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灰色に染まる層積雲が秋の青空をまた覆い隠し木々の色付きがさらに加速していた、ともあれ雨の予報は朝方は見られなかった十一月霜月上旬祝日前日の二日水曜日。

今日も仕事が終わって外に出ればこれから雨が降り出すようで、不意の秋雨に手持ち傘を確認したそんな午後七時過ぎだった。

昨日の2016年11月1日から、らーめん金伝丸渋谷本店鬼そば藤谷北海道らーめん味源熊祭おくむらが営業している、そんな渋谷センター街の渋ビルヂングにこちらがオープンしたとして気になるところとなった。

東急目黒線洗足駅周辺にも新宿阿闍梨NZなる店舗が2016年10月31日オープンしたばかりで、もしや麺や阿闍梨の怒涛の多店舗展開のプロローグなのだろうかと思うしかなかった。


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時に大手外食レストランチェーンで直ぐに思い浮かぶ企業と言えば、やはり真っ先に出て来るのがガストやバーミヤンに夢庵などを運営するすかいらーくグループではないだろうか。

郊外型ファミリーレストランの先駆けとして1970年にスカイラーク1号店が国立市内にオープンし、当時飛ぶ鳥を落とす勢いで店舗拡大がなされて行ったものだ。

1993年にはテーブルサービスレストランとして、国内初の1000店舗も達成したものの、その当時バブル崩壊により低迷期に陥っていた同企業のようだ。そんな打開策として、新業態店となるガストを、小平市内に1号店としてオープンさせた。

その後400店舗を1年でそのブランドへ移行したが、セルフ化による低価格化戦略は特効薬にならず業績は上がらずに不振が続いたと言う。

そんな時期にスカイラーク創業1期生であった小池氏と、すかいらーく総料理長を歴任していた江面氏に、矢田部氏なる方の三名で1999年新宿曙橋周辺に創業させたのが麺や阿闍梨だそう。

そのラーメン店を運営する企業名は、株式会社KEYフードサービスなる会社で、代表者三人の頭文字が付けられた会社名だった。

2000年には2度訪ねた市川市鬼高複合商業施設内に市川店を開業させたものの諸般の事情の中で、創業時よりスタッフとしておられた松元健一郎氏に本店運営権利を2006年に譲渡した。

松元氏はそこで有限会社藍創カンパニーなる会社を設立しその代表者として本店を運営。その時はまだ市川店はKEYフードサービスが運営していたが、2012年2月にはそちらの店舗も買収する形で松元氏の店舗となり、その頃に会社も株式会社化している。

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そんなわけで仕事帰りに、こちらへ立ち寄ることにした。渋谷に山手線電車が到着する頃には雨が降り出していた。ハチ公改札から外に出て冷たい雨が渋谷の街を濡らす中を折り畳み傘を開いてこちらへ向かった。

駅前のスクランブル交差点から渋谷センター街に入って行く。今夜も人で溢れかえる界隈だった。二つ目の十字路の右側手前にある渋ビルヂングに入り、エレベーターを3階で降りると、なるほどこちらの店舗入口があった。

その入口には先述している運営企業代表者である松元健一郎氏の名が、まるで個人宅の玄関のように表札が掲げられていた。

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さっそく入店すると券売機が待ち受けていて、そのメニュー内容を確認させて貰いながら肉汁多めと言うかき揚げが乗る阿闍梨醤油ラーメンを選んだ。

そしてサイドメニューも行くかとなって焼豚丼のボタンを連打し、杏仁豆腐の蘊蓄インフォにこの際だからとなって思わずそのボタンも連打した。

一番だしラーメンは和風魚介出汁200に肉系スープ100のバランスにしているそうで、それ以外のラーメンは肉汁テイストで肉系スープ250和風魚介出汁50にしていると言う。

小田急線渋沢駅周辺に位置する秦野本店の無化調らーめんを、そことはまた違った食材シフトで提供する渋谷店だそうで、こちらでは和風魚介出汁にアゴの焼干しと鰹節に昆布も利用しているのだそう。

厨房前にあったテーブル席が空いていたので、これ幸いとそこに腰掛けさせて貰った。着席して程なく次回利用出来る、トッピングサービス券を頂くことが出来た。

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表札に掲げられた店主の松元健一郎氏がおられて、今回はいつも以上に色々とお聞きして、様々なこちらのことが判った次第だった。

券売機ボタンがいかにもムジャキフーズ系らしきこちらだが、その企業が管理運営している建物の関係だからだそうで、こちらはムジャキフーズ関連企業ではないことを教えてくれた。

なおラーメンにかき揚げを乗せたそのいきさつは創業時に特製仕様のラーメンを発売しようとした時、こちらの当時の常連さんが一番だしスープに天ぷらのかき揚げが合うのではと言う提案があったからだそう。

それ以降そのかき揚げトッピングが、こちらの不動の名物となったそうだ。確かにその通りだと思った。ちなみに本店では、季節の食材を利用した、かき揚げが選べるそうだ。

なお数日前に洗足駅周辺に開業した新宿阿闍梨NZなる店舗は、創業初代店主の小池氏が新宿曙橋時代のラーメンのレシピの提供と、店名の暖簾分けを市川店の関係者なのか定かでないがその方に許可したものだそう。

店名の末尾に付くNZは、その店主になる方が中園氏なる方らしく、なるほどと言うしかなかった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、それはもう大号泣出来る味わいが、実に途轍もなくたまらないもの。

厳選した豚骨・丸鶏・鶏ガラ・モミジに数種の野菜をじっくりと炊き込み旨味を引き出すため一日熟成させているスープだそうで、その風情の良さと言ったらなかった。

やはり揚げたてのかき揚げが実に美味しく、平塚大木製麺謹製の中細ストレート麺がこれまた素晴らしく、豚バラロールチャーシューも素敵だった。豚チャーシューは今後、肩ロース肉にして行く予定だそう。

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焼豚丼に杏仁豆腐もとんでもない美味しさで、それだけに気がつけば完食だった。いや、観感興起・猛烈号泣・完全無欠・驚心動魄・感慨無量・拍手喝采・余韻嫋嫋・恐悦至極と言うしかなかった。

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★ 無化調らーめん 阿闍梨 (アジャリ) 渋谷店

※公式サイト~http://ajari.jp/
※公式ツィッター~https://twitter.com/menyaajari
住所/ 東京都渋谷区宇田川町24-6 渋ビルヂング 3階 TEL非公開 定休日/無休 営業時間/11:00~22:00
※アクセスJR山手線渋谷駅ハチ公改札下車。駅前交差点から渋谷センター街に入って行き、二つ目の十字路の右側手前建物の3階にあり。


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