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青空を隠す灰色の乱層雲から大粒の冷たい雨が朝方から降り注いでいた、秋も佳境となって来たそんな十一月霜月一日の休日火曜日だった。

先月はレンタカーを借りつくば市内の店舗を訪ねたものだが、最近になって八王子周辺にも気になる新店が数軒出来て、午後から晴れる予報にそれならばとなってまたレンタカーを利用し出掛けることにした。

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そんなわけで一番気になっていた先月の2016年10月18日にオープンしたこちらへまずは向かうことに。久しぶり首都高速から中央自動車道をひた走り、八王子ジャンクションで首都圏中央連絡自動車道へ。その整備道路を下り陣馬街道を進んで行く頃には、雨も止んで空が明るくなって来た。

そんな田舎道に色づく木々が目前に広がり、さらさらと流れる小川がそのせせらぎが聞こえそうなほど道路際を流れていた。かくて自然を満喫しながら、レンタカーを走らせている内に到着。

店舗前に数台だけ停められる駐車場があり、そこに入れようとするとご主人が気づいて誘導して頂き大変スムーズに停められた。

クルマから出てご挨拶すると、気さくに来店を喜んでくれた。千葉から来たことを告げると、遠い所からようこそと受け応えしてくれた。血縁者だったか、千葉大学の教授をされていることまで教えてくれた。それにしても風光明媚な周辺で、吸い込む空気からして美味しかった。

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さっそく入店して行くと奥さんと娘さんがおられ、三人で店舗を運営していることを教えてくれた。近くのテーブル席に案内されて、メニューから烏骨鶏らーめんをお願いすることに。なお提供メニューは至ってシンプルで、醤油味の烏骨鶏らーめんと塩味の烏骨鶏しじみらーめんのみ。

店内にはガネーシャなどの様々な置物があったりして賑やか雰囲気を醸すフロアだった。一番奥に大型液晶テレビが据え付けられていて、その傍にはまんが日本昔ばなしのVHSビデオ全巻セットがあった。

ウコハウスむぎさわなる店舗で以前から烏骨鶏の有精卵たまごをアローカナ種等と共にこの建物で販売していたそうで、ラーメン店となった現在でも店頭に売り場を設けてそんな卵を販売されていた。

所有する畑で現在烏骨鶏を150羽ほど飼育しているこちらだそうで、そこでは名古屋コーチンにアローカナや岡崎おうはんも一緒に飼育しているそうだ。

烏骨鶏の鶏肉は食肉には向かないものの、鶏ガラは長時間炊くと良いダシがとれることを奥さんが気がつき、このラーメン店を始めることを思いついたのだそう。それだけに奥さんの麦澤朝子さんが店主になるそうだ。

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店主のご主人は建築一級技能士で、リフォームメイトなる会社をこちらの敷地で営業していて、普段は住宅リフォームやエアコンクリーニングを手掛けているようだった。

店名由来が気になったのでお聞きして見た。するとはなとり地蔵と言う日本の昔話しがあり、はなとりとは馬を誘導して田畑を耕すもので、鼻が欠けて転がっていたお地蔵さんを綺麗にして安置した老夫婦のお話しだそう。

田んぼを耕す代かきをする大事な時季にお爺さんが寝込んでしまい困っていたところ、お婆さんの元にはなとりをしてくれる小僧さんが現れて、見事な田んぼになって助かったと言う内容らしい。

そんな昔話しから店主の奥さんが田畑を耕すのも店をきりもみするのも一人では無理で、旦那さんや娘さんが居てこそでありそれを忘れないで行こうと言う一念から命名されたようだった。

そのはなとり地蔵のお話しも田植地蔵と言うタイトルで日本昔ばなしのVHSビデオ全巻セットの中にあり、出来る間に時間があったのでお願いして見させて頂いたが、若干元の内容とは違うものの話しの筋道は同じだった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、それは実にしみじみとした美味しさで実にたまらないもの。麺は岩手県釜石市の山平製麺謹製の細ちぢれだそうで、この麺もまたかなり素敵だった。

中国四千年の歴史が伝える薬用鶏である烏骨鶏の鶏ガラを、陸奥湾で水揚げされた焼干いわしと共に炊いたスープだそう。

ご夫婦は青森ご出身らしくそれだけに利用される焼干しやしじみは、全てご夫婦出身地の青森産のものを利用しているそう。なお味玉は店頭でも販売している烏骨鶏のたまごだそうで、魚と同じDHAやEPAが含有するアルカリ性食品だそう。

豚チャーシューは取引先の精肉店の店主に脂身が少なく柔らかい豚肉を希望したら、肩バラ肉がベストと提案を受けてそれにしたそうだ。肩バラ肉のチャーシューとは素晴らし過ぎるもので、なるほどな食感と旨さだった。

また具としてお麩が入るラーメンでお聞きすると、青森のラーメンにお麩は欠かせないそうで、こだわって弘前から取り寄せているそうだ。

店主出身地の青森脇野沢では焼干しラーメンと言うご当地ラーメンがあるそうで、それを烏骨鶏を使ってブラッシュアップしたこちらならではのラーメンとなるようだ。

それにしても素敵なラーメンで、それだけに気がつけば完食だった。いや、拍手喝采・感慨無量・恐悦至極・質実剛健の素晴らしさで、品行方正・英華発外・一往深情・気炎万丈の美味しさと言うしかなかった。

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★ うこっけいらーめん処 はなとり

※公式サイト~http://hanatori.xyz/
住所/東京都八王子市上恩方町2007-1 TEL042-659-2530 定休日/定休日/不定休 営業時間/11:00~※スープ無くなり次第終了(17:00頃)
※アクセス
西東京バス霊園32系統の高尾駅北口初陣馬高原下行き(1時間に1便程度)に乗車し、宮の下停留所で降車して100mほど戻った右側にあり。


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