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薄い水色した爽やかな青い空から目映ゆい陽射しが往く秋に向かって注いでいた、そんな十一月霜月後半十八日の休日金曜日だった。

どうやら残念ながら悲しくも今夏も訪ねた御徒町来集軒が閉店してしまったらしく、店頭の閉まったガラス戸にその閉店を知らせる案内が少し前に貼られたようだった。

御徒町とこちらが交流でもあれば何かしら判ればと思い、そんな二度訪れた八広来集軒のラーメンを久しぶり愉しみたいこともあって、それならばとなり出掛けることにした。

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そんなわけで昨夜も下車した京成押上線八広駅に降り立ち、はなみずき通り・八広小学校側出口から外に出て、前方のゆりのき橋通りを右手へ歩いて行った。

都内街路樹の銀杏並木も黄色く色づいて、そんな秋の深まりながら陽射しもあってか、冷え込みはそれほどでない正午頃だった。

国道6号四ツ木橋交差点をさらに直進し、そこから80mほど歩いた頃だろうか、6差路の右手寄りにこちらが今日も佇んでいた。

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1951年の昭和26年に創業した歴史的佇まいのフロアへさっそく入店して行くと、以前の時にも見掛けたような気がする居酒屋使いする複数の常連さんで賑やかな店内が広がっていた。

奥側の方は空いていて丁度以前のレポートでに触れた、創業時の系列店が列記された大鏡の前に促されてそこへ腰を降ろした。

そこには今も製麺部を持つ本店の浅草合羽橋に、その周辺店の竜泉寺と桂町、さらに上野創業1号店が移転した加須町、もう一つの埼玉関連店の浦和

そして新橋と尾久と大塚と千住に、今回閉店した御徒町の竹町の以上の系列店が名を連ねていた。

そんな終戦まもない力道山がデビューし日本プロレス元年と言われ、第1回NHK紅白歌合戦が放送された年にこちらが開業したものだ。大鏡に記述されている大老舗の来集軒は、これで浅草本家と埼玉の加須町と浦和のみとなってしまった。

しばらく前に桂町出身の東大島、日本堤店主の堀切を訪れている。先日は日本堤の流れを汲むのぶちゃん@吉祥寺を見つけたが、小村井来集軒 もまたそちらの出身だった。

埼玉周辺の営業店は大抵は加須町の出身で、日本堤出身の方もまだ多く営業していると聞く。地元本八幡にも来集軒が営業していたことがあり、こちら出身の店主だったが残念ながら既に閉店してしまった。

壁面に書き連ねた提供メニューを確認しつつも予め決めていた、チャーシューメンと半チキンライスをオーダーすることに。そしてこの際だからとなって、気まぐれで餃子も追加注文した。

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お互いがこうした外食店を営業して当然ながら経営も違うだけに、御徒町来集軒の閉店はご存知なかったようだった。

来店客の顔がなるべく映らないよう心がけながら店内の小物等を撮影している内に、先述した常連さんの方々と仲良くなってそんな世間話しに花が咲いた。

壁面には古い色紙の傍には麺の仕入先であろう、東浅草に位置する有限会社小菅製麺所のカレンダーが吊されていた。ふと見ると明後日の20日は、夜営業のみらしく、その案内が大鏡に貼られていた。

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常連さんは平均50~60代の方々で、5~6人ほどおられた。この界隈におられる方々で、良き時代から営業しているこちらで当時のことを語らい尽くしているそんな昔かたぎの人々なのだろう。

するとそのお一人がさりげなく、一品料理の酢豚を追加でオーダーをしていた。あ、パイナップルは抜いてね、と一言付け加えていた。すると隣りの方がパイナップル?と返す。

するとパイナッポーと言い返した。パイナッポー?と更に聞き返す。すると、パイナッポー、アッポーペンと言っていた。現代人そのものだった。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、さすが来集軒と言う素晴らしい味わいで、それはもう、とんでもなく実にたまらないもの。

小菅製麺所謹製らしい中細麺に、穏やかでしみじみと来る豚骨鶏ガラの醤油スープが絶妙に絡んで来て、それはもう号泣ものの素晴らしさと言うしかなかった。

チャーシューは柔らかい豚バラロールチャーシューでこれまた良かったし、メンマもしなやかな持ち味がやはり泣けた。

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単なるケチャップ風味でないチキンライスもこのまま時間が止まって欲しいと思ったくらいだし、焼き餃子もラー油と醤油とお酢のタレに漬けて頬張れば、この上ない満足感に至福のひとときが訪れた。

それだけに、気がつけば完食。いや、有頂天外・歓天喜地・欣喜雀躍・手舞足踏の素晴らしさで、拍手喝采・感慨無量・恐悦至極・余韻嫋嫋の美味しさだった。

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★ 中華料理 来集軒@八広

住所/東京都墨田区墨田4-48-14 TEL03-3611-6931 定休日/水曜日 営業時間/11:00~14:00中休17:00~21:00(20:00過ぎL0)
※アクセス
京成押上線八広駅下車。はなみずき通り・八広小学校側出口から出て前方のゆりのき橋通りを右手に進んで行き、国道6号四ツ木橋交差点をさらに直進し、そこから80mほど先の6差路の右手にあり。


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