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夏の記憶を洗いざらい流してしまうような秋雨が、暗い灰色の空から無数の滴となって降り出していた朝方だった十月神無月中旬十七日の月曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば雨は夕方前には止んだらしく、穏やかな夜風が漂い丸い月が見えては雲に隠れてを繰り返していた午後七時過ぎだった。

昨年暮れに放映された孤独のグルメSeason5の第10話で、亀戸天神橋の傍で営業しているこちらの純レバ丼が出て来て気になっていた。

松重豊さん演じる井之頭五郎が物語形式の中でB級グルメを紹介する人気ドラマだが、現在その番組は終了している。Season6を望むファンは少なくない。

純レバ丼と言えば現在は東日本橋で営業しているめん屋そら神田で営業していた時に提供していたメニューで、その店主のお父さんが亀戸でらー麺紫亭をやっていただけに亀戸繋がりもあって頭の隅にずっと留まっていた。

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そんなわけで今夜こそとなって、仕事帰り立ち寄ることにした。住所は亀戸だが錦糸町で途中下車して、蔵前橋通りの亀戸天神橋傍にあるこちらへ向かって行った。

横十間川の右側道に出てゆっくり歩いて行くと、遠くに東京スカイツリーが見えて来て、それを横目にしながら進んだこともあって、そんな距離感を感じない内に店頭へ到着した。1983年に開業したこちらだそう。

浅草に本家がある菜苑の暖簾分け店らしく、浅草菜苑と言えばTV番組きたなシュランで一躍時の中華店となった浅草あづまの店主同士は兄弟として知られている。

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さっそく入店して行くとクルマの行き来が絶えない蔵前橋通り沿いながらどの駅からも離れた場所で営業しているこちらだけに二人の先客が居る程度のフロアが広がっていた。

メニューリストを手に取り小さな角切りチャーシューが入るとそこに案内されていたデラックスラーメンなる提供メニューと共に、予定通りに1100円するやたら高額の純レバ丼をオーダーすることにした。

ふと見ると背中の壁面に浜崎あゆみさんが、こちらの純レバ丼を美味しく頂いている、かなり傷んだフォトが貼られてあった。どうやら浜崎あゆみも通う、人気中華店と言うことらしい。

こちらの系列店になる菜苑が小岩駅の周辺で2009年から営業していたが、諸般の事情により昨年の11月に閉店させたそうだ。

それもあってだろうか店主はいないものの厨房には、三人の厨房スタッフがおられた。浅草が本家だが暖簾分け店のこちらだけに、その経営は全く違うことを教えてくれた。後続客が続いて、俄かに活気づく店内。程なく到着。

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ラーメンに純レバ丼どちらにも、刻まれた長ネギがこれでもかと乗せられていて、ネギ好きにはたまらないビジュアルと言うしかなかった。

それではとラーメンから行かせて貰えば、中細ストレートの麺の風合いも良く、鶏がらベースのあっさり清湯醤油スープの持ち味も良い感じのもの。

細かく刻まれたチャーシューが思ったよりも細切れで、メンマが良き時代を思わせる風格あるもので良かった。

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そして純レバ丼にも手を付ければ、実にとんでもない猛攻怒涛の味わいに、それはもう大号泣極まる美味しさ。なるほどこれは、実に素晴らしいと言うしかなかった。

鶏レバーをピリ辛ダレで煮込んだものを、ご飯と大量の刻みネギと共に喰らえば、そのクセになる持ち味に絶句しながら美味しく愉しめた。

そう言えば純レバの純って何?と不思議に感じたこともあったが、ニラと料理することが多いレバーだが、レバーの味を純粋に愉しむことに由来しているようだ。

まさしく縦横無尽に鶏レバーを愉しむことが出来て、それだけに気がつけば完食だった。いや、かなりとても素敵なラーメンに、感慨無量・恐悦至極・猛烈号泣・完全無欠の純レバ丼で素晴らしかった。

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★ 菜苑@亀戸天神橋

住所/東京都江東区亀戸3-1-8 TEL03-3637-9529 定休日/日曜・第4月曜 営業時間/11:30~15:00中休17:00~翌2:00
※アクセス
JR錦糸町駅またはJR亀戸駅下車。蔵前橋通りに出てその通り沿いの亀戸天神橋傍にあり。
 

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