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セルリアンブルーの天穹から冬の柔らかな陽射しがそそいで、北寄りの風が強まり寒波が街を震わせていた、そんな一月睦月上旬松の内五日の休日となった木曜日だった。

麺庄グループ店に無化調・無添加だけでなく石臼挽き自家製麺もウリにした、新たな店舗が護国寺周辺に年の瀬も迫った2016年12月23日オープンしたと知り気になっていた。

しかしながら諸事情の状況の中で行けず、その内に年末年始休業になってしまった。昨日からどうやら年始明け営業が始まったようで、それならばと休日を利用して出掛けることにした。

庄野智治氏が2005年9月15日市谷左内町に創業させた麺や庄のに端を発する株式会社麺庄が運営するこちらで、その店は手狭となったのか2011年11月20日に道路の向かい側の市谷田町に移転して営業している。

2009年秋にお台場らーめんパーク出店を皮切りに東京ラーメンショーなど多くのラーメンイベントに参加しつつも、これまでに着々と系列店を開業させて来た。

2011年11月20日に二丁目つけめんGACHI、2013年2月16日に麺や庄のgotsubo(ゴツボ)、2013年10月1日に油そば専門店GACHI、2014年8月4日に自家製麺 MENSHO TOKYO、2015年9月18日に麺や庄のラゾーナ川崎店。

そして昨年は2016年2月16日アメリカ合衆国に、サンフランシスコ MESHO TOKYOをオープンさせ、今回オープンしたこちらは総本店とも言える拠点として機能させて行くそうだ。

ちなみに、まぜそば七@渋谷とえびすこ酒場@新宿は、庄野店主がプロデュースして現在営業しているそうだ。

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そんなわけでJR総武線緩行電車で飯田橋に出て、東京メトロ有楽町線電車に乗り換えて、かなり久しぶりに護国寺にやって来た。

出口6より出て前方の音羽通りを右手に進んで行き、講談社本社の前を通って200mほど歩いた頃だろうか、右側建物の1階左寄りに今風な面持ちを有したこちらの店舗入口があった。

なるほど以前は誰からも名店と呼ばれていて残念にも閉店してしまった、柳麺ちゃぶ屋が営業していた店舗だった。

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さっそく入店して行くと右手に券売機があり、薩摩天然温泉水使用と謳う潮らーめんと石臼自家製麺粉100%と謳う挽きたて小麦つけめんだけボタンが押せるようになっていた。

経産豚を利用するものらしい醤油らーめんと、動物性蛋白質不使用らしいヴィーガン担々麺に、ご飯もののサイドメニューは未だ提供していないようだった。潮らーめんと小麦つけめんどちらにするか決め切れずに来たが、どちらを選ぶか悩んだ末に潮らーめんの鴨のせのボタンを押すことに。

振り返ると足元に注意するよう促されて、見ると一段高くなった段差があった。そこを注意して進むと手前寄りのカウンター席に案内を受けてそこに券売機チケットを手渡しながら腰掛けた。

落ち着いた雰囲気のフロアで、照明はプロカメラマンのアドバイスを受けてライテイングしているそうで、より美味しくラーメンが撮れるよう配慮しているそうで、スマホでSNSにアップし情報共有化する現代に即した対応と言えそう。

ガラス張りの製麺室に、思わずちゃぶ屋の良き時代のことが脳裏をかすめた。奥寄りになるほど石臼が勢い良く回転して、製粉された比較的白い小麦粉が見えた。

今月下旬頃からまだ提供していない醤油らーめんと担々麺に、卵かけごはんや鶏丼・鴨丼などのサイドメニューも対応する予定だそう。

なお、潮らーめんはデフォルトで鶏のタタキが入り、小麦つけめんはデフォルトで岩手がもチャーシューが入るそうだ。程なく到着。

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なるほど何とも独特ながら、実に工芸性の高い素晴らしい作品と呼べるラーメンどんぶりに盛られてやって来た。

世界初で着メロダウンロードサービスを手掛けた宮田人司氏がマネジメントする、そんな集団のseccaと共同開発したオリジナルらーめん鉢らしい。石川県金沢市に拠点を置く、工業デザインを手掛けるユニットだそう。

伝統工芸と3D CAD技術を掛け合わせ独自のモノづくりを展開しているようで、この器も最先端3D技術と有田焼伝統製法によって作られたものだと言う。

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薩摩天然温泉水は市比野温泉郷で採取される、薩摩の奇跡と言う国内屈指の超軟水らしかった。三つ葉があしらわれ、兵庫産ケールと茎ワカメが軽く入っていた。

らーめん鉢の平坦な場所にカラスミ粉末が散らされていた。そしてネギを炭化させて粉末状にしたものをまぶしたホタテ貝柱の低温調理したコンフィも乗っていた。それらを途中で一緒に食すよう案内された。

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それではと潮らーめんを行かせて貰えば芳醇な持ち味が実にたまらないもので、なんともプライム感の高さがオーラとなって、その放たれた神秘的なそれは高級な風合いとなって人を魅了させた。

スープはアニマル系食材不使用の宇和島産真鯛と北海道産真昆布とホタテで出汁をとったものだそうで、日本各地の海水塩を使用したと言う塩だれは石川産輪島塩・奥能登玉藻塩・東京大島深層海塩・沖縄産ぬちまーすを使用したものだそう。

そしてその自家製麺は、北海道産玄麦石臼挽き自家製粉を30%と、国産小麦の春よ恋とゆめちからのブレンド粉を70%使用したものらしくとても素晴らしかった。

味の一醸造謹製の天然原料による、ミリン風味発酵調味料味の母も利用しているそうだ。デフォルトで入る昆布〆した朝引き鶏のタタキも美味しく、追加トッピングした岩手がもチャーシューも実に素敵だった。

ワンタンが肉ワンタンならぬ鮪ワンタンだそうでこれも美味しく、それだけに気がつけば麺とスープが消えて行った。その素晴らしさにサイドメニューが未提供だったこともあって、こうなれば挽きたて小麦つけめんも行ってしまえとなった。

そこでスタッフの方にご了承頂いてから、再度券売機前に行ってチケットを購入。そうしない内にオーダーしたつけめんがやって来た。ちなみに麺量は、潮らーめんが120gで、小麦つけめんが200gだそう。

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一緒に薩摩天然温泉水のみがおちょこに入って来て、麺の持ち味をその温泉水につけて愉しめる旨の案内を受けた。軽くそれで愉しむとなるほどと言うものだった。

それではと行かせて貰えば、それはもう縦横無尽の風情がこれまた実になかなかで、蕎麦粉の風味を100%そのまま味わえる十割蕎麦のように、安らぎにも似た瑞々しい持ち味が実にたまらないもの。

こちらは北海道に赴いて買い付けたと言う小麦玄麦の石臼挽き自家製粉が100%らしく、前半はこれまで記憶のない食感に違和感は覚えるものの、慣れて来ればその上質感に心弾む嬉しさを引き起こすものとなった。

カンスイを意図的に低めにしているそうで、それでもぼそぼそした感覚はほとんど無く、むしろ国産小麦由来のムチッとした風情がその雰囲気を高めていた。つけ汁スープは岩手がもと、数種類の野菜を炊き上げたものだそうで、麺の風情をそう壊すことなく、適度な濃さで良かった。

塩だれは石川産輪島塩・奥能登玉藻塩・東京大島深層海塩・沖縄産ぬちまーすと潮そばと同じだが、こちらにはミリン風味発酵調味料味の母を入っていないようだった。

デフォルトで入る皮面を炙って低温調理した岩手がもの風合いも良く、茎ワカメと共につくコシのあるホウレン草のような兵庫産のケールが多めに入っていた。

ケールは強力な高酸化力を持つ栄養素βカロテンが人参の2倍で、カルシウムが牛乳の2倍以上。血糖値を改善して善玉コレステロール促進の効能があるようだ。

サンフランシスコ店をオープンさせたアメリカで出会った食材で、利用する醤油との相性も良かったので具材として使用することにしたものだそう。こちらもまた実に美味しく、それだけに気がつけば完食。

いや、荘厳美麗・美味佳肴・艶麗繊巧・秀麗皎潔・十全十美・尽善尽美・百花繚乱・光彩陸離・気韻生動・英華発外・謹厳実直・質実剛健・完全無欠・猛烈号泣の素晴らしさ。

そして、絶妙可憐・切磋琢磨・一意専心・堅忍不抜・恐懼感激・感恩戴徳・拍手喝采・恐悦至極・一心不乱・終始一貫・崇高冷厳・感慨多端・空前絶後・激泣喝采と言えるものだった。

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★ MENSHO

※公式サイト~http://menya-shono.com/
※公式ツィッター~https://twitter.com/shono_menya?lang=ja

住所/東京都文京区音羽1-17-16 中銀音羽マンシオン1階 TEL03-6902-2878 定休日/火曜日 営業時間/11:00~15:00 標準麺量/らーめん120g・つけめん200g
※アクセス
東京メトロ有楽町線護国寺駅下車。出口6より出て前方の音羽通りを右手に200mほど歩いた右側建物の1階左寄りに入口あり。


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