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わずかな層雲のせいか水色に透き通った空から強い陽射しが煌めいて、また夏日の気温に達することを予感させた十月神無月後半二十日の水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、陽も暮れて穏やかな夜風がわずかに季節を前進させていた、夜になれば秋めくそんな午後七時過ぎだった。

昨日は御茶ノ水の立川マシマシでつけ麺を愉しんだものだが、そのレポートで触れたように青梅で営業していた、つけ麺専門店のぶに端を発するそちらのようだ。

そう言えば勤務先吉祥寺の未だ訪れていないラーメン店で、店名が似ているのぶちゃんなるこちらが営業している。都内などの新店を優先して訪れている内に、なおざりになっていたことをそれで思い出すところとなった。

そこで何気なくこちらについて調べているとネットに映るこちらの醤油ラーメンを見つけて、そのビジュアルに只ならぬものを感じてこれは是非とも行かねばとなった。

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そんなわけで今夜こそとなって、仕事帰り立ち寄ることにした。五日市街道に出てしばらく歩いていると、煌々と輝くこちらの電照袖看板が見えてあそこかとなった。

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さっそく入店して行くと何処かサッポロラーメン全盛時代に開業した感じのそんな昭和の雰囲気に包まれた、如何にもノスタルジックな良き時代の大衆中華らしい店内が広がっていた。

カウンター席が空いていたものの、先客が全てテーブル席に腰掛けていたこともあって、空いていたテーブル席へ腰掛けさせて貰った。

するとちょうど前方の壁面に、提供メニューが黒いプレートに表記されてびっしりと並んでいた。

そこで徐にそれを見ながら、400円のラーメンと300円の半チャーハンに、この際だからと250円餃子もお願いすることにした。

これだけオーダーしても、千円札でおつりが来る金額に思わず驚くしかなかった。さりげなく創業年をお聞きすると、昭和61年の1986年に開業したことを教えてくれた。

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そしてしばらくしてから人気女性誌のHanako吉祥寺特集の2016年2月25日号を差し出してくれて、その雑誌にこちらが掲載していることも教えて頂いた。

なんとこちらの常連さんに人気漫画家江口寿史氏がおられるそうで、その関係でこちらを取り上げて貰ったらしく、幾つかの外食店と共に確かにこちらの店舗が掲載されていた。

周辺に在住されている氏らしく、多い時は月に2度来店するほどだそうで、記事に寄ればこちらの正統派東京醤油ラーメンのファンらしい。

その記事には店主は亀有のお店で、修業したことが綴られていた。思わずその修業先の店名をお聞きするとこれがなんと驚きの亀有光華楼だった。

光華楼と言えば1963年創業の日本堤来集軒に端を発する店主が一時期営業させていた中華店で、その本家はもちろん浅草来集軒だ。

現在は堀切来集軒を営業している店主だが、こちらの女将さんの親族がなんとその堀切来集軒店主だそうで、今も年に何度か堀切に訪れているそうだ。

店主の旦那さんは46歳の時に脱サラして、亀有光華楼で修業してから開業して、今年でちょうど三十周年の節目になる年だそう。傍には二代目になる息子さんがおられた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えばイメージした通りの、これぞまさしく正統派東京醤油ラーメンと言う味わいで実にたまらないもの。鶏ガラ・豚骨・昆布に香味野菜を炊き出したスープだそう。

醤油の風味良くそこに生姜の香りがふわりと来て、何とも言えないしみじみと来る風情に、もう大号泣するしかなかった。

チャーシューもなかなか素敵で、三河屋製麺謹製らしい中太麺もこれまた良かった。

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チャーハンに手を付ければ、これぞ東京ヤキメシの風合いに猛号泣するしかなく、焼餃子も箸を付けるとこれまた素晴らし過ぎる風情に酔いしれた。

それだけに、気がつけば完食だった。いや、完全無欠・恐悦至極・観感興起・拍手喝采・猛烈号泣・感慨無量・質実剛健・英華発外と言うしかなかった。

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★ スタミナラーメン のぶちゃん

住所/東京都武蔵野市吉祥寺東町1-18-18 TEL0422-22-5653 定休日/水曜日 営業時間/11:45~翌1:00
※アクセス
JR吉祥寺駅アトレ東館口下車。吉祥寺大通りから五日市街道に出て右手へ進んで行き、通り沿い三つ目の信号の左側にあり。
       

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