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何処かすっきりとしない大空が広がりともあれ季節は秋めいて、穏やかなそよ風は台風が温帯低気圧になったことを実感させていた、秋分前日九月長月も下旬の二十一日水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば闇夜は月を隠して、首都圏の周辺は広い範囲で若干の降雨が予測されていたそんな午後七時過ぎだった。

先月の2016年8月上旬辺りからこちらがプレオープンしたとしてかなり気になっていたものの、営業時間や定休日がはっきりしないこともあってこれまで様子見していた。

それが今月に入ってから営業時間や定休日もネットで紹介されるようになって、どうやら本オープンもしたようだしそれならばと仕事帰り立ち寄ることにした。

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そんなわけで新宿から都営地下鉄新宿線を利用して、久しぶりに森下へやって来た。A6出口を右手に出て、程ない十字路をさらに右側へ歩いて行く。

数メートル歩いた頃に、わずかな水滴が落ちて来た。傘を指すほどではなかったので、そのまま傘を広げることなく向かった。その新大橋通りを200mほど歩いた頃だろうか右側に風情良く佇んでいた。

実は一度気がつかずに通り過ぎてしまい、そのことに気づいて戻ると、オレンジ色のビニールシートの店舗の硝子越しに店名を見つけてここかとなった。店頭には店舗スタッフを募集している旨の貼紙が、2枚に渡って切々と綴られて張り付けられていた。

今月の営業予定が記述されたカレンダーが、店先に案内されていたので何気なく見ると、本日は昼営業のみの予定になっていた。昼営業が不調か何かでたまたま営業していたようで、胸を撫で下ろすばかりだった。

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さっそく入店して行くと、すぐ目の前に券売機が、設けられていた。江戸時代の長屋にラーメン屋があったら、と言うコンセプトのこちらだそう。

そこで醤油味らしい特製支那そばを選んだ。そしてサイドメニューがあればと見れば熊八小丼なるボタンがあったので、特にそれが何なのか判らなかったがこの際なのでそのボタンも連打して見ることに。

厨房にはスタッフがやはりまだ見つからないらしく、店主が一人おられるだけだった。壁面の飾り棚には、扇子やたなご釣りの道具が置かれて雰囲気を高めていた。

先月上旬にプレオープンで営業を開始して、店名が熊八と言うことから2016年9月8日を意図的に本オープンの日にされたそうだ。落語で長屋住まいの職人と言えば熊さん八っつあんと言えるそうで、そこから店名をこの熊八にすることを思いついたのだそう。

なるほど店内のBGMは、ラジオ放送でもロックミュージックでもなく落語が流れていた。そのことを話すとCDジャケットを差し出してくれて、見ると五代目古今亭志ん生師匠のもので思わず取りあえずと言いつつ撮影。

一番奥寄りとなるつい立ての向こうにはテーブル席が用意され、洗面所も洋式ながらも江戸時代風の趣が施されていた。

ふと見ると店内の柱にテッポウ厳禁の文字が貼紙されていた。お聞きすると相撲取りが稽古の時に柱に張り手する練習をテッポウと呼ぶのだそうで洒落で書いて貼ったそうだ。

都内の幾つかの人気ラーメン店で、スタッフとして修業していたこともあった矢沢店主だそう。ただしこちらで提供される支那そばは、店主が独自に開発したもののようだった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、何とも独特な面持ちながら、実に風情の良い風合いが実にたまらないもの。香りづけにニンニクを効かせていて、それが前面から押し寄せて来るもの。

丸鶏を惜し気もなく利用しているそうでハラワタ等を取り除いた煮干しと共にしっかり炊き込んでいるそうで、ちば醤油の下総醤油をカエシに使用した動物素材は丸鶏のみの無化調鶏清湯醤油スープだそう。

麺は自家製麺のこちらで、国産小麦100%らしく麺の食感にこだわったそうで、ムチッとしながらもパツンと切れるその風合いがなるほど素晴らしかった。2種類のチャーシューはどちらも鶏肉だそうで、味玉の風情ともにこれまた素敵だった。

甘辛ダレの鶏チャーシューと刻みネギが乗せられた熊八小丼も美味しく、それだけに気がつけば完食。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、新進気鋭、拍手喝采、大悟徹底、余韻嫋嫋、猛攻怒涛の素晴らしき一杯と言うしかなかった。

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★ 深川森下長屋 江戸麺 熊八 くまはち

住所/東京都江東区森下2-14-5 TEL非公開 定休日/土曜・日曜・祝日&水曜? 営業時間/11:30~中休19:00~ ※食材終了次第閉店(23:00過ぎ頃)
※アクセス
都営地下鉄森下駅A6出口下車。右手に出て程ない十字路を右側に進んで行き、その新大橋通りを200mほど歩いた右側にあり。
 
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