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南寄りの風が雨雲を導いたのか灰色の表層から雨が降り出し外気は年の瀬にしては温かい20度に届く勢いだったものの、正午頃から一転して北風に変わり気温が著しく下がり厚着で出掛けた十二月師走下旬二十七日の休日火曜日だった。

浅草周辺に気になる新店がオープンしていて、本日こそとなって休日を利用して出掛けることにした。2016年12月10日にプレオープンし、翌日の2016年12月11日から本開業し営業しているようだ。

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そんなわけでJR総武線緩行電車に乗車し、浅草橋で都営浅草線電車に乗り換えまたしても浅草へやって来た。

雷門通りに出て浅草雷門を横目に国際通りに向かって進んで行き、その横断歩道を渡ってさらに前方の菊水通りを歩いて行く。

荘厳な本堂で知られる東本願寺の信号交差点を右折して、一つ目の十字路を越えた先の右路地の入口に店舗案内があり、ここかとなってその路地を右折すると程ない左側に風情も良くこちらが佇んでいた。

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さっそく入店して行くと券売機のないフロアで、外観同様にその佇まいは何処よりも和風で風流な面持ちに満ち足りていた。

自家製麺で無化調の人気店 麺や七彩で三年間修業を重ねて来られた、福井ご出身店主の村田氏だそうで、七彩出身だけに同様の自家製麺と無化調スープがウリのこちらだ。

メニューリストに目を通してから予定通りに、醤油味玉のチャーシュー増しとおろしそば(冷)に、この際だしと自家製ソースのカツ丼もお願いすることにした。

麺が選べるような案内がメニューに見受けられたが、現在は細麺のみだそうで年明け頃からもっと太い七彩らしい手もみ麺も提供する予定らしい。

店名は代々伝わる屋号だそうで、思わず財閥系なんですねと言うと、全く無関係であることを教えて頂いた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば穏やかでいて途轍もなく力強い、それは七彩で三年修業しただけではない、もっと違うセンスと言う言葉では片付けられない味わいを感じるもの。

お聞きすると詳しくは教えて貰えなかったが、福井でも外食店のお仕事をされていたようだった。

丸鶏に鶏ガラベースの鶏オンリーの清湯スープだそうで、その濃厚な持ち味は豚骨のように厚いもので魚介も効かせたものらしかった。平打ち中細ちぢれの自家製麺も、やはり大号泣出来る素晴らしさ。

多加水気味だったのでそうお話しすると中加水だそうで、そこで加水率をお聞きすれば38%ほどだそうで、都内であればやはり多加水麺と言えるだろう。

華麗なビジュアルの豚ロース肉の低温調理に、醤油の酸味が豚の旨味と合わさった風合いがたまらない豚バラ肉のチャーシューどちらも甲乙つけがたい素晴らしさ。

極太メンマと思わせてその一つを蓮根にしているのだそう。レンコンと言うとえぐみが気になる根菜だが、故郷周辺の代表的な野菜で知られる加賀れんこんを利用しているそうだ。

なるほど定評通りのエグミが殆ど感じられない品種のもので、そこはもうさすが加賀百万石北陸新幹線祝開業と言うしかなかった。ちなみに昨春開業した北陸新幹線長野~金沢間だが、今後は福井を経由して敦賀まで2023年開業予定となる。

その際に店主の奥さんから、未定になっていた敦賀以西がつい先日小浜京都ルートに決定したことを教えてくれた。ネットで確認するとその通りで、北陸新幹線全線開業は何と30年後の2046年予定と言う。閑話休題。

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そして、おろしそば(冷)が到着。屋号が三井で福井が地元で、花かつおがと刻みネギがあしらわれた、このおろしそばのビジュアル。

帰宅してからお聞きした言葉を整理している内に気づいただけに確認してないので定かでないが、寺尾聡さんの実父で名優の故 宇野重吉氏がこよなく愛したと伝えられる、1837年天保八年創業の越前おろし蕎麦を提供する福井老舗蕎麦店の三井屋と関係がある方なのだろうか。

見た目はそんな越前おろし蕎麦で、言われないと判らないが、その麺は全粒粉入り低加水麺だそうで、いわゆるところの中華麺だ。味変用に揚げネギ香味油が小皿に用意されていた。

それではと行かせて貰えば、もうその縦横無尽の果てない素晴らしさに、只々黙々とひたすら手を止めることなくその虜になるしかなかった。なんと言うなかなかの風情で、なんと言う素敵な持ち味なことか。

つけ汁は醤油ベースでそこに大根おろしを適量入れたもので、その素晴らしさは中国数千年の奥義も比ではないように思えたほどだった。

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自家製ソースのカツ丼も福井名物のものらしく、これまた大絶賛の美味しさ。薄切り豚肉をオーダーを受けてから店内で揚げたものを、ウスターソースにくゆらせ染み込ませてからアツアツのごはんに乗せたもので、白米は福井産こしひかり龍の郷だそうで実に良かった。

うまいラーメンに素晴らしいチャーシューだけなく、福井へ行って帰って来たような満足感に思わず気がつけば完食。

年末29~31日は15時閉店で、年明けは四日まで休業し、五日から営業を開始する予定だそう。いや、心満意足・余韻嫋嫋・恐懼感激・感恩戴徳・感謝感激・感涙号泣・完全無欠・猛烈感動の素晴らしさと言えた。

そして、威風堂々・一意専心・気宇壮大・百花繚乱・光彩陸離・星河一天・絢爛華麗の満足度で、欣喜雀躍・手舞足踏・絶妙可憐・切磋琢磨・拍手喝采・恐悦至極と来て、北陸万歳と出ると加賀万歳が出て来るしかなかった。

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★ 麺 みつヰ@浅草

※公式ツィッター~https://twitter.com/men_mitsuwi
※公式サイト~https://men-mitsuwi.tumblr.com/

住所/東京都台東区西浅草2-10-4 あけぼのビル1階 TEL非公開 定休日/未定(年内無休) 営業時間/11:00~14:30中休17:30~21:00 ※土日祝11:00~15:30
※アクセス
都営地下鉄ほか浅草駅下車。雷門通りに出て国際通り方面へ進んで行きその横断歩道を渡ってさらに直進し菊水通りを歩いて行く。東本願寺が在る信号交差点を右折して一つ目の十字路を越えた先の右路地を入り程ない左側にあり。東京メトロ銀座線田原町駅、つくばエクスプレス浅草駅からほど近し。


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