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仄かな夏の潤いさえも全ては遠い過去の遺物になってしまったかのような涼しいそよ風が、街を駆け抜けて季節は全てが秋色に包まれていたそんな十月神無月下旬二十五日の休日火曜日。

朝方早い時間は青空から燦々と陽射しが注いでいたものの、正午前には次第に層積雲が広がって来て、不安定な雲行きに降雨の予報も出ていた界隈だった。

代々木と原宿の間に位置する北参道交差点周辺で2016年9月1日にオープンしたこちらで、その間もない頃訪ねたものだがその味わいの良さにちょっと気になることもあって再度出掛けることにした。

築地中卸企業に勤めておられた多田康介氏が、アニマルオフの魚介清湯醤油スープに、日によって魚介食材のトッピングが変わるミニ丼をウリにしてオープンしたこちらだ。

今や一つの潮流ともなりつつある無添加・無化調に動物出汁不使用で、多くの人気店でも動物ガラを使わず魚介類や甲殻類だけでスープを取るケースが増えている。

程なくして鹿児島産黒豚の特注粗びきによる黒豚肉ワンタンのトッピングが追加されて、今月の10日からは夜営業も始まって本格始動したようだ。

最近のラーメン店と言うと大抵が券売機が設けられているが、こちらは後精算方式でそうした場合に何度となく支払いを忘れてしまいそうになる時がある。

そう言えば前回バタバタしながら食して店を後にしたものだが、数日後にしばらくしてから振り返った時に、さてちゃんと精算していただろうか?と思い返した時その記憶がないことに気づくところとなった。

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そんなわけで秋らしい気温に薄手のカーディガンを羽織って自宅を出発。前回JR代々木駅から徒歩圏内と気がつき、今回は本八幡から黄色いJR総武緩行線電車に乗って代々木で下車。

明治通りに出て北参道交差点を越えて、やはりそう遠くなかったその通り沿い建物の入口に到着。そこには以前の時は無かった看板が据えられていた。

白板に大きく煮干しそばウメノキスズメと表記されていた。本日のご飯は何だろうと思いながらやって来たが、ねぎとろ丼であることが案内されていた。

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そんなインフォメーションを横目にしながら、前方の階段で地下へ下って行き降り切ったら左折。その突き当たりにあるこちらへ入店。

入店して程なく店主に気がついて頂きご挨拶。開店まもない時間に到着してほぼ満員のフロアで、後続客も続いて既に人気店の様相を呈するこちらだった。精算は間違いなく済んでいるそう。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、その猛攻怒涛の味わいが実にとんでもなくたまらないもの。醤油・魚介感・濃さなどこの食材バランス感は、能動的な躍動感にもなってやはりクセになりそう。

伊吹イリコ等の数種類の煮干しに、北海道産羅臼昆布と真昆布や帆立貝柱と干し海老によるスープのようで、その魚介出汁はズンドウ2つを利用して毎日丹念に調整しているそうだ。

春よ恋などの国産小麦をブレンドしたものらしい麺屋棣鄂謹製の中細ストレートは、まとわり付くようなしなやかな風合いと喉越しが秀逸な持ち味となってやはり良かった。

ラーメンは器も味の一つであり、高浜焼き特注天草白磁のらーめんドンブリは、それだけに素晴らしいの一言に尽きた。

ねぎとろ丼も土鍋炊きの新潟県産こしひかりがなるほど炊き立て感ある瑞々しい味わいで素敵と言うしかなかった。それだけに、気がつけば完食だった。

以前よりも魚介感が増していた感じだったので、お聞きするとウルメイワシを加えて更なる煮干し感をアップさせたそうだ。

いや、品行方正・軽妙洒脱・英姿颯爽・質実剛健・意志堅固の素晴らしさで、謹厳実直・英華発外・恐悦至極・拍手喝采・感慨無量の味わいと言うしかなかった。

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★ 煮干しそば ウメノキスズメ

※公式ツィッター~https://twitter.com/umenokisuzume    
住所/東京都渋谷区千駄ヶ谷3-3-3 エグゼクティブ原宿B1階 
定休日/土曜・日曜・祝日
営業時間/11:30~15:30LO中休17:00~20:00LO
※アクセス
東京メトロ副都心線北参道駅出口2下車。前方の明治通りを左手に100mほど歩いて行った千駄ヶ谷三丁目交差点の手前右側建物のエグゼクティブ原宿の地下1階にあり。明治通り沿い手前入口の階段を下りて行き通路一番奥の突き当たり。


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