオジヤにして愉しむとこれまた良かった。

それだけに、気がつけば完食。いや、怒涛・猛攻・大感動の泣ける風合いで、感慨無量・気炎万丈・外柔内剛・誠心誠意・恐悦至極・人心収攬の素晴らしさと言うしかなかった。

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★ BiaBia (ビアビア)

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東京メトロ地下鉄丸ノ内線東高円寺駅下車。出口2から外へ出て前方の青梅街道を左手に進み、まもない信号交差点の横断歩道を越えて直進し程ない左路地を入り20mほど歩いた右側にあり。
 
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