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見上げた青い表層は霞みがちでベビーブルーに彩られて、白梅小花の傍でキンカンの実が色づいて、同じ色の淡い陽射しが街角を照らしていた早春の二月如月初日水曜日。

今日も仕事が終わって外に出れば、まだそれほどでなかった穏やかな夜風が漂い、夜空に上弦の三日月が輝き傍に今夜も金星が煌めくそんな午後七時過ぎだった。

昨年暮れの2016年12月12日に高田馬場の早稲田通り沿いで担々麺をウリにしてオープンしたこちらで、そこで重慶酢辣麺に黒チャーハンも提供されているとして気になっていた。

重慶は1997年までは四川省に属していたが、現在は北京市・上海市・天津市と共に中華人民共和国の直轄市として省と同格の一級行政区画になっている。

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そんなわけで今夜こそとなって仕事帰り立ち寄ることにした。通勤電車を中野で地下鉄東西線電車に乗り換えて、またもや夜の高田馬場へやって来た。

早稲田通りを左手に進むと程なく緩やかな昇り坂となって、そこを200mほど歩いた頃だろうか左側にいかにも中華店らしいこちらが風情も良く佇んでいた。

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さっそく入店して行くと左手に券売機が待ち受けていて、徐にその前へ立つ。券売機右手にはライス食べ放題で、麺大盛も無料サービスになることが案内されていた。

四川担々麺・黒ゴマ担々麺・四川汁なし担々麺・重慶担々麺・重慶汁なし担々麺・重慶酢辣麺とラインナップしているこちらで、予定通り重慶酢辣麺を選ぶことに。

酸辣湯麺(サンラータンメン)と言えば瀞みが付いた酸味の強い中国そばでそちらはよく見掛けるが、この酸っぱくて辛い酢辣麺(スーラーメン)を個人店で提供する店は少なく、しかも重慶仕様として提供する中華店はそうザラにない。

辛さ痺れボタンが1~3まで無料で選べるようになって、4は100円で5は150円と有料になっていた。辛さボタンは選ばずに、200円と廉価な特製醤油チャーハンと餃子のボタンを連打した。

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振り返り奥へ進むと店主さんらしき方と共に、厨房スタッフが一人がおられ先客数人が散らばるフロアが広がっていた。チケットを手渡すと大盛無料の案内にそれならばとお願いして、ライスもさらに無料食べ放題と教えてくれた。

親が四川省成都で昔から中華店と製麺所を営んでいるそうで、成都料理は比較的ただ辛いだけに対して、重慶料理は花椒などが入り痺れる辛さが特徴なのだそう。

成都と言えば麻婆豆腐が誕生した街と言われており、100年以上前の成都郊外で陳森富が営む中華店で初めて提供され、それを作り上げたのは店主の妻である劉氏と言われているようだ。

金満軒は正式には看板にもあるように鑫満軒と記すもので、お金がたくさん溜まる店として中国ではポピュラーな店名らしい。程なく到着。

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それではと行かせて貰えば、なるほどこれは大絶賛の酢辣麺で、その絶妙な酸味と辛味の風合いがそれは実にたまらないもの。

鶏ガラベースのスープだそうで、パクチーがまたいい持ち味となっていて、菅野製麺所謹製らしいやや太めの中太縮れ麺がまた素敵だった。

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甘醤油と焦がしの手法で黒くしたチャーハンも実に美味しく、無料ライスで味わった焼き餃子も、さすが実家が中華店と製麺所をやっている店主が作ったものと言えるものでこれまた素晴らしかった。

卓上にあった辛し高菜が良いオカズになりご飯が進んで、さらにライスをもう一杯お願いし、酢辣麺の残ったスープに入れオジヤにして愉しんだ。

それだけに、気がつけば完食。味付けのセンスが良い店主さんで、それにしてもこだわりのある味わい深い重慶酢辣麺とチャーハンと餃子だった。

いや、一心不乱・終始一貫・絶妙可憐・切磋琢磨・崇高冷厳・感慨多端・空前絶後・激泣喝采・剛毅果断・意気衝天・新進気鋭・前途洋々・驚心動魄・感慨無量の素晴らしさ。

ともあれ、恐懼感激・感恩戴徳・拍手喝采・恐悦至極・欣喜雀躍・手舞足踏・闘志満々・意気軒昴・敢為邁往・聡明剛毅・有頂天外・歓天喜地と言うしかなかった。

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★四川担々麺 鑫満軒 キンマンケン

住所/東京都新宿区高田馬場4-12-8 村山ビル1階 TEL03-6908-8491 定休日/無休 営業時間/11:00~翌1:00(24:30LO)
※アクセス
JR高田馬場駅下車。早稲田通りを左手へ進んで行き、200mほど歩いた左側にあり。


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