dotonbor01

蒼灰色に染まる雲が青空と陽射しを隠すここ数日で、昨夜から雨が止んで小康状態となったものの午後からまとまった雨が懸念されていた。

そんな街はすでに秋の穏やかさを手に入れていた、また傘をバッグに忍ばせて出掛けた、九月長月下旬二十三日の休日金曜日だった。

高田馬場で営業していて閉店して行った有名某店が二年以上の時を経て成増に復活したと知り、そこは気にならないわけがなかった。

とは言うものの店頭から延びる30人超えの行列の長さに、復活間もないこともあってとりあえずその行列の最後尾に並んでみたもののあまり気乗りせずそこから離れることに。

それも電車遅延によりやや遅い時間に到着した等の諸状況もあって、そんな中で以前から一度訪れているこちらの再訪問を考えていただけに、それならやはり今日はこちらにするかとなった次第だった。

dotonbor02

1984年10月6日に現在の地より光が丘公園寄りの成増の閑静な住宅街と言える板橋区成増1-19-12で開業した、成増で30年以上変わらないその人気を誇る有名実力ラーメン店のこちらだ。

住宅街の中で小じんまりと営んで当時店舗周辺以外の人には殆ど知られていないそんなこちらに、スポットライトをあてたのは石神秀幸氏と言える。10年近く発刊した氏のラーメン本で、フルボディスープと絶賛し紹介されて来たものだ。

庄司武志氏が厨房に立つこちらで、氏は調理専門学校で洋食技術を習得しコックの経験を経てから、原宿でその昔営業していた「らあめんべあ」と言うラーメン店で修業していたそうだ。

なお店主が影響を受けたラーメン店は、故・山岸一雄時代の東池袋大勝軒らしく、よく通いつめたと言う。

またそれまで大栄製麺だった麺を2002年9月頃より支那そばやの故・佐野実氏の指導なども受けて、当時から現在では当たり前となって来たこだわりの本格的な自家製麺に切り替えたらしい。

そして2003年11月18日まで旧店舗で営業して、2003年12月5日からこの成増駅周辺と言える新店舗での営業が始まったらしい。

dotonbor03

そんなわけでその某店からそう遠くない、国道254号の川越街道沿いで営業するその店頭へやって来た。ランチタイムのいい時間もあって、店先をちょっと撮影している間にも、何人もの方々が入店して行った。それだけに後でゆっくり撮るかとなった。

dotonbor04

dotonbor05

dotonbor06

と言うわけで入店するとすぐ左手に券売機があり、さりげなくその前に立つ。和牛すじ煮が気になりながらも、特製つけめんを選ぶことに。

傍におられた女将さんらしき方から、麺量は並盛で240gと言うことをお聞きして、それならばと+100g増し中盛ボタンを連打。

やはり今回も特製唐辛子で行くかと、その小辛を選択することにした。そしてサイドメニューに、ねぎみそちゃあしゅうめしなる提供メニューがあるならと更にそのボタンも連打した。

やはり店主の奥さんらしく入口辺りに居る、先客の常連さんと世間話しに花が咲いていた。振り返るとよく好んで座るカウンター席の一番奥の席に促されてそこに腰掛けた。

道頓堀とは大阪の有名な繁華街だが、大阪ご出身の店主かと思えば山形生まれの方らしく、ちなみに郷里に在住する伯父さんはラーメン店を営んでいるようだ。そう知るとラーメンの美味しい東北の街だけに、こちらの店主の実力度も思わず納得しまうところだ。

気さくそうなこちらの女将さんに店名の由来をお聞きして見ると、美味しいものが街に溢れているイメージが強いところからそう命名したことを教えてくれた。程なく到着。

dotonbor07

dotonbor08

dotonbor09

dotonbor10

dotonbor11

dotonbor12

dotonbor13

それではと行かせて貰えば、絶大なるとんでもなく素晴らしい風情が、それはもう実にたまらないもの。

ゲンコツ・豚足・鶏ガラの動物食材に、煮干し・宗田節・鰹節の魚介類を利用して炊いたスープに、出身地山形の醤油で作り上げたカエシで仕上げたものらしい。

揚げネギのように見える特製唐辛子は、絶妙のタイミングで揚げたものでこれまた素晴らしく、豚チャーシューはモモ肉の部位を使用したもので絶品・極上の美味しさ。

ミネラルが豊富なワカメは、鳴門産のものだけを使っているそうで、多めに入ってこれがまたなかなか実に良かった。

dotonbor14

dotonbor15

dotonbor16

ねぎみそちゃあしゅうめしも、味噌のナチュラルな持ち味が効いていて、生卵も入ってそれだけに何とも言えない実に魅力的な味わい。

スープ割りも適度な量に調整してから差し出してくれて、この心使いがまた鮮やかな味わいを後からさらに押し上げた。それだけに、気がつけば完食だった。

安全で何度でも食べに来たくなる飽きのこない味わいを目指して、厳選した食材のみを使用して味のバランスを第一に考えて提供していると言う。

いや、やはり感極まる素晴らしい味わいで、観感興起、恐悦至極、驚心動魄、拍手喝采、文質彬彬、観感興起、気宇壮大、そして猛烈号泣、謹厳実直、一往深情と言うしかなかった。

dotonbor17

dotonbor18

★ 中華めん処 道頓堀

※公式サイト~http://doutonbori.main.jp/
住所/東京都板橋区成増2-17-2 TEL03-3939-6367 定休日/水曜・木曜 ※第二・第四木曜は昼のみ営業 営業時間/11:00~14:30中休17:00~20:30頃
※アクセス
東武東上線成増駅南口下車。ロータリー奥の先にある川越街道を右に50mほど歩いた右側にあり。または東京メトロ有楽町線地下鉄成増駅出口2下車。前方道路の川越街道を左手に150mほど歩いた通り沿い左側にあり。
  
ご訪問ありがとうございます!

👆1click 頂けると嬉しいです!
 m ( _ _ ) m