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雨の予報はないものの強い南寄りの風が朝方は冷え込みの所為で寒さを助長させ、見上げれば上空はドラジェブルーグレイに染まっていた、そんな不安定な空模様の一月睦月下旬二十七日の休日金曜日。

本日も千葉市内所用の日だったがいつもより早く済んで、昼食には早い時間で都内に出るには中途半端な時間なだけに、さてどうするかとなった時こちらが思い浮かんで、それならばとなって4年ぶりに訪ねることにした。

先日は荻窪丸長を訪れたものだが、東池袋大勝軒が丸長大勝軒系だけに、そうした意味ではこちらもまたそのルーツは荻窪丸長となるわけだ。

このサイトを始めた頃から何度となく訪れて来たこちらで、以前は丸長に通ずる発想に及ぶことはなかったが言われて見れば確かにその通りで、それだけ山岸マスターの存在が大きかったと言えるのだろう。そんな山岸一雄氏が他界して、数か月するともう2年になる。

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そんなわけで津田沼から新京成電鉄線を利用して、久しぶり北習志野へ。吹き荒れる南寄りの風がいつの間にか冷え込みと灰色の雲を吹き飛ばして、昼近くになると朝方の寒さが幻に思えるほどだった。

東口側へ出て線路沿いの道路を高根木戸方面に70mほど進んだ、まだ駅のプラットホームが左手に見える右側に風情も良くこちらが営業していた。

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さっそく入店して行くと以前と変わらずに、店主が厨房に立っておられた。始めてこちらを訪ねたのは2002年の夏で、灼熱の太陽がふりそそぐ店頭だった。

大抵は行列が店頭に出来ていたが、正午過ぎながらこの強風もあってだろうか、それもなく店内は疎らに先客が居る程度だった。

朝方の冷え込みもあってラーメンにしようかとも考えたが、やはり久しぶりだけにつけ麺で行こうと思い直して、もり生の中盛に追加トッピングでとろろをお願いして、餃子も行くかと4個の方でお願いすることに。

以前も色々な小物が飾られていたが、今回来て見ると招き猫がこれでもかと並べられていて、猫好きな私にとってはたまらない光景が広がっていた。

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全日提供数量限定メニューで温野菜もりそばなる商品が案内されていて、よく見ると野菜増し無料の案内があり、二郎系の余波はこの北習大勝軒にも及んでいるようだった。

以前に大将はもりそばに生玉子を入れて、黄身を潰さずに食すのが好きだったと聞いたことがあったが、本当にそうなのかさりげなくお聞きして見ると、それは全くのデマであることが判った。

そうした類いの話しをよく聞く店主だそうで、大抵はでたらめである場合が多いそうだ。ちなみに山岸マスターが店のまかないで食すのは、殆どがラーメンばかりだったそうだ。

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そんな店主は20年ほどサラリーマンを続けている内にラーメン屋をやりたくなったらしく、しばらく前から立ち上げた公式サイトにそのようなことが記述されていた。

40代にして意を決し会社を退職し、縁あって山岸一雄店主が厨房に立つ東池袋大勝軒に、修業の道に入った紺野富夫氏だそう。そちらには2年近くおられたそうで、その後1996年にこちらを開業させたそうだ。

大勝軒修業時代は、1998年開業で訪れたことがある麺屋ごとうの店主と一緒に仕事をされていたらしく、チーフ職を任されていたことも今回お聞きすることが出来た。

以前は寡黙そうな雰囲気の店主で大盛況の店内だけに、あまり話し掛けることはなかったが大風のお陰だろう、空いていてついついお聞きしてそんなことが判った。

味噌ラーメンを提供しているこちらで、渾身の逸品となる店主オリジナルのピリ辛味噌ラーメンでそのボリュームもいいらしい。

数量限定で味噌つけも提供しているようで、そちらは九州麦味噌・仙台味噌に胡麻も利用して、一転して若干甘みを出したものだそう。

以前の時はランチタイムにライス無料のサービスがあったが、現在それは夜営業のみとなっていた。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、濃厚な醤油の風情が実にたまらないもの。自家製麺も冥利に尽きる素晴らしい持ち味で、チャーシューがこれまた大号泣出来るものだった。

げん骨・サバ・数種類の野菜・煮干し・豚足によるダシはクリア仕立ての清湯スープで、自家製麺は小麦粉・かんすい・玉子を独自の配合で一日寝かせたものと当日打ったものを固さを計算した上でブレンドしたものだそう。

カエシは小豆島産など5種類の醤油を使用しているらしく、それにしてもこの醤油の風合いに只々引き込まれるばかりだった。とろろとメンマも、実に良かった。

生卵は青森産で唐辛子は韓国物にとろろは無添加にこだわっているようで、熟練の店主だからこそ判るそんな目利きが味に洗練された方向性を生み出している。

ニンニクは臭いが残らないハーブにんにくを利用しているそうだ。無臭ニンニクと違い変わらない旨味が特長として、近年注目されているようだ。

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焼き餃子もさすが熟練店主だけに、これまたかなりの美味しさ。肉餡だけでなくなんと餃子の皮まで自家製だそうで、自家製麺と同じ小麦粉から作るものだそう。

麺が瞬く間に消えてスープ割りをお願いすると、スープが入ったお一人様用ステンレスボトルと小茶碗にレンゲが来て、自由な量のスープを自分好みで愉しめるスタイルで実に良かった。

それだけに、気がつけば完食。帰りは東葉高速鉄道電車で西船橋に出て帰宅することに。いや、敢為邁往・聡明剛毅・軽車熟路・確固不抜・当代無双・至大至高・空前絶後・激泣喝采・気韻生動・英華発外・謹厳実直・質実剛健・一心不乱・終始一貫の素晴らしさ。

そして、絶妙可憐・切磋琢磨・拍手喝采・恐悦至極・有頂天外・歓天喜地・心満意足・余韻嫋嫋・欣喜雀躍・手舞足踏・恍恍惚惚・光彩奪目・恐懼感激・感恩戴徳と言うしかなかった。

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★ 北習大勝軒

※公式サイト~http://www.kitanara-taishouken.com/
住所/千葉県船橋市習志野台2-2-14 TEL047-469-8815 定休日/月曜日 ※祝日の場合は営業して翌日休業 営業時間/11:10~14:40中休17:30~20:50
※アクセス
新京成電鉄・東葉高速鉄道 北習志野駅下車。東口側に出てロータリーから線路沿いの道路を高根木戸方面へ70mほど進んだ右側にあり。


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