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昨夜の雨も上がり目映ゆい陽射しがまだ濡れてくすむ路面を乾かしていた、気温がやや高めが続くそんな十一月霜月下旬二十二日の休日火曜日だった。

店主の川瀬裕也氏が新宿曙橋に開業させた灯花の3号店が、つい先日の2016年11月17日四谷四丁目交差点傍にオープンしたとして気になっていた。

数日前に仕事帰り店頭へ立つも、スープ切れらしく早々と閉店してしまい、ありつけずその日は止むなく他店に流れるしかなかった。こうなれば休日に、また訪ねるかとなった。

以前にも触れているように大学時代から10年近くラーメンを食べ歩いて来たいわゆるラーメンフリークだった方で、独学で自作ラーメンを作り友人に振る舞う内にラーメン店開業の夢を持つようになった方らしい。

立川ラーメンスクエア主催ラーメントライアウトの出場などを経て、新宿曙橋周辺に塩つけ麺灯花を2012年6月30日開業させた。そちらは野菜不使用による丸鶏・鶏ムネ肉・手羽先の鶏スープで、鯖枯節とウルメ枯節にシロクチ煮干・国産真昆布・国産椎茸の魚介を合わせたラーメンらしい。

そして昨春の2015年4月27日創業店が狭かったこともあってか、その直ぐ近くに2号店の鯛塩そば灯花をオープンさせた。こちら同様に動物出汁不使用で、宇和島産真鯛中骨100%のスープによる鮮魚系魚介ラーメンだ。

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そんなわけで総武線緩行線電車で四ツ谷まで出て、東京メトロ丸ノ内線電車に乗り換え一駅だけ乗車し四谷三丁目で下車して、先日ありつけなかったこちらの店頭へリベンジとばかりにやって来た。

正午まもない時間で周辺人気店の新しい戦略による新店の開店に、入口ドアが休む暇が無いほどに盛況な店内のこちらだった。

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さっそく入店して行くと右手に券売機が在り、その前に立ち発売中の京都山椒使用の京山椒薫る濃厚担々麺が気になりながらも、中華そば・焼飯(小)セットを選んで味玉と肉増しのボタンを連打することに。

その他に京都九条葱まぜそばなる提供メニューもあったが、そちらはまだ提供を開始しておらず、定かでないが来月辺りから始めるのかも知れない。

チケットを手にして奥へ進むと少ない空席の入口寄りのカウンター席に案内されてそこに腰を降ろした。奥寄りに厨房があるこちらで、一番奥には黒いシャツを着ていた川瀬店主もおられた。

店名由来だが店主公式ブログを開くと、その中で紹介されているのを見つけた。今回主力メニューの一つが京都醤油使用の中華そばであることから、その意味合いで灯花の上に京紫と据えたらしい。

そして百花繚乱が様々な花が彩り美しく咲き乱れるように、これまで塩だけだった灯花が新たな挑戦となる醤油味と担々麺のその味わいも開花させる意味合いで店名の下に繚乱と付加させたのだそう。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、猛攻怒涛の醤油の持ち味に、手に持つ箸の速度が加速して行くしかなかった。創業1879年京都澤井醤油の再仕込醤油による、動物出汁不使用の優しい風合いの節系魚介清湯醤油スープが実に泣けた。

そこに泳ぐ加水低めの中細ストレート麺は、創業1931年の京都老舗製麺所麺屋棣鄂謹製のものらしく、可憐な持ち味がこれまた良かった。香味油にも、節を利用しているらしい。

本店・2号店ともに製麺所は三河屋製麺だったが、こちらは京都醤油もあってそこに落ち着いたのだろうが、棣鄂とは庭桜が花開く形容を意味するもので、思わず店名由来で触れた百花繚乱の言葉が再燃するもの。

ともあれ京紫を使用した中華そばを、花開かせるには打ってつけの製麺所と言えた。九条ネギもそうした風情を倍加させていた。

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チャーハンにも手を付ければ下味がしっかり付いたもので、濃い醤油味の中華そばと一緒に口にしても大いに満足出来る風合いで良かった。盛りも小ながら多めで量も嬉しいもので、もち・パラ・ふわ・サラリと王道チャーハン街道まっしぐらと言えてこれだけで愉しみたくなったほどだった。

チャーシューに味玉も実に素敵な美味しさで、それにしても絶妙極まる味わいが実にたまらないものだった。ふと見れば軽く炙った感じの油揚げが入っているのを見て思わず感心するしかなかった。

京都の食文化において油揚げはなくてはならないもので、京都人は大きい厚揚げをお揚げさんと呼んで親しんでおり、そのことをよく知っておられる店主なのだろう。それだけに、気がつけば完食だった。

こうなると丼や器は京焼きかと帰りがけ店主にお聞きすれば、そこまで考えてなかったそうで、素直な返事に店主の素晴らしさを知りさらにこちらのファンとなってしまった。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てしなく、英華発外・気韻生動・一往深情・軽妙洒脱・観感興起の嵐吹き荒れる素晴らしさで、拍手喝采・驚心動魄・英姿颯爽・恐悦至極・完全無欠の際立つ感動を覚えるしかなかった。

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★ 京都醤油らーめん 京紫 灯花繚乱

※店主公式ブログ~http://ameblo.jp/sio-toka/
※公式ツィッター~https://twitter.com/siotoka?ref_src=twsrc%5Etfw
住所/東京都新宿区四谷4-7 小林ビル1階 TEL調整中 定休日/日曜 営業時間/11:00~21:00 ※2016.12.1~ 23:00閉店
※アクセス
東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅下車。新宿通りを新宿御苑前駅方面へ歩いて行き、四谷四丁目交差点の直ぐ手前の左側にあり。


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