jinbochomuku01

曇りがちな空は青い表層を隠して、そんな冬色に染まる灰色に滲む天空から淡い陽射しが注いで、これから持ち直す予報が出ていた冬至前日の十二月師走二十日の休日火曜日だった。

麺屋武蔵出身店主が営業していたらしい麺処美空が、残念ながら2016年10月31日を以て閉店してしまったようで、その跡地店舗に同じ出身先店主のこちらが2016年11月22日に入れ代わるようにして開業したようだ。

サイドメニューが提供し始めた頃に訪ねて見るかと考えていたが、そろそろ大丈夫だろうとなって昼営業のみのこちらだけに、休日を利用して出掛けることにした次第だった。

jinbochomuku02

jinbochomuku03

そんなわけで本八幡から都営地下鉄新宿線急行電車を利用して、古本街とも学生街ともカレー街とも称されるそんな神保町へやって来た。

駅上の靖国通りを小川町方面に進んで行き、右カーブの位置に在る錦華通りを左折して250m程度歩いた頃だろうか右側に風情も良くこちらが佇んでいた。

ふと見ると開店まもないラーメン店もあってか、周辺の方々が何人も店内へ吸い込まれて行った。店頭撮影は帰りがけにするかとなって、入店して行く先客の後を追うようにして入って行った。

jinbochomuku04

jinbochomuku05

すると左手に券売機が待ち受けていて煮干そばと背脂煮干そばに、デフォルト・味玉入り・肉増し・特製仕様が選べるようになっていた。

店頭の立て看板に肉増し煮干しそばが案内されていて、それに後ろ髪を引かれながらもその前に立って特製背脂煮干しそばを選んで、もちろん押せるようになっていた肉飯のボタンを連打した。

振り返って奥に進めば、ほぼ満員の店内が広がっていた。中ほどの空いたカウンター席に案内を受けて、その途中にあった冷水機で冷たい水をコップに注いでからそこへ着席した。

カウンターの向こうは比較的狭い厨房スペースになっていて、そこに店主と店主の従姉妹になるらしい女性スタッフと、もう一人男性スタッフの三名がおられた。

券売機に並盛160gか終日無料の大盛240gか選べる旨の案内がなされていたので、チケットを手渡す際に大盛でお願いすることにした。

ふと見るとなるほど茹で上がった麺の湯切りを、店主が華麗で見事な手さばきでテボを操っていた。その湯切りは正しく麺屋武蔵のそれで、しかもそれは麺屋武蔵無骨に近い間合いと見た。

盛況な店内で後続客が続く時間帯だけに、そこはさりげなくお聞きすると勤務先周辺で営業している麺屋武蔵虎洞におられたそうだ。

しかしながら当初は御徒町の無骨だったそうで、やはりそこでそちらの先輩に教習などを受けたところなのだろう。程なく到着。

jinbochomuku06

jinbochomuku07

jinbochomuku08

jinbochomuku09

jinbochomuku10

jinbochomuku11

背脂の量は多くなく少なくなくの絶妙な量で、やや厚くスライスされた豚バラ肉チャーシューが、特製仕様とは言え赤字覚悟の出血大サービスのようにこれでもかと麺の上に並べられていた。

それではと行かせて貰えば、その穏やかな中に芯のある持ち味が実にたまらないもの。

鶏ガラをベースにした清湯醤油スープだそうで、節類は使用せずに煮干しのみで魚介を効かせた感じだった。味玉もなかなかで、メンマも美味しかった。

背脂はしつこくならないよう配慮している風合いが素敵で、カネジン食品謹製の幅広平打ち太縮れのプリプリとした多加水シフトの麺がまた良かった。

背脂・煮干し魚介出汁・平打ち極太麺・玉葱の微塵切りといい、杭州飯店に端を発する燕三条系のラーメンをクセにならないよう薄口系醤油とサラリとした背脂で提供しているような風合いだった。

jinbochomuku12

jinbochomuku13

甘辛の生姜醤油風味の豚バラ肉がしっかり盛られ青ねぎが入る肉飯も大号泣出来る素晴らしさで、それだけに気がつけば完食。

いや、まさしく天真爛漫・天衣無縫・清浄潔白・純真無垢、拍手喝采・恐悦至極・恍恍惚惚・光彩奪目、百花繚乱・大胆随喜・剛毅果断・意気衝天、謹厳実直・質実剛健・絶妙可憐・切磋琢磨。

そして、気韻生動・英華発外・驚心動魄・感慨無量、愛情燦々・人情滔滔・恐懼感激・感恩戴徳、錦心繍口・山紫水明・軽妙洒脱・英姿颯爽、一心不乱・終始一貫・心満意足・余韻嫋嫋と言うしかなかった。

jinbochomuku14

jinbochomuku15

★ 中華そば 無垢@神保町

※公式ツィッター~https://twitter.com/ChukaSoba69
住所/東京都千代田区猿楽町1-3-6 原ビル1階 TEL非公開 定休日/日曜・祝祭日11:00~14:30 売切次第終了
※アクセス
都営地下鉄新宿線神保町駅下車。駅上の靖国通りを小川町方面に進んで行き、右カーブの位置に在る錦華通りを左折して250m歩いた右側にあり。


ラーメン ブログランキング